バス行っちゃったさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

バス行っちゃった

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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

追加された箇所にプラモデルのバリ的なものというか、滑らかな最中にちょっとした引っかかりみたいなのを感じはしたものの、そのおかげで世界の片隅というのが最貧困女子もかくやという身もふたもないものでもあった>>続きを読む

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

老いて若さが失われてしまったことを自分も諦念まじりに嘆くのかもしれないが、老いたからこそ過ぎ去ってしまったものを別のなにかに変えられることをこうした物語は教えてくれているので人生100年時代恐るるに足>>続きを読む

ディセンダント3(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ちょっと人物たちの変化についての前フリが甘いのでご都合主義感は否めないものの、メイクや衣装を含む見ていて楽しいキャラクター造形は変わらずだし、臭いものに蓋したままでいいのか問題も解決されたし、イヴィの>>続きを読む

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんな嫁と娘と息子と孫が欲しい。

正直この主人公については、自分がしたいこと、できてしまうことをしているだけで、他者との軋轢や葛藤からは逃げ回っているような印象が最後まで変わらなかったので、どこか同
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

家で、生きるヨギボーみたいになっているとき、少し遠いリモコンに向かって手をかざしてみたりすることがよくあるので、フォースがどこでもドアであることが判明したこれからは、たとえば家族を想うときを見たあとの>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゼイン兄貴の面倒見のよさが炸裂すればするほど現実の袋小路感も増していくという、店でスープを炊いている方の家系ラーメン店で当たりのラーメンにありつけたときなんかに母ちゃん生んでくれてありがとうなどと思っ>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

北方謙三のチンギス紀に、人は人で豊かになる、というようなフレーズがあって、人と人とが横につながり広がることで相乗効果が生まれる的なことはビジネス関係の新書とかにもよく書かれているように思うのだけれど、>>続きを読む

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

神といったものを信じてしまうといろいろと理不尽に思うことが増えてしまってかえって気が休まらないので自分かわいさに信じないこととしているものの、こんなかわじい(かわいいジジイの略)たちが神と共にあるのな>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スローモーションのパターンが着弾の描写と最後の戦車落下の2パターンしかなかったのでもう少し変化を見せて欲しかったというのはあったものの、バス停でネコバスを待っていられたあの頃に見ていたらドイツのバス停>>続きを読む

夕陽のあと(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

児相個人情報漏らし過ぎとか、子どもを抱えた貧困のさなかや体調を崩して寝ているときにも化粧がばっちりなことに物語的な意味が欲しいとかとか知ったようなことを思ったりもしたけど、見終わってから劇場のポスター>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

劇中いまなにが起きているのかを図解に加えてイノッチの声まで添えて説明してくれるので、正直かわいいけど眠いといった感じはあって、当たり前だけど小さい子向けのものではあるのかなと。

ただ、ひよこの正体を
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

出世しても鉄砲玉をやらされ続ける人生100年時代。

娘の報復に行った時の蹴りが当たっていないとか、リボルバーでそんな短時間に連射できるのかしらんとかなんとかは気になったけど、意図的なデフォルメのよう
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ほっきょくこわい。

この手の抽象度高めな絵柄だと話の方も抽象的なのが多いけど、この作品は絵本のような画面に対して物語は具体的かつ手際がよく、芸術という言葉に甘えていない感じが素敵。

手際がよいくせ
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解放区(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画館から映画館へと逃げ回りながら生きているようなこの身としては、お前のリアリティはなんやねんとか言われてしまうともう言葉以前の擦過音みたいな謝罪を繰り返しながら遠ざかるしかないので、見なければよかっ>>続きを読む

劇場版 そして、生きる(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この作品の前にちょうど「有田と週刊プロレスと」を見ていて、そこでコーナーポストからの飛び技と組み合ってからの投げ技(DDTは投げ技ではないのだけれども略)というふたつの技のどちらが好きかを選ぶコーナー>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

飲み込みづらかったり飲み込みたくなかったりするところはありつつも、ハードボイルドにやさぐれたイケオバ(イケてるオバちゃん)が見られる映画というのがあるようでなかなかないので、その意味で貴重かつ最高。>>続きを読む

レディ・マエストロ(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

不幸の盛り方がジョーカーレベルだったので、実話ベースと言われてなければ最後に感動を高めんがために都合よく不幸を配置しているとして呆れて見ていられなかっただろうし、そうと知ってもなお、女性の進出が阻まれ>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

演奏シーンがちゃんとしていれば、話はステージとステージの繋ぎ程度のものでも別に構わない、むしろ下手なドラマをギャアギャアたらたらドロドロやられたらたまらないとか思っていたので、演奏も話もしゃんとしてる>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ぬるぬる動くぬるぬるスミスだったり、儲かっているクリニックの待合室で流れている高解像度の環境映像みたいな風景描写に、自分が映画だと思っているものとは異なるなにかを見ているという新鮮な気持ちを覚えつつも>>続きを読む

Thunderbolt Fantasy 西幽げん歌(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

劇場版だからなのか、剣戟シーンに人形劇だからこそ可能な流血や負傷の生々しい描写が加わっていて、これまでの剣を持ったまま回転して凄い風が吹いたら相手が吹き飛んでいてダメージを受けたことになっているといっ>>続きを読む

サタンタンゴ(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

製粉所行くか?

これだけ長い上映時間なのだから、削れるところは削ったのだけれどもの的な理由でかえってタイトに絞り込まれている、そういう意味での無駄な瞬間がひとつもないという評判なのではないかと、そん
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真実(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

褒めない媚びない謝らないのファビエンヌ様が認めていたティラミスの片鱗の外縁だけでも味わいたくなってついコンビニに寄ってしまったものの、2%の節税のためにイートインを離れ、かといって家まで我慢もできず暗>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

かたや信仰、かたやお客様や子どもと違いはあれど、献身ということでは似ているところがあり、良し悪しはともかくとして、使命感とはどこかグロテスクなものなのだなとかかんとか知ったようなことを少し。

てか旦
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プライベート・ウォー(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

眼帯の上にメガネ、だと?!

正義感や義務感の裏にあるどうしようもない衝動が垣間見えるたび、また激しく咳き込むことが繰り返されるたび、ああこの人はたとえ静かに暮らそうとしたところで死の影から逃げられな
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

もう評価も落ち着いてきただろうということで、基本的には良かったのだけれども、みたいなのをちょっと。

これはこの作品の責任というよりはダークナイトシリーズで雑に現実世界の街の景色をゴッサムとしてしまっ
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

作ったものだからといって好き勝手に消費していいわけではないのだというような、生物であるか否かに拘らない存在そのものに対する思い遣りのあり方みたいなSFだからこそ語れるものを、舞台設定とそれを用いた表現>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

テイラーが拾われてからエンドロールまでずっと涙腺にアクハン断罪ビルドの連続爆撃を食らっていた感じなので冷静な感想が書けないけど、冷静になったところで汗水流して働くイケメンの細いヒールブーツ最高だぬくら>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あらすじを読んで期待したこと全てがきっちり詰まっていて、音楽やカメラワークなどに変な過剰や不親切な不足もないので、調和した心地よい空気感の中でイケ爺のあれやこれやを眺めながらずっとニヤニヤしていられる>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

せっかく軌道上に地上から続く基地を作っているのにどうしてそこでシャトル組み立てたり打ち上げたりをやってしまわないのだろう、要するにレッドブルストラトスみたいなのを撮ってみたかっただけなのかしらんとか知>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

脇毛はいいよね。脇毛跡もいいけどね。

小遣いがあまりないのでパンフレットとかをあまり買えないというのが理由の大半ではあるのだけれども、基本的にその映画を楽しむために必要な要素は上映時間内に提供される
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

父親のズボンが半分落ちているところを描いてしまうといった説明的な部分が気にはなったものの、子を失った狂気の行動から始まって、最後までずっと狂気の移り変わりによって物語が展開していき、そこにストップモー>>続きを読む

ホフマニアダ ホフマンの物語(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

触れられる幻視の表現としてストップモーションがこれ以上ない手法であることを見せてくれたものの、劇中における現実世界の人物たちの造形と、主人公が見ているアトランティスという幻想世界のキャラクターたちの造>>続きを読む

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

商店街の中にあるパチンコ屋とかから出てきそうなおばさん風の金日成に爆笑してしまい、場内の方々には大変ご迷惑をおかけしま。

前評判が良すぎたのでハードルが変に上がってしまって、何か起こりそうで起こらな
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

タイトルだけ見てフォックスムービーとかでやってる有名映画をもじったB級作品みたいだなとか思ってしまって正直すまんかった。

個人的に、物語の入り口で偶然が働くのはやむを得ないと思うものの、そうしてはじ
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ロケットマン(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

基本的にはエルトンかわいいよエルトンで、直視するにはいくらかアレな話だったり他作品でも散々描かれてきたようなことはミュージカルシーンにしてしまうというのには膝を打ったりしたのだけれども、鼻血からの復活>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

月刊誌に載っている殺し屋系のマンガみたいな世界観で、ひょっとしてこの感じを突き詰めていけば邦画にとって大きな武器のひとつとなりうるのではなかろうかしらんとか妄想しているとなんだか燃えてくる。

ただま
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