寛子さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

園子温という生きもの(2016年製作の映画)

3.3

冒頭、酔っ払いすぎだよー。
神楽坂さんが泣いたところで、グッときた。
「デザインの意図が透けて見えるうちはくだらない」って言葉好きなんだよな〜。

おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

3.9

画がずっと綺麗だった。挿入歌のyogeeも良かったし、喧嘩のシーンが1番自然で上手だった。
ただ、みんなで写真撮ったところ、もう少し写真が見たかったな、と思った。
あと、妹がお兄ちゃんが来るってわかっ
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.8

緊急事態宣言と被って行けず、やっと観ることのできたミッドサマー。約3時間、飽きずに集中して観れました。
"ホラー映画"と謳われているが、ホラーとはちょっと違うような気がした。イカれ方が度を越していた所
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

シアーシャ・ローナン凄かった…「レディ・バード」といい「グランド・ブダペスト・ホテル」といい、力強い女性を演じるのが上手い。まだ26歳かい。
ティモシーシャラメが憎い!憎い!
これは回想なのか?今の話
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死霊館(2013年製作の映画)

3.5

「ハリポタ」、ヒッチコック「鳥」、「パラサイト」を彷彿とさせる描写が面白かった。「実話に基づく」ってだけでゾクゾクする。映画なんだけれど、テレビの心霊番組観てる気分にもなった。アナベルから突如話が飛ん>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.3

「アナと雪の女王1」とやっぱり比べてしまうけれど、2はとても疾走感があった。
全部ちゃんと見せたいのは分かるけれど、もうちょっと個々をじっくり観たかったな〜という印象は否めない。スターウォーズみたいな
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サッドティー(2013年製作の映画)

3.6

少なくともミドリはちゃんと好きだったのでは…。振ったら振られるし、振られたら振るしで世の常みたいなものが凄く見えたな。
自分はあの人に好かれてるから大丈夫、っていう謎の優越感とかリアルだった。
世間は
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ちょっとだけ「レディ・バード」を思い出した。
お父さんとエリーのシーンが良かった。お父さん博士号まで取ってるなら英語やれそうだけどな…そういう問題ではないのだろう…。
エリーとアスターが道路の中央線を
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「A」(1998年製作の映画)

3.6

やっと観れた…。
オウム真理教のやってしまったことが大きすぎて、個々の人柄が良かったとしてもかなり分厚いフィルターが世間からかけられる。
また、1人に対して悪い印象があるとその人が属している組織も悪く
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エスター(2009年製作の映画)

3.4

終始、エスターにイライラした…マックスはとても可愛い。驚かせにきている演出やバイオハザードのような主観的な演出はやっぱり辛い…。水面下での戦い、水球でもあんなに戦ってないと思う…。
子どもを産んだ母親
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.2

ローマとヘルシンキで集中力切れかけたけど、かなり良い映画だった。アキも実は話を聞いていたんじゃないかって思った。
運転手の女の子ももちろんだけれど、おじいちゃんが何より可愛かった。「キッチンストーリー
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.8

同じ時間軸を異なる視点から物語る構成ものが大好きなので、面白かった。3編、繋がりはあるのだけれど、強い繋がりだったりは無くて、無駄に絡んだりしないのも良かった。エルヴィス・プレスリーは名前しか聞いたこ>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.6

CGは凄くチープだったけれど、その怪物がメインではないから問題無し。SFが苦手な私でも楽しめた作品だった。テンポが良くて、面白い。そして、ペドゥナはやっぱり可愛い。カップラーメンにお湯入れてみんなで待>>続きを読む

イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.6

ウェスアンダーソン がプロデュースしてて気になったので。
サントラと衣装が良かった。母親派と父親派で派閥があって、子どもたちもストレス溜まりまくり!ハンバーグ床に落としたところで笑った。
ヌルッとした
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.5

宇多田ヒカルがインスタライブでオススメしていたので。
人間の本能なのかなんなのか、目を逸らしたくなるような行動、嫌な部分に焦点を当てている感じが「ザ・スクエア」と似ているな、と思ったら同じ監督だった…
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パターソン(2016年製作の映画)

3.5

期待し過ぎたかもしれない…。
だけど、この期待しすぎる自分が自分の人生にも住み着いてることを客観視できた気がする。
大きな不幸もないし大きな幸せもない。ちょっとダメな日があってちょっといい日がある!
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散歩する惑星(2000年製作の映画)

3.5

3部作とは知らずに、「さよなら、人類」から観てしまった。やっぱりロジカルなのかどうか分からない!詳細な解説とか聞いてみたいとどうしても思ってしまう。でも個人的には「さよなら、人類」よりもテーマが見えた>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

3.5

ラース・フォン・トリアー、やっぱり信用ならんな…!「ダンサー・イン・ザ・ダーク」しか観たことないけれど、今作はまぁ大丈夫だろうと思ったら全然そんなことは無かった。でもやっぱり凄い。ああいう状況の映画は>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.5

タイトルで気付くべきだったのですが、タイトルの意味を知らなかった…!
フィボナッチ数列や釣りと絡めたの笑った。確かに、釣り師とか言うけども…。黄金比とかをテーマに作品制作などをしていたので、興味深かっ
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.4

恵比寿で友達と呑んでいたら、隣にいた外国人の方に勧められた映画。
自由な国、と謳っているけども実際はそうではない部分が沢山あることは大学の講義で知った。
こんなに前から人種差別についての映画があるのに
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

3.5

想像していたものより、分かりやすかった。
息子と妻との再会、思っちゃいけないんだろうけど、シュールやな…と思った。赤い目にだんだんと見えて来る妻…不思議な食卓。
動物や虫の命、人間の生と死、生き物の根
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.7

人面魚、女の子、拙い言葉、からやっぱりポニョを連想してしまう所があったけれど、後半になるにつれて、それを忘れることができる。
踊っているところ、ポパイっぽくて面白かったし、湯浅さんの描く絵!って感じが
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キューティー&ボクサー(2013年製作の映画)

3.8

クレイジージャーニーで取り上げられていたので気になって。押し付けがましい感じじゃないし、ノーナレだからフラットに観れた気がする。
牛ちゃん、描いてるところも含めて作品だな…。
それにしても絵に性格出て
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片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

3.2

自主映画の短編って感じだった。尺が決まっていたのかなんなのか、もうちょっとカット増やさないと分からないよ〜と思うところもあった。
ピーコちゃんで首鞭打ちしかけた…。電話とか絶妙だったな…。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

3.6

やっと観ることができた。今村昌平がプロデュースしていたとは知らなかった。
とにかく、自家用車がイカつい…。ひたすらイカつい。
奥崎氏は本能で生きていて、本当に真っ直ぐすぎるほど真っ直ぐなんだなと思った
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

3.6

これってどういうことなんだろう?がたくさんあった。意図的なものだと思うけれど。
定点でカメラを構えて、いわゆるドキュメンタリー!って感じがしないところが絶妙。セリフ感があるわけでもなく、自然にやってる
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

"in the dark"が2つの意味なのだと途中で気づいた。深夜に観る映画ではなかったし、なんとなく先の展開が読める。私だって、最後から2番目の曲が終わったら出て行きたかったよ!!!!!!!!
映画
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.4

ビギンズでのゴードンが何故か愛くるしく、ゴードンのファンになった。今作はあまりゴードンの愛くるしさは出ていませんでしたが、彼の登場シーンはおおっ、と毎回なりました。
攻防シーンは前作よりも観やすかった
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.3

「JOKER」→「バットマン・ビギンズ」と好調な滑り出しを果せた!あのシーンはここに繋がるのね。
「JOKER」のイメージをしていたため、アクションの目まぐるしさが…カット割りの速さについて行けなかっ
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.7

SFものがあまり得意では無かったのだが、そろそろ観なきゃ流石にダメだろう、と思ったのと4K リマスター版発売に伴った番組を観て、観たい!と思ったため視聴。

SFもの特有の専門用語が少なく、ストーリー
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B-Side: エルサ・ドーフマンのポートレート(2016年製作の映画)

3.4

約1時間30分、ポートレートについて。
ポートレートだけを撮り続け、カメラも変えずひたすら撮って撮って現像する。
10代の被写体が生意気な事を言ったので「クソくらえ」と言ってやったってとこ面白かった。

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.7

「マルコヴィッチの穴」を観たときのような感覚がするな〜と思っていたら監督が一緒だった。空想というかとてもエンタメ的なところとか…。
私は道中でワイヤレスイヤホンをして電話をする勇気がないけれど、この映
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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

子どもがいて、仕事が激務な方、号泣してしまうのではないか…。てか激務な方は映画も観る暇ないか…。
悪いことをしている実感はあまりないみたいだが、背に腹は変えられぬということなのだろうか。クリント・イー
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