『カメ止め』以来、上田監督の作品は欠かさず追うことにしているんだけれども、前作『イソップの思うツボ』は3人監督制でありながら連携も巧くいっていなければ、仕掛けも意識しすぎていて空回っていた印象が強い残>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「ワンス・アポン・ア・タイム(むかしむかしあるところに)」の名を冠するようにタランティーノ式寝物語。むしろタラちゃんの大好きな60年代ハリウッドに映画スターにミュージックにマカロニ・ウエスタンをこれで>>続きを読む
『アメリカン・サイコ』の脚本・監督コンビがマンソン・ファミリーを描いた作品。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観る前の予習として単館&1日1回という少し高い鑑賞ハードルを越えての観賞。>>続きを読む
試写にて鑑賞。
伝記映画で「あの偉人そのものの視点から生涯を辿る」なんて常道も常道だと思うんだけど、本作はその「偉人の視点」を本当にそっくりそのまま再現した結果、とんでもない狂気を宿した怪作となってし>>続きを読む
試写にて鑑賞。
名前があまりにタイムリーすぎる…!
別に本作のグレタさんは環境活動なんぞは全くしていない中年の女性。代わりに何をやっているのかと言えば、鞄を地下鉄に置き忘れてのストーカー活動である。本>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ドロドロズクズクの青春劇を得意とするマリーに、長井龍雪監督と新海監督作品でも大活躍のキャラデザ担当田中将賀氏から成るゴールデントリオ・超平和バスターズの最新長編アニメーション。
前2作同様に秩父のド田>>続きを読む
『スマホ拾っただけなのに』が実は落とした方ではなく『カメラを止めるな!』をパク……リスペクトしてたのは有名ですが、本作の予告に関してはもう隠しようもなくカメ止めでビビる。日暮監督っぽいのに工藤D据える>>続きを読む
「俺は『死霊のはらわた2』で行く…!」
そんなホラー映画版『レディ・プレイヤー1』みたいな作品だったっけ?!
中元監督作品はスマホ拾った方のヤツから今年にかけて追いかけてるけど、いやあまた好き放題>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
サイコ殺人鬼のチャンベーがひたすらに殺戮の限りを尽くす単純娯楽ジェノサイド映画だと思ったらそこが本質ではなくてビックリした。システム化され価値観も個性も均衡化された現代社会で、アイデンティティが崩壊し>>続きを読む
『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープからハリポタの最終巻を取ってこいだのパワハラ受けてたアン・ハサウェイが社長になるんだから感慨深い。そして直属のインターンにあのロバート・デ・ニーロである。なんか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
普段あまり「○○を超えた!!」なんて宣伝文句は当てにしてないんですが、TLでこないだまで『天気の子』で騒いでたオタク連中が「天気の子を超えた!!」と騒いでるとなると流石に気になってくるわけですよ。そん>>続きを読む
皆はタフな女性が好きだと思う。僕も好きだ。
本作の主人公である実在の戦場ジャーナリスト・メリー・コルヴィンは正にタフで魅力的な女性と言える。実際本作を観るきっかけになったのは、彼女を演じるロザムンド・>>続きを読む
試写にて鑑賞。
今年こそは最終章公開に合わせてガルパン履修するぞ!って思いながらも、全然履修できずに乗り遅れている始末なのだが、そんな中でのロシア産戦車映画である。
T-34は二次大戦から冷戦まで長>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今年の初め頃に『運び屋』という年内ベスト10は確実な傑作を観たのですが、これが方々から「『グラン・トリノ』の再来だ!」と言われており、気になったので鑑賞。なるほど、偏屈な爺さん、でもなんだかんだでツン>>続きを読む
試写にて観賞。
ついこの間、マイティの9ことANARCHY監督が撮った川崎のドン底からラッパーとしてのし上がる『WALKING MAN』を観賞した勢いで、今度はインドのスラムからラッパーとしてのし上が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
カメ止めから映画鑑賞ブームが来ていたのでインディーズ系の作品もチェックしていこうと思っておりまして、そして本作も300万円という低予算で作られたインディーズ映画!監督も平日はサラリーマンとして働いてい>>続きを読む
ナチス禁断の実験により怪物が生み出される…!!
この謳い文句に最早何の真新しさも感じなくなったあたり、流石映画界のフリー素材たるナチス・ドイツである。むしろゾンビやら吸血鬼やら武器人間やらヴリル人やら>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ザ・王道of王道の歌姫サクセスストーリー。今日日Youtuberや歌い手が日常なんだから、それを活用したサクセスなんて特に真新しくもないけど、歌って踊ってのエンターテイメントの本場インドパワーによる「>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
試写にて鑑賞。
白石和彌監督作品は今年に入って三作目。今や日本で一番多忙な映画監督じゃなかろうか。
本作は前作の『凪待ち』に近い、殺人によってバラバラになってしまった家族の再生のお話。自分の子供だろう>>続きを読む
試写にて鑑賞。
ラップ界隈には疎いため、僕としてはハイローでマイティにいるくらいの認識でしかないラッパーANARCHYさんの初監督作品。やっぱりテーマはラップになっており、どんな感じかなとは思っていた>>続きを読む
マクレーン刑事のいない『ダイ・ハード』。
実話ベースのお話で、120分間延々とテロリストが支配する高級ホテルでの脱出劇を描く。テロリストに立ち向かう人やホテルに残って客を守る勇気あるホテルマン達はいる>>続きを読む
試写にて鑑賞。
松重豊のアイドル映画である。よって色々な松重さんの可愛いところが見られる。君も北川景子のブラジャーを身に付けた松重さんを見たくはないか?
そんな感じで全編に渡って大真面目なのにかなり>>続きを読む
試写にて鑑賞。
韓国ノワールってどんなの?って聞かれたらこれ見せればいいようなお手本的作品。即ちバイオレンス&狂気&何転もする展開。
謎の麻薬王イ先生を追ってマトリの捜査官と麻薬工場の生き残りがバディ>>続きを読む
『最強のママ、降臨』
近年流行りの「ナメてた相手は最強の○○でした」系で、主人公のライリー・ノースは『ARMS』のママみたいな最初から最強のママかと思ったら、物語序盤はただの一般ママだったので違ったと>>続きを読む
上田監督作品だと最初期に位置する作品。内容は冴えない小説家志望の男の元に自身の小説の登場人物が訪ねてきて……という割とありきたりな内容。劇中で主人公の小説を彼女が別に斬新じゃない部分を「斬新だね!」っ>>続きを読む
『耳かきランデブー』で耳かきはSEXか否かを描いた気鋭のフェチズムアニメーターふくだみゆきが今回挑んだのは「ワキ毛フェチ」!というかワキ毛青春アニメってなんだよ!!
ワキ毛フェチの女の子がワキ毛が凄>>続きを読む
『たまえのスーパーはらわた』と同時上映していた群馬県協賛映画。こちらは上田監督の奥様の作品ということなんですが、地域盛り上げ映画としてはっちゃけてたのはむしろこっちの方だったという。
なんで前橋市のP>>続きを読む
女子高生版『カメラを止めるな!』と聞いていたが正にそんな「カメとめ!」って感じな作品。
埼玉県協賛作品となっており、主人公の女子高生監督たまえちゃんが県の依頼で埼玉PRビデオを撮影するという内容。し>>続きを読む
カメ止めの興奮冷めやらぬ中で上映されていた4作の短編から成る『上田慎一郎ショートムービーコレクション』の大将。
結構呑気して観てた自分の涙腺を滅茶苦茶刺激してきた感動作。いや本当に素直に泣ける作品来>>続きを読む
カメ止めの興奮冷めやらぬ中で上映されていた4作の短編から成る『上田慎一郎ショートムービーコレクション』の中堅。
この短編集のポスターでも前面に出されており、実際『カメラを止めるな!』の前身のような作>>続きを読む
カメ止めの興奮冷めやらぬ中で上映されていた4作の短編から成る『上田慎一郎ショートムービーコレクション』の次鋒。
これもまた世にも奇妙な物語風のお話。人の話は聞きましょうという説法や寓話っぽいテーマに>>続きを読む
カメ止めの興奮冷めやらぬ中で上映されていた4作の短編から成る『上田慎一郎ショートムービーコレクション』の先鋒。
4作の中でも世にも奇妙な物語度が高かった作品。世にも奇妙なでも、やたらテンション高い司>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あの『カメラを止めるな!』の正式な続編としてabemaTVで放映された単発ドラマ。一応シネマロサとかで短期上映もされたから映画カテゴリでいいんだろうか?
とにもかくにも、本作もまた『作中作』『登場人物>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
昨年の大ヒット作にして奇跡の大傑作。
僕が去年からやたら映画見るようになったのは、本作のおかげでもある。ある種、自分における映画鑑賞のターニングポイントかもしれない。それだけの映画体験をさせてもらった>>続きを読む
試写にて鑑賞。
俺達のハイローが帰ってきた!!
ザム1、2で滅茶苦茶にテンションが上がったものの、完結編たる『FINAL MISSION』がイマイチ盛り上がれない出来で、続くスピンオフの『DTC』がフ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あのアクションが凄まじいハイローシリーズ待望のスピンオフにして「ケンカ0、笑い80、感動20」を謳った作品。
ハイローからケンカ抜いたら、あんこ抜いたお汁粉レベルなんじゃないのか?って思っていたが、い>>続きを読む