映画の「極」、極の映画ウィーク②
千秋先輩はどこ行った?
玉木宏がイケメンだけどポンコツヤクザにしか見れないのがいいじゃないか。この監督、たまにセンチメンタルに行き過ぎるとこがあるんだけど(バイオレンス・アクション)、ギャグ撮らせたらそこそこいけるんで(「Gメン」や「おっさんズ ラブ」)ずっとそっちのラインでどーでもいい映画を撮ってほしいと思うのは僕だけ。
特に見所は井口昇も吃驚な空中浮遊シーンやカーアクションシーン。笑いいれながらもそこそこ緊迫したシーンになって楽しい(空中浮遊は何を見せられている感があってよし)。
逆に感傷的なシーンになるとセンスの欠片もないべったべたになるんでそこだけ止めてくれればいいのにと思って見た(あの糞ダサい音楽をバックにかけるともう見てられなくなる)。
演者もみんな楽しそうでよい。こんな映画には竹中直人の悪ふざけや吉田鋼太郎のハイテンションがよく似合う。女優陣も松本まりかの馬鹿演技(この人はさりげない馬鹿やらせると上手!)、安達祐美のバカ演技、玉城ティナの馬鹿演技、きわめはMEGUMIの馬鹿演技と男性演者よりノリノリでいい。
ちなみにくっきー(野生爆弾)が出てくるシーンでは演者のくすくすが止まらないんだけど、あれアドリブかなぁ。この手の笑いは楽屋落ち感あって好きでないんだけど(最たるのは佐藤二郎)、今回は素直に見れた。なんどもやるからくどいってなるんだよ、わかったか福田雄一!
最初のオープニングも東映やくざ映画に敬意が払われて良かった。このノリはありなんですよ。
というわけで楽しんでみました。原作もネットで楽しく読んでます。ま、原作もこんなもんなんだよ。