高木東さんの映画レビュー・感想・評価

高木東

高木東

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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

1.0

退屈だった。

良くなかった点

・非英語のセリフを誰かが喋るとそれが英語字幕で出るのだが、単語を強調するフォントにしたりする点。チープでダサすぎる。

・ジョンがどれだけ強く恐ろしい男なのかをセリフ
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.0

『SR サイタマノラッパー』の入江悠監督なので、少し贔屓目ではあるけどこの点数で。

ネタバレしないように書くと、ある人物の「あいつとかあいつとかよく頑張った!…でもお前がいちばん最高だ!(要約)」と
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

超面白かった!

いや内容は重くて深刻なんだけども、真相に迫っていく人々やそれに巻き込まれる人々が大変魅力的(に演出され絶妙に演技しているの)だし、編集のテンポやカメラワークが気持ちが良いので、何回も
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DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧(2015年製作の映画)

3.9

石野卓球・ピエール瀧っていう面白すぎる素材なのに、なんかなぁ…。
電気グルーヴはすごいんだぞ、っていうばかりでなく、じゃあどこがどうすごいんだっていうのを掘り下げてほしかったのが正直なところ。音楽的に
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.2

フィルムノワールかってくらい画面が黒い映画で、その影の使い方にうっとり堪能。
黒い画面が続くから、光の演出が一際印象的。
ヴォーゲル登場時の、「話の通じる奴がやっと出てきた感」にニヤッ。
そんなふうに
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ヴィジット(2015年製作の映画)

4.2

サム・ライミの『スペル』が好きな人には絶対楽しめる作品!
私、シャマラン監督にはネガティブな印象しかなかったけど、これはかなり好き。
すげえ怖いホラーなのに、今思い出すとなんだか笑えてくるという不思議
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リトルプリンス 星の王子さまと私(2014年製作の映画)

3.8

吹替え版で。
面白かったなぁ!
ただしこの作品、大人向けかも。

ストップモーションアニメとCGアニメで構成されてるんだけど、どっちの表現もそれぞれの特色を出しつつ尚且つこれまで見たことない感じの仕上
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キングスマン(2015年製作の映画)

1.5

評判良いんだけど…。私はダメでした。
いや、面白かった、っていう人の気持ちはすごく分かる。でも、私には合わなかった。全く。

メガネにスーツのコリン・ファースが凄く良かった。男でも惚れ惚れするスーツ姿
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.6

すごく良かった。そして深かった~。

すげえ深い話を、余分なところを削ぎ落としてドシンプルに子供向けに作り上げた、まさに深い寓話。
何気にこのキャラのデザインて絶妙だと思う。
もっと子供ウケするカワイ
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

2.4

原作未読です。予備知識もほとんどなし。事前に知ってたのは、我らが町山さんが脚本に絡んでるという事とピエール瀧が出るけど巨人役ではないという事。

えーと、面白くなかったです。

どうしても気になったの
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ラブ&ピース(2015年製作の映画)

1.8

辛かった…。

感情移入して辛くなるのは大歓迎なんだけど、これはちょっと…。
『地獄でなぜ悪い』がかなり好きなので、その路線で期待したところ、私には全然ダメでした。

こういうストーリーだと主人公に感
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.8

私、恥ずかしながら2回目でようやくこの作品の素晴らしさに気付いたクチでして。
1回目は正直どう観ていいのかわからなかったんです。
しかしながら、各種メディア・ネットでの絶賛の嵐に、これは何かあると思い
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

2.9

かなり期待して観に行ったのが良くなかったのかしら。
最近だらだらだらだらしてる映画を観ていると途端に睡魔に襲われてしまうのですが、この作品のばやいはテンポが速すぎて、イマイチ乗れなかった。
素敵な俳優
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群盗(2014年製作の映画)

1.8

まさかハ・ジョンウの出てる作品でこんなに低い点数付けることになるとは!

もうただただタルい。

テーマ曲がしつこい。何回も何回も何回も何回も流れるので、終盤の方なんてカタルシスもなんもあったもんじゃ
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.6

重かったなぁ(笑)。
お話がっていうんじゃなくて、雰囲気が。

でまた、スティーブ・カレルが特殊メイクで演じるジョン・デュポンがもう気持ち悪くて。ちょっとやり過ぎじゃないかと(苦笑)。
ルックス・演技
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.6

しまった、これ去年(2014年)のうちに観とくんだった!
今のところ邦画で年間ベスト級の傑作。

ほぼ同時期公開の『0.5ミリ』も安藤サクラ演じるハードボイルドな女性主人公だけど、ハードボイルド度でい
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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

4.1

公開館数が少ないので少し遠出して観てきた。

法廷サスペンスであり父子の葛藤もので上映時間2時間超という点で、「あぁちょっと重そうだな~、寒い中出掛けてって観るもんでもないなぁ、近くでやってないし」と
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交渉人(1998年製作の映画)

3.2

レンタルBlu-rayで鑑賞。

パッケージの印象から何となく「二人の対照的な人質交渉人が反目しながら事件を解決するお話」かと思いきや、全然違ってました(笑)。
意外にエンターテイメントな作品で、全体
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0.5ミリ(2014年製作の映画)

3.0

安藤サクラが出てる映画の安藤サクラは大体良いに決まってるのだが、出てるだけでなく主演なのでもうある程度面白さ(というか見応え)は保証されたようなもんだけど、その予想を超える何かは正直なかったです。自分>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

3.8

前情報をほぼ入れなかったので、いったいどういう話が始まるのかと序盤はわくわくしながら観ていたが、中盤に入りストーリーの骨子が見えてくるとちょっと肩透かし。とっちらかったちゃったかなぁという印象。
それ
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悪童日記(2013年製作の映画)

4.6

戦時下の寒くて暗くて貧しくてどうにもならない状況がずっと続く話なのに、そこまで気が滅入る映画になっていないのは、地獄のような状況で微かに見える光のようなものと、主人公の少年たちのワイルドなフレッシュと>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.2

うーん。
観ている間は、役者さんの演技や呼吸、映像の美しさ、ここぞというときに挿入される電子音楽(エレクトロ、エレクトロニカやシューゲイザー等)が大変素晴らしくうっとりしながらストーリーに身を任せてた
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赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

3.0

原題Bringing Up Baby をこの邦題にしたのは、当時の配給会社がアメリカ産のこの映画を全く売る気がなかったのかそれともタイトル会議でなかなかいいのが出てこず時間切れでコレにしてしまったのか>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.9

DVDで初見時は全く良さが分からなかったけど、コーエン作品を後追いで少しずつ観るうちになんとなく見方のようなものをつかんできたところへ、Tohoシネマズでリバイバルされるというので観てきた。そしたらこ>>続きを読む

日々ロック(2014年製作の映画)

2.2

『SR サイタマノラッパー』でおなじみ入江悠監督最新作。
自分と同世代ということもあり応援している監督だけど、今回は残念ながらあまり乗れず…。

以下、その主な理由二点。

①主役の日々沼に全く魅力を
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

ノーラン監督については、特に好きも嫌いもないけど、いつも観た後に「なんかうまく丸め込まれた感」を感じてしまうのと作品から漂うインテリ臭(そのくせ割りと詰めが甘い)のせいでちょっと苦手な監督ではある。>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.5

いわゆる映画的な劇的な出来事は起こらないし(とはいえ、これが実人生ならばなかなか起伏のある12年間だけど)、約3時間の長丁場だけども、全然飽きなかった。

家族のエピソードの連なりで見せていくんだけど
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テイク・シェルター(2011年製作の映画)

3.1

この映画、とにかく地味です。

ディザスタームービー(災害映画)ではないです。レンタルコーナーで『ツイスター』とか『イントゥ・ザ・ストーム』とかと並んで置いてあったらそっと店員に教えてあげよう。

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クローバー(2014年製作の映画)

1.2

完全に観るつもりのなかった映画だったが、信頼できるブロガー「侍功夫」さんのブログを読み観に行ってしまった。
侍氏のように映画リテラシーの高い人であれば、色々と考察するに足る映画かもしれないが…。
早い
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

5.0

昨年(2013年)に計4回劇場で観てそのたびにコーフンさせてくれたホントにホントにいとおしい作品。
それが平和島のシネコンで4DX(字幕)リバイバルされてるので行ってきた。初4DX。
もう作品どうこう
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ヘラクレス(2014年製作の映画)

3.0

意外なチーム萌えに得した気分。

言わずもがなだけど深みなんて全くない。意表を突く展開もない。アクション物に欠かせないスリルもそんなにない。

でも、つまらなくはなかった。
作り手の「お客さんに楽しん
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泣く男(2014年製作の映画)

2.5

あの『アジョシ』の監督で、タイトルに『泣く』なんて入ってるので、これはもう完全に打ちにいったんですが、結果は空振り。

これは感情移入させないように作ったのか…?

例えば、狙われる奥さんが社会的には
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.5

これはもう、デンゼル・ワシントンのアイドル映画。
面白かったんだけども、なんだろう食い足りなさが残るのは…。尺が長くてどんどんスケールがでかくなるんだけども。

あとメインビジュアルでデンゼルが持って
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レクイエム 最後の銃弾(2013年製作の映画)

2.4

ジョニー・トーファンにはたまらないメンツなのに超もったいない!
やりたかった事は分かるけどそれが沢山ある上に未整理で完成させてしまった感じ。
映画にしろ音楽にしろ、足し算より引き算の方が大事なんだなぁ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『懐かしいロックが沢山かかる愉快なSFアクション映画』な感想が多いけど、(確かにその通りだけど)自分的には泣きのツボを押されまくりで2回目の観賞時も涙で画面が見えなくなることが多かった。
俺達は負け犬
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

1.9

劇中で出てくるツイートがナレーションで読み上げられる演出が非常に鬱陶しい。というかダサい。というか字面からくる怖さ・攻撃性が、著しく減じているという意味でも全く効果的でなく、その時点でこの映画にのれず>>続きを読む

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