ヨシザウルスさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

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何年か前に今作の小説を読んだので、「こんな感じだったな」と昔を思い出しながら見ました。

なんとなくではありますが、小説版の方が死んでしまった母親の気持ちに共感しやすかったです。

そう思ったのは、お
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

5.0

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「花束」と比較されそうな映画でしたが、面白さのベクトルは「花束」と異なっていました。

「花束」では男女の始まりから終わりのグラデーションをエモさ100%で表していた感じでしたが、今作は「女性が実は人
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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賛否両論ある作品だと聞いていましたが、自分は今作の凄さや面白さはまだ見出せませんでした。

今作の魅力や言いたいことが何なのか汲み取るのが難しすぎて、鑑賞中は純文学を読んでいる感覚、もしくは大学入試の
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モービウス(2022年製作の映画)

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分かりやすい王道展開な映画で、初心に帰ったような感覚になりました。

ラストに昔バットマンを演じたマイケルキートンを持ってきたのは、今作のコウモリと掛かってる感じがあって面白かったです。
またキートン
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オールド(2021年製作の映画)

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サバイバル系ホラーの舞台設定は、なぜそこに人が集められたのか、主催者の目的はなんなのかがフワフワしたまま終わる印象が強かったですが、今作はそこらへんがクリアになっていて新鮮でした。

でもサバイバル系
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あるスキャンダルの覚え書き(2006年製作の映画)

5.0

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ホラー映画よりホラーな映画でした。
やはりフィクションにおける人間関係に、1人くらい現実世界でも存在してそうな狂い気味のキャラクターが出てくると実体験味が増して、怖くなります。

今回はその役がおばさ
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

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犯人だと思っていたキャラクターが潔白だと思いきや、実は犯人だったという二重の展開が好きでした。

あんまりガッツリしたサスペンスは見ないので、推理系の展開パターンは知り尽くしていませんが、今作のような
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

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気が病むような映画でしたが、今作で見られる展開のように、リアルでも物事が良い方向に進むパターンってほとんど見られないよなと感じます。

悪循環の中にいると感じたら、気を保つほか生き切る方法はないのかな
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

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時限爆弾、ペンギンとのカーレースのシーンは緊迫感があり、映画館だからこそ見応えがありました。

予告や広告では「謎解き」や「ジョーカー」を謳い文句にしていましたが、正直そちらは期待していたほどじゃなか
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

5.0

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主人公がずっと地元の女性の存在を引きずっている一方で、女性の方は他の男性と結婚して前に進んでいるという対称性が面白かったです。

ちっさな小屋で一晩過ごすシーンなど行動に関しては疑問符が付くところがあ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

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内容や展開に関してはSFの域を超えない感じでしたが、人形による演出面には脱帽です。

人形劇のショートムービーはたくさんありそうですが、今作は工場地帯の複雑な舞台セット含めて、2時間ほどある内容をCG
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

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小説の内容とか表現をそのまま具現化したようなケレン味のある映画でした。

ボーッと見てたら無味乾燥な印象を覚えそうな映画ですが、劇中で起こったことをセリフではなく、登場人物の行動から察しながら鑑賞する
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

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予告から気になっていた長髪男のアクションシーンが想像以上でした。
コサックダンスみたいなコミカルな動きなのに、敵の攻撃を華麗に交わしているところにギャップを感じます。

クライマックスのシーンでも、自
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オーディブル: 鼓動を響かせて(2021年製作の映画)

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「日本よりアメリカの方が多様性が推進されている!」と過大に報道されている感じがしますが、実はアメリカにおいても全部が全部そういう訳ではないんだなと。

多様性の意味合いとかはフワフワしていてよく分かり
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トッツィー(1982年製作の映画)

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いつカミングアウトするんだろうというフリが効いていて、最後の最後まで見逃せない作品になっていたと思います。

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

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子育ての経験はありませんが、この映画で子を育てる立場と言えど親も1人の人間なんだなというのを受け取れます。
それが生々しく描かれていたので、側から見れば簡単にこなしているように見える子育ても、生半可な
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