コマミーさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.8

[友を探しに]

ウェス・アンダーソンの中では、最も重たい作品かもしれない。
作品自体は、今までのウェス作品と変わらない。だが、犬達の犬ヶ島の暮らしが人間のホームレスに対する認識と繋がるところがあり、
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ビタースウィート(2002年製作の映画)

3.9

なかなか、ズキズキする作品。「17歳のカルテ」と比べるとしたら、こちらの方が精神的に痛々しい作品になってる。思春期の少女たちが誰もが抱く感情を、生々しく描いている。ソフィア・コッポラの「ヴァージン・ス>>続きを読む

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)

4.2

人を赦す心、そして正義、この2つの言葉が為す意味が、この映画を観てますます分からなくなりました。人を赦せなくなると、人はとてつもない間違いを犯す。そして悲しみ、罪に気づく。でも、それに気づくのは加害者>>続きを読む

桃色画報(2003年製作の映画)

3.2

ティント・ブラスを最近知って、最初に手にしたのは、この作品。ジャケットに惹かれ(完全にエロ目線w)、どんな作品何だろうと思ったが、まぁジャケ通りポルノ。だけど、美しい。1シーンごとに、女性の身体の映し>>続きを読む

BLUE ブルー(1993年製作の映画)

4.0

[見えないを体験する]

イギリスの鬼才[デレク・ジャーマン]は、晩年、エイズとの合併症の影響で、失明してしまった。数々の名作を残した彼だが、彼が失明する以前に、この問題作を発表した。

この作品を劇
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ホウ・シャオシェンの レッド・バルーン(2007年製作の映画)

4.5

なんかいいですね。こうゆうジュリエット・ビノシュも。映画に派手さは無いけれど、ジュリエット・ビノシュの「決して完璧な母親では無いけれど、子供をいつも思ってくれる母親」は、映画を引き立ててくれるし、何よ>>続きを読む

ホームズマン/ミッション・ワイルド(2014年製作の映画)

3.9

やっと、日本版がリリースされましたねぇ。トミー・リー・ジョーンズ監督が、リュック・ベッソンと二度めのコンビを組んだ作品。19世紀、劣悪な環境で精神が崩壊した女たちを牧師に送り届けるために、道中で出逢っ>>続きを読む

8月の誘惑(1996年製作の映画)

3.8

これは………隠れた名作でした!アンソニーホプキンスの監督作で。ホプキンス自身は、心の病を抱えた作家の老人を演じています。それほど知られていない作品ですが、ホプキンスの演技がとても可愛らしくみえ、絶妙で>>続きを読む

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.4

なんだか反りが合わない家族の物語。ホフマンとサンドラーの演技がとても良かった。サンドラーは、不遇な対応をされてきた息子で、ホフマンが元芸術家の父。エマ・トンプソンもなかなか良いキャラしてたと思う。家族>>続きを読む

エタニティ 永遠の花たちへ(2016年製作の映画)

4.0

これは、人の生と愛と、そして死の物語。永遠の命なんて無いが、人が放つ美しき光は、永遠に輝く。一人の女性が見てきた、出会い、人の誕生、そして別れ。それぞれが人間の美しき瞬間。あなたは、その瞬間を目にした>>続きを読む

Little Shimajiro(2015年製作の映画)

3.3

僕達が知ってるしまじろうより、もっと幼い頃のお話なのかな?まぁ、なにも考えずに観てみては?

サイドウェイズ(2009年製作の映画)

3.0

日本の映画界が、アカデミー賞作品をリメイクした作品。日本映画界が、何とかして、海外に追いつこうとしている作品だと思う。確かに、オリジナルの良さを引き継いでいる作品だと思う。ペイン監督も製作に参加してい>>続きを読む

ウディ・アレンの影と霧(1992年製作の映画)

3.8

初期のウディ・アレン監督作の常連、ミア・ファローの演技が光ってた作品。ジョン・キューザックも若々しい。アガサ・クリスティのミステリーのような、オシャレなサスペンスでした。

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

日々は、変化の連続。そして、その一日一日が、とてつもなくいとおしい。だけど、その一日一日、とくに何も起こらない方が、幸せな時もあるという事。ジム・ジャームッシュ監督、あなたは本当にすごい監督だと、改め>>続きを読む

ラビット・ホラー3D(2011年製作の映画)

2.5

ドイル先生の無駄使い映画。子供の罪の意識の描き方が、雑。満島ひかりの演技が唯一の救い。ポップコーン片手に観るような映画でもない。なんか、疲れました。

ガブリエル・アンウォー 誘惑(2006年製作の映画)

2.6

ガブリエル・アンフォーって、いつからこんな映画に出るようになったのだろう………

サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.5

フランス版ポール・W・S・アンダーソンといえば、クリストフ・ガンズ。そんな彼が、CAPCOMのゲームの映画化に便乗したように作ったのが、「サイレント・ヒル」だ。ゲームは、やったことはないですが、まぁど>>続きを読む

ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

4.6

フランスで大ヒットしたコメディ作品、「真夜中のパリでヒャッハー」の監督の最新作。何も考えずに観に行ったら、想像以上に面白かったです。新車で家族旅行をしたら、高速で制御不能になって止まらなくなる。途中、>>続きを読む

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.2

規格外の作品とは、まさにこれ!舞台のミュージカルを観ている感覚で観れる作品。人間の冷酷さをゆったりとしたトーンで描いている作品です。僕はこんな村には行きたくないです。鬱になって自殺しちゃいそうです。

コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(2016年製作の映画)

3.6

セイウチ人間映画を作り出したケビン・スミス監督最新作。前作に比べたら、インパクトがあまりありませんでしたが、ミ〇〇ンを風刺したようなキャラクターの、ソーセージで出来たミニナチ軍団が以外に可愛くて、単純>>続きを読む

キャットファイト(2016年製作の映画)

3.5

新宿に行かなくても、ネットフリックスで観れる!女と女の殴り合いを観たい変態共は、観るのをオススメします❗