りゅうのすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ怖かったんですけど、、。
面白いよりも先に怖さがくる、、。

噂のヨルゴス・ランティモス監督、初めて彼の作品見たけど、この作品は常に奇妙で不穏な空気が漂よっている。なのに先の読めない展開を
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.8

最近のディズニーっぽいストーリーだけれども、安定して面白い。
言うなれば、予想してたよりも面白かった。 オンラインを観に行く気が出てきました。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.8

上質なラブコメディを見てる気分だった。
普通のラブコメディであるようで、少し違う、この独特の雰囲気があって観てて飽きなかった。断片的に起こる出来事が繋がりあっていくのが面白い。主人公のキャラクターもす
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エディ・コイルの友人たち(1973年製作の映画)

3.6

淡々と進みながらもエディ・コイルの印象を2度楽しめる。音楽もあまり使われていないし、緩急のあるノワールではないが、その空虚な冷徹さに味がある。

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.6

思ったよりも王道ストーリーで少し新鮮味に欠けるが、それでも普通に楽しめた。
親子関係が何となく自分にも当てはまり少しやな気持ちになりました。
色使いが素敵。

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

とにかく役所広司がカッコいい映画。
ラストめちゃかっこよかったよ。
音楽の使い方もカッコいい。

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.6

爽やかな青くさい匂いを感じる。
大泉洋の演技に嫌気が刺さらず、とても素晴らしかった。

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.7

前半の人物紹介はちょっと長く感じはするものの、後半のニトログリセリン運びは映画以上の規模を感じた。スクリーンの中で起こる大災害はドキュメンタリー級で手に汗を握る展開が続く。
リマスターされた映像は色彩
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.0

かなり、ハイペースで物語が進んでいくが、何一つ欠けていない。今見ても色あせずに見ることができる。びっくりするくらいおもしろかった。子供が織りなす、カタルシスが何とも言えない。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

時間の流れが素敵すぎる。
見ましょう。
脚本が素晴らしいってのもあるけど、ケイシーの演技が上手すぎないか、、。アドリブかと思うくらい普通に喋る。

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.8

物語は復讐劇で分かりやすいんだけど、その中に緻密な人間関係かあって面白かった。ただ、催眠術はリアリティに欠けるかなとは思う。あと、演技が少しオーバー。
でも、構成もキャラクターも好き。感情的なシーンが
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

常に緊張感のある映画で見終わったあとかなり疲れる。国境付近の不安定な状勢は生々しく、現在の戦争映画といったところ。デル・トロの演技が素晴らしいし、撮影も素晴らしいし。
正直、ケイトよりもアレハンドロの
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チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

4.0

もし、現在でこの作品を撮っていたら音楽がより多く使われ、より説明的なカットが多いと思う。
そのくらいこの作品は静かで、でもずっと見離せないくらいに毎シーンが情緒的だった。前半1時間くらいはかなり主人公
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.7

なんか、あっという間に終わってしまった。誰にでもあるような日常に突然な不幸が訪れるが何か解決に向くわけでもない平凡さがいい。嫌気をさすような演出ではなく、日常的とコメディーのちょうど良さがグッとくる。

雨月物語(1953年製作の映画)

3.8

『羅生門』のような考察的作品かと思ったら意外とシンプルなものに近かった。でも、脚本から撮影まで登場人物の姿に心迫るものがあり、常に興味深かった。
幻想や夢と日常の交差は少し古くスタンダードな演出ではあ
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SWEET SIXTEEN(2002年製作の映画)

4.0

青春とクライムの掛け合わせがとても心地いい。無知でまっすぐなこの想いとうまくいかない日々。
スコットランドの空気感がまたいいわけよ。青春映画として最高。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.9

タイトルに書いてある おもいやり という言葉に果たしてそれは良心か優越感かということを何か問いかけてくるようで面白かった。
何より主人公の人間性やアートは良心性が興味深い。話が飛び飛びになりながらもそ
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ムタフカズ(2016年製作の映画)

3.4

ストーリーに無茶があるというか、解決してないと思う。いろいろと伏線を張りながらもどうも繋がらず、、。
ハイクオリティなアニメーションで奇妙さとリアリティ、実験的でありながらも完成度の高いものを見せてく
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

ノーランはダンケルクの外側を描いて、ジョー・ライトは内側を描いている。
ウィンストンという人柄をこれほどまでに作り上げたゲイリー・オールドマンの演技力に脱帽する。物語進行の中、細かな動きで彼の弱さや感
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.7

個人的に観たくないシーンが多かったけど、逆にそれが興味深くて生態を観たくなってしまうというか、、。カニバリズムに目覚めてからが結構いいテンポもよく、スタイリッシュさも兼ね備えていた。
イメージと全然違
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マン・ハント(1941年製作の映画)

3.6

ところどころの緊張感の出し方や橋での別れのシーンは凝っていて素敵だった。
プロパガンダ要素がかなり強めではあるが、恋愛あり、逃亡劇ありの娯楽映画として今では楽しめる。序盤から中盤にかけての物語進行が遅
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ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

3.7

とある本を読んでラング先生の作品を観てみようと思って鑑賞した。
確かに、見せ所のうまさと丁寧さを感じる。また、微妙な表情作りがより主人公を興味深くさせる。
昔のサスペンスやノワールは今となっては重厚感
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.0

カルトでホラーでサイコでエンターテイメントで、とにかく衝撃的な作品だった。ヒッチコックの映像表現をこれまた上質にオマージュし、そこにひしめくサスペンスはリンチのようでこのコラボはもう何とも言えない。>>続きを読む