観終わって思い知らされたのがこれがデモ隊と警察の対立であり、民主主義と自由を勝ち取るためのデモ活動に過ぎないということ。それなのに目を覆いたくなるような惨状と、作中の言葉のまま、香港人たちの自由を勝ち取るための純粋な信念と行動に何度も涙した。
何の抵抗手段もなく逃げ回る人に銃口を向け引き金を引くことができるなんて。
やっぱり直視できないしこの時代にそんなことがあるとは信じたくない…。
でも戦争に内戦、テロは世界の至る所で起きているし、軍部が介入しているミャンマーなど日本では報じられる機会が少ない地域でもこれ以上の惨状があることも忘れないようにしないといけない。
武装化しない革命、デモ。
経済活動が前提になっているような法案や権利獲得等はさておき、国家の在り方、方針に民意が反映されることなんて果たしてあり得るのだろうかと後半は自問自答してしまった。
第三国の介入や武器提供もなく純粋な民意が国意を凌ぐことなんて。
ここまで政府側の関与や情報統制、事実改竄。そんなものが明らかになるようになっただけいいのかもしれないけれど、通信を断つことも容易く実行する権力も有ればそれらを嘘、誹謗中傷と開き直ることだって当然にまかり通っている。。
国家と国民。
鶏と卵なのかな…で
なんでかリヴァイアサンの表紙の絵を思い出した。
今日もただただ切なかったけどいい時間が過ごせた。
