スコセッシフォールド全開

ウーマン・トーキング 私たちの選択のスコセッシフォールド全開のレビュー・感想・評価

3.2
常に議論は平行線なのと、「去るか闘うか」のテーマにスピリチュアルな言い回しと赦しの定義を盛り込み複雑化され、思考する権利と議論をする権利と選ぶ権利を獲得した女性たちの讃美に高揚はあるのだが、複数派閥の意見統合の瞬間に急ぎとハテナを感じた。あとオーガスト氏が不憫すぎた。

既に知識としてあった「2010年に起きた実際の話」だが、その布石と開示の演出がうまくて分かってても怖かった。遠い昔の話ではない事と、守らなければいけない対象は未来であること。良いメッセージ。