口から長いなんか入れて、お腹の中になんか産んで、お腹破ってなんか生まれてくるのやめてほしいな。
哀しさや優しさが、底に静かに流れてる。ただのハイテンションではない。さすが。
悲劇の歴史から始まるロードムービー。
前後編、または3部作にしてもよいような、壮大な旅。
ショートカットしすぎでしょうか。
浅野忠信のなんとも言えなさ。二階堂ふみの迫力。藤竜也ってそんなかんじだったっけ。
父親になりたかった、のか。
誰かを説得する、または言葉を用いて誰かを圧することで、傷ついたり、傷つけたりしてしまう。このめんどくささ、僕の中にもあるよなあ、と思ってもしまうけど。
台風接近に、なにかワクワクしていた10代。過ぎ去った後の澄んだ空気、そんな感触。
老い。
2023年4月1日最鑑賞
全体的に緩慢な調子は否めないが、アル・パチーノが締め括ってくれました。
時間とか空間について、私たちの無知を思い知らされるような、恐怖。
最後に爽やかに昂まる感動、この種の感動は初体験でした。
どこにでもいそうな、疲れも見える中年男の仕事を、淡々と静かに熱心に演じる、フィリップ・シーモア・ホフマンのリアルは、やっぱりすばらしいと思うのです。