minnさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ザ・ウォード/監禁病棟(2010年製作の映画)

4.0

皆大好きジョン・カーペンター監督の最新作。ジャンルはサイコ・ホラー的な感じでしょうか。昔の精神病院が舞台、というだけで怖いのに安定のカーペンターサウンドで恐怖倍増。夜一人でヘッドホンをつけて観たので余>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

4.0

最近のティム・バートン監督作は、イマイチはまれないものが多かったのだが、今作は久々の当たり。観てよかったと思える良作だった。

50年代後半のアメリカでは、女性が子どもを一人で育てることは、まだとんで
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ワイルドカード(2014年製作の映画)

3.5

アクションとステイサムには文句なし。クレジットカードやスプーンを使ったファイトシーンはかなりかっこよく、観ているこっちの戦闘力まで上がりそう。

ただ肝心のストーリーが……主人公ニック・ワイルドのキャ
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

5.0

白黒の無機質さと、幻惑的ともいえるグロテスクが混ざり合ったような映像。絶えず不安を煽るような音。観ているこちらも、主人公が見る悪夢の世界を覗き見、いや、実際に体験しているかのような錯覚に陥る。点数を見>>続きを読む

ゴースト・ハンターズ(1986年製作の映画)

3.5

カート・ラッセル、中華臭濃厚な世界観、きも可愛いモンスターたち、そしてカート・ラッセル(2回目)。とにかくカオスすぎる作品。一体何の映画なのか、最後まで分からないまま終わる。でも決して嫌いじゃないぜ。>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

5.0

今年最後の劇場鑑賞に、これを選んだ自分を誉めたくなるほど、非の打ち所のない作品だった。

ベイマックスと仲間たちが織り成すコミカルな笑いと、手に汗握る興奮、そして大きな感動が、これでもかと詰め込まれて
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.5

デヴィッド・フィンチャー監督は本当に期待を裏切らない。今作を観てそのことを実感した。間違いなく今年のベスト10に入る作品だと思う。

前半はCMの通り、突然失踪した妻は一体どこへ消えたのか?彼女はまだ
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ガガーリン 世界を変えた108分(2013年製作の映画)

4.0

1961年4月12日、ソ連の宇宙飛行士ユーリー・ガガーリンが、世界初の有人宇宙飛行を成し遂げた。この作品では、ガガーリンと彼の周りの人々が、当時どんなことをして、どんなことを想っていたのかを、事実に基>>続きを読む

ラストベガス(2013年製作の映画)

4.5

少年時代からの親友4人組が、その中の一人であるビリー(ダグラス)の挙式前パーティのために、ラスベガスで久々に再会する。少年時代からいきなり58年後に移ったときは、飛びすぎだろ!と思わず突っ込みを入れた>>続きを読む

ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

4.0

3D吹替で鑑賞。色々と言いたいことはあるものの、今回もスランドゥイルが美しかったのでとりあえず満足。次の段落は、闇のエルフの王についてだらだら書いているので読み飛ばし推奨。

まず、何あのトナカイみた
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THE LAST -NARUTO THE MOVIE-(2014年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

10年以上に渡る長期連載が終わり、その最後を飾るにふさわしく「THE LAST」と名付けられたこの作品。ファンなら期待しないわけがない。その結果がこの点数なので、一番切ないのは私です。以下、不満たらた>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

相対性理論や重力などの小難しい話は、考えるな、感じろ戦法でどうにかなる。この作品の軸は愛と希望、その二つだけ。

愛があれば人類すら救えるし、希望があればその先の未来を創造できる。逆にその二つがなけれ
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ヘラクレス(2014年製作の映画)

4.0

公開前から観ようと決めていたのになかなか機会が得られず、上映終了前にようやく観ることができた。

なるほど、確かに予告編詐欺だ。私も観る前は普通に神話に基づく話かと思っていた。でも予想と違ったから何だ
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静かなる男(1952年製作の映画)

3.5

ジョン・フォード監督生誕120年ということで、デジタル・リマスター版を劇場にて鑑賞。アイルランドの美しい自然と、そこに住む朗らかな村人たちの姿に癒された。女性の扱いなど今観るとモヤモヤする場面もあった>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

4.5

早起きしてちょっと遠くの映画館まで観に来てよかったと、上映開始10分もしないうちに思った。間違いなく個人的に今年ベスト3に入る作品。

序盤の「人生で最良の日は二つある。一つは生まれた日。もう一つは、
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美女と野獣(2014年製作の映画)

4.0

どこを切り取っても絵になる美しい映像と、壮麗な音楽。この作品の魅力はそこに尽きる。特にベル(レア・セドゥ)がグリーンのドレスに身を包み、蔦と薔薇の生い茂る城の中を散策するシーンは、ため息がでるほど美し>>続きを読む

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

4.0

個人的には3作目の今作が一番面白かった。スタローンを始めとするいつものメンツと、新たに仲間に加わった若者たちが、衝突しながらも最後は力を合わせて悪をぶっ潰す爽快感。でも結局スタローンとステイサムのコン>>続きを読む

ブラニガン(1975年製作の映画)

4.0

高飛びした宿敵ラーキンを追いかけ、単身ロンドンへ乗り込んだブラニガン警部補が主人公のクライム・アクション。西部劇のヒーロー、ジョン・ウェインが主演を務めているので、安心感がある。ドアを蹴破ってからの「>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.0

 アイパッチがトレードマークの反権ヒーロー、スネーク・プリスキンが主人公のディストピアSF映画。巨大な刑務所と化したマンハッタン島から大統領を救い出すことになってしまったスネークが、仲間たちと共に世紀>>続きを読む

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.5

言わずと知れたカルト・ミュージカル映画。ドぎついキャラクターや唐突に始まるミュージカルの数々、倒錯的なセックスなど、一度観ると記憶に焼き付いて離れないこと間違いナシ。特にミュージカル・シーンは画面の前>>続きを読む

最終絶叫計画(2000年製作の映画)

3.5

最初から最後までパロディと下ネタに満ち満ちた作品。主なストーリーは『スクリーム』と『ラストサマー』だが、他に『ファイナル・デスティネーション』や『マトリックス』、『ビートルジュース』などなど、パロディ>>続きを読む

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.0

青春時代には叶わなかった、地元にある12軒のパブを一晩で制覇するという夢に、中年になった今再びチャレンジしようと故郷に集まってきた5人のオッサンたち。

マーティン・フリーマンはやっぱり可愛いなあ……
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デス・レース(2008年製作の映画)

3.5

『デス・レース2000年』のリメイク作。『~2000年』が観る人を選ぶカルト作品だったのに比べると、こちらはより大衆的でアクション重視になっている。とはいえ原作へのリスペクトは随所に感じられるし、何よ>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.5

狂言自殺を繰り返す19歳のハロルドと、アナーキストで「鳥のように自由」な生活を送る79歳のモードが出会い、別れるまでの物語。

実際に瀕死の体験をしたことで、「死んでいるのって楽しいと気づいた」と泣き
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ゴッド・ディーバ(2004年製作の映画)

4.0

独特の世界観と映像美だけでも一見の価値があるSF作品。ストーリーは原作のBDを読んでいないと分かりにくい部分もあるが、そこを補って余りある圧倒的なヴィジュアルが堪能できる。エンキ・ビラルの他の2作品も>>続きを読む

バトルランナー(1987年製作の映画)

3.5

2017年、ディストピアな警察国家となったアメリカが舞台の、シュワちゃん主演SF×アクションムービー。無実の罪で捕まったリチャーズ(シュワちゃん)は、囚人がハンターに狩られ、殺されるのを観て楽しむとい>>続きを読む

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

4.0

個人的に前作よりもこっちの方が好き。歯科医のステュの結婚式に参加するため、おなじみのメンバーがタイにやってくる。全ての禍のもとである「専業ニート」のアランは、今回も序盤からクズっぷりを見せつけて笑わせ>>続きを読む

スタスキー&ハッチ(2004年製作の映画)

4.0

くそ真面目すぎて厄介者扱いされているスタスキー(スティラー)と、不真面目でいつも金欠のハッチ(ウィルソン)という全く正反対の2人の警官がコンビを組まされる凸凹バディもの。2人の情報提供者役でスヌープ・>>続きを読む

ミート・ザ・ペアレンツ3(2010年製作の映画)

4.0

このシリーズは本当に面白い。シリーズ3作目の今作では、ゲイロードとパムの子供たち、双子のヘンリーとサムも登場する。もちろんお馴染みの二人の両親と、オーウェン・ウィルソンも。以下、特に面白かったところを>>続きを読む

エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

3.5

クリスマスに観たくなるハートウォーミングなコメディ作品といえば、「ホームアローン」を思い浮かべる人が多いと思うが、この作品もそんなほんわかクリスマス・ムービーの一つだ。

赤ちゃんの頃にエルフの養子と
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ハミングバード(2013年製作の映画)

4.5

ステイサム主演ということはやっぱり爽快なアクション?それともコメディ?と思って観ると見事に裏切られる、最初から最後までシリアスな作品。

戦地での出来事からPTSDに悩むホームレスのジョゼフ(ステイサ
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

仕事探しのためにロスへ来た主人公は、ホームレスの集うドヤ街近くの教会で謎のサングラスを見つける。それをかけると、街中の広告の下に隠された「従え」「眠ったままでいろ」「消費しろ」などのメッセージが見える>>続きを読む

プチ・ニコラ(2009年製作の映画)

4.0

とにかくニコラたちが可愛くて癒される。(制服の短パンとソックスの間の絶対領域が眩しい)。 子どもの時ってそういえばこんなふうに些細なことで世界が引っくり返るくらい悩んだり、その反対にとても小さなことで>>続きを読む

スモーキンエース2(2010年製作の映画)

3.5

1に比べると確かに規模は小さくなっているが、言われているほど悪くはなかった。前作と同様登場人物が多く名前が全く覚えられないが、口の中に毒を仕込んだ女殺し屋と、ネオナチ家族のブッ飛んだ末娘が好き。このシ>>続きを読む

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.5

3D吹替で鑑賞。とても良かった。大切なものを守るために、他者を信じ共存を望む者。憎しみと恐怖ゆえに、他者を傷付けずにはいられない者。猿にも人間にもその両者がいて、どちらの側にも共感できる分、ラストはや>>続きを読む

48時間(1982年製作の映画)

3.0

中年白人刑事と若き黒人犯罪者の凸凹コンビが、協力して犯人を追うバディもの。エディ・マーフィーがとにかく若い。突っ込みどころも満載だが、二人の掛け合いが面白くそこそこ楽しめた。ラストのライターをめぐるや>>続きを読む