IrateBeggarさんの映画レビュー・感想・評価

IrateBeggar

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怒り(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

途中までは好みだったが、最後の泣き叫び合戦があまりノれなかった。だからか、田中と辰哉の対峙シーンのソリッドさがすごく良かった。
自分を信じていないと、他人の優しさも優しさと受け取れない。山神が事件後家
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羊の木(2018年製作の映画)

5.0

実を結ぶ者もいれば腐り落ちる者もいる。それはもうしょうがない。
やり直せないとは初めから分かっていたとしても、宮腰は月末のような友達が出来て幸せだったと思うが。どうなんだろうか。
やり直せた4人はどう
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

5.0

幽霊は存在しないと思うためホラー映画に乗れないのだが、これは何度でも観たい。悲しくて優しい話。母と娘。お化けも誰かの娘だった。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

5.0

少し前までは終わりの25-6歳青年達を他人事として鑑賞していたが、近況がレントンと肉薄してきたため、全然楽しめなかった。両親とビンゴ大会のくだりとグレーな不動産屋に就職してるところキツかった。
T2の
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Winny(2023年製作の映画)

5.0

東出氏はやらかしてからのほうが役者として好きだ。福田村事件の舞台挨拶も拝見したが、政治や権力への向かいかたもかっこいいと思う。もっともあの映画に出た役者は皆かっこいいが。winnyもそういう類の映画の>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.5

やっぱりあみ子が可哀想で、もうちょい周りが気にかけてやれよと文句言いたくなってしまうが、それは結局自分は部外者でしかないからだと思う。一応あみ子視点の物語だから行動に悪意があるわけじゃなくて、義母への>>続きを読む

青い車(2004年製作の映画)

4.7

死にてーが充満した映画。なぜ虚無を抱えたリチオではなく姉が死ぬのか。なんでよりにもよって、彼女が死ぬのか。自分なんかは生きてるのに、という話。
妹は本当に姉ちゃんが大好きだったんだな。
海辺であんなこ
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[Focus](1996年製作の映画)

5.0

やっちまえと思った。
いつかTVクルーに共感し、金村の所業をひどいと思える日が来るのだろうか。そんな日来るならはやく来てほしい。

影裏(2020年製作の映画)

4.0

堅実に生き、趣味のいい部屋に住み、なんだかんだ恋愛面でもスマートでそつがない今野を前にして、(今野に)理不尽に当たり散らしながら自分を変えようとする日浅がいじらしかった。
今野は日浅のミステリアスさに
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

5.0

マヒルがもうダークナイト版ジョーカーだった。
生い立ちは確かに悲惨なんだろうが、彼女がカノウに語った言葉は本物なのか?火のつかないライターも、屋上や修羅場での吐露も、妹への凶行も、全部冗談の延長という
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

5.0

ウリボーはヘボ選手だが、明らかに人徳知能性格全て兼ね備えた天才指導者であり早くそっちに方向転換すればいいのに、選手であることにこだわる。小川はタイトルを獲って潔くやめればいいのに(というかやめなきゃ廃>>続きを読む

(2016年製作の映画)

4.8

性的に消費され続け「何も感じなくなって」しまった美花と、災害の後も父親の暴力に晒し続けられた輔と違い、津波によって贖罪の機会を失い成功体験を経て大人になってしまった信之の内実は、無邪気で暴力的な少年だ>>続きを読む

僕が大人になる前に/ビッグな僕の青春(2019年製作の映画)

4.0

モーの気持ちに共感するには歳を取りすぎてしまったので、ジーク目線で鑑賞したところ思ったよりダメージを負ってしまった……。変わらなきゃいけないのは…自分が一番分かってんだけど…自分がどうしようもないこと>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

5.0

ジャスティスリーグの時もそうだけど、バットマンは人助けに精を出してる姿が一番カッコいい!!
全く別物なのは分かるけど、ワンダーウーマン達が特殊能力で戦ってる後ろで市民を保護してたベンアフバッツと地続き
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

5.0

もうオープニングからすごい。夏、吸いかけの煙草を捨てて、人混みをかき分け、多分日雇いバイトの衣服の納品に向かう主人公。音質の悪いアイドルソングに合わせて客引きをする同世代のヒロイン。兵役は済ませた、大>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

群盲象を撫ず?殉教者テルコの信仰の対象にされた凡人マモルがちょっと可哀想。
マモルとヨウコは自分に自信がないから、全肯定の好意を向けられたら拒絶してしまうのでは。でも、テルコやナカハラを見下していい気
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

5.0

皆に疎まれても、自分を理解してくれる友達との記憶があればまた明日を迎えられる。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

ダニも彼氏一行も気の毒。ペレは36歳になるまでまた巡礼(生贄リサーチ)へ行くのかな。映像も話も怖くはないが、泣き声が怖すぎる。動物っぽいというか。でもなんかサイモンとコニーは可哀想じゃなかった。

血筋(2019年製作の映画)

5.0

他人の親を見るつもりだったのに、なぜか監督パパを通して自分の親を見ているように感じた。
そんな田舎の子みたいな話かたしないで、ケンチャナと言いなさいと何度叱られても直そうとしない監督。劇中で繰り返され
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アフリカの光(1975年製作の映画)

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ショーケンの邦衛への愛と邦衛のコンプレックスが、街の人々の欲望を巻き込み漁村に破滅を招く
ショーケンのショーケンとしての悲しみ
彼が訪れるだけでコミュニティのバランスは崩れる
彼はアフリカへ一人で行く
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竜馬を斬った男(1987年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

男達の輪廻

佐々木只三郎が竜馬暗殺に至るまでを描いた本作は大河ロマンでも軍記でも、はたまたサイコスリラーでもなく、紛れも無いメロドラマだ。
主人公は根津甚八演じるシニカル・リョーマに己を見る。只三郎
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