平野レミゼラブルさんの映画レビュー・感想・評価

平野レミゼラブル

平野レミゼラブル

BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-(2024年製作の映画)

3.6

【血みどろ闇鍋一直線で行こうぜ!】
ポストアポカリプス世界観で改造人間×吸血鬼×ヤクザ三つ巴による地獄の逃亡劇!!もうB級要素盛り込みまくった闇鍋丼ですが、そういう混沌が好きだろ!?ハイ、大好きです!
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.4

【THE 劇場オリジナル】
鬼滅、呪術、FILM REDで無限に上がってしまったジャンプ映画のハードルを「こんなんでいいんだよ」と一昔前くらいのアトモスフィアに引き戻す安心安穏の味。旅行の理由付けの強
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.8

【砂塵舞う大地にハチャメチャが押し寄せてくる!!】
チョー面白ェ……!!
ラゴンボ終了から5年後の2000年、週間少年ジャンプに急遽掲載され世界各国で人気を博した鳥山明先生の傑作の3DCG劇場アニメ。
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ウォータームーン(1989年製作の映画)

1.4

【水の中の月、長渕星人の思考】
愛読している邦画プレゼン漫画『邦キチ!映子さん』でこの度、コミック書下ろし回の原案を読者から募集するという「邦キチ-1グランプリ」が開催されました。現職の漫画家や小説家
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.8

【弓矢が駆け抜けた軌跡/翼を散らして/心臓を束ねても/鎮魂歌には早すぎる】
作中で巨大な狼を相手取った少年が自分の手を噛んで変身するという「なんか『進撃の巨人』みてーだなァ」っていうアニメが流されるん
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.6

【評価と恐怖の逆再生】
LDH系列のGENERATIONSのメンバーが全員本人役として出演する上、監督が最近の作品を全然観れてないんだけど「村」シリーズをはじめあまり良い評判は聞き及ばない清水崇監督と
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.9

【新時代のホラーアイコンAI誕生!!】
ホラー的な脅かし演出に理解があるAIロボットミーガン。いやでも、実際に人間を脅して優位に立つのが目的にあったからこの方法は合理的だし、やけに演出が凝ってるのもネ
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

1.6

【著作権の在り方を世に問う問題作】
……自分の意見を通すために他人の威光を借りている上、故人を最強の矛として扱っている敬意の足りない最低最悪の行為そのものだから、これは大嫌いな言葉なんだけど、この作品
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兵馬俑の城(2021年製作の映画)

3.6

【砕けぬ愛と再定義する自分】
アニメを中心とした知られざる中国映画の公開イベントである「電影祭」で昨年公開された3D冒険ファンタジーアニメ。
電影祭自体は都市部で各1館、上映期間が1日~1週間程度と小
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大名倒産(2023年製作の映画)

2.7

【どうするコメディ時代劇】
ここ数カ月、いや下手すると去年辺りから松竹系統とイオン系統の映画館で死ぬほど予告編を観せられていたコメディ時代劇。
いやね、その死ぬほど見せられた予告通りに軽~~~~~~い
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近江商人、走る!(2022年製作の映画)

2.3

【商人の知恵というより未来人の知恵】
『超高速!参勤交代』以降、安定して売り上げを伸ばせる娯楽の鉄板となりつつあるコメディ時代劇ですが本作もその路線を汲んだゆる~い時代劇です。
吉本芸人が多数出演して
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.7

【汚い“刺され、誰かの胸に”】
東京五輪誘致によりコンビニから姿を消してしまったエロ雑誌……そんな日本が誇る“ことがない”有害図書編集部の面々の仕事ぶりを描く『ハケンアニメ!』的なお仕事映画。

「手
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

【絶頂のその先】
栄光を手にした指揮者が狂気の果てに得るものとは……という予告や、絶頂極まった瞬間を映しつつもどこか不穏な闇が目立つポスタービジュアルからして、私のオールタイムベストである『セッション
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.9

【理想的な会議。最悪すぎる議題。】
僕(なんかナチスのオッサンが滅茶苦茶出てくるな……流石に登場人物多すぎてわからなくなってきたぜ……)
親衛隊少佐「人が多すぎて覚えきれません」
僕(代弁してくれた…
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

【人が産み出しながら人をも超越する「言語」なる神】
ナチスドイツによるホロコーストが進む二次大戦真っ只中、とあるユダヤ人の青年が銃殺寸前にまで追い込まれる。
しかし、彼は咄嗟の機転で「自分はペルシャ人
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

【逆恨みサイコリベンジャーの恐怖!】
「コイツはマイキーに恨みがあるんだ……」
こっから展開された回想で明らかになった真実が、100中1000の割合で逆恨みなコトある!?!?

えっマイキー、兄貴を殺
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.2

【クソバカ戦国絵巻】
「尾張の由来はお前の人生“終わり”の意味じゃあ!!」くらいのノリで突き進むクソバカ大河『どうする家康』の古沢良太脚本の時点でクソバカ映画の確信がありましたが、初夜に信長相手に当て
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

2.8

【父と娘、思い出と後悔】
父と2人だけで過ごした夏休みのバケーションを、父と同じ年齢となった娘がビデオを観て振り返る……そこに映されているのは思い出と後悔、そして大切な魂の回想録。
終始ビデオ映像だけ
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

【英国紳士としての「矜持」という生き様】
あの黒澤明の大傑作がノーベル賞作家カズオ・イシグロ脚本で甦る……という超豪華リメイク。
ただ、いくらなんでもリメイク元が名作すぎる上に「原典の志村喬に対してビ
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逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.2

【夢の果て】
認知症にかかった北九州の定時制の教頭が、家族や周りの人間との関係を見つめ直し、勝手に納得するだけの本当に何気ない、何でもない映画。でも、だからこそ名バイプレイヤー光石研の本意気を観ること
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.8

【空前のマルチバースブームを走り抜け!!】
『スパイダーマン:スパイダーバース』、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、『ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』といったアメコミ原作か
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

3.7

【もっと逃げられない内緒の砂漠で踊ったり、傷を舐め合って面の皮取り繕って居場所を守ったりしろ】
B級スリラーとして極一部の界隈で必修科目となっている日本の人気映画シリーズ、待望の韓国リメイク。
スマホ
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THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

4.2

【犬を飼っていない無敵のジョン・ウィック、流れ作業のような殺しぶり】
元暗殺者が少女を救うため殺しの世界へ舞い戻る……という「お前それ何番煎じ!?」なアジョシ系韓流アクション!
ただ『アジョシ』をはじ
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守護教師(2018年製作の映画)

3.3

【透き通るような世界観で贈る学園RPG】
韓国で女生徒を守護るために常に体を張って奔走する先生の話。
なるほどこれが『ブルーアーカイブ』ですか……
もはやセガール映画同様にセオリーが確立されたいつもの
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

【あなたのマリオはどこから?僕はスーパーマリオくん】
実写マリオの予習をしっかりした上でのアニメ映画版。実写版の影響を多大に受けた映画である(語弊があるだろ!!)んですが、いやでも真面目に実写含めた全
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スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

3.2

【あまりに早すぎた怪作】
主演のボブ・ホスキンスが「俳優としての汚点」として忌み嫌っていたり、キャラデザが色々恐かったり、恐竜帝国を前面に押し出す作風にしたのに、よりにもよって同月に『ジュラシック・パ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

【うっかりカニバリズム☆】
過激派ヴィーガンの襲撃に悩まされていた肉屋の夫婦がうっかりヴィーガンを殺してしまい、さらにうっかりハムに加工したら、うっかり大繁盛したカニバリズム・ブラック・コメディ!!
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ソングバード(2020年製作の映画)

2.7

【コロナ禍に羽ばたいた無邪気】
2020年から急速に蔓延した新型コロナウイルスが映画業界に与えた打撃と言うのは思い返すまでもないと思います。感染拡大予防の観点から製作現場には数々の誓約とリスクが課せら
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Bridal, my Song(2022年製作の映画)

2.2

【昭和・平成・令和を繋ぐ式典】
同級生から「結婚しました」だの「子供が産まれました」だのの報せが届く度に、銃を咥え、安全装置を外し、トリガーに指をかけている今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか?
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スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

3.4

【知は力なり。アーナンド教室の真骨頂 史上最強の頭脳戦が今、はじまる────】
インド映画と言えば、何と言ってもそのスケール!!とにかく物語に歌と踊りを絡めて「やりすぎだろ!!」って勢いでドンドンジャ
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

2.5

【狂気で始まり地獄に終わる】
岡田准一が情け無用の地獄の猟犬となって、容赦なく敵をブチ殺す!!キレキレの身体能力を持ちながら『ザ・ファブル』シリーズ以外、イマイチオカジュンの持ち味を活かした役が回って
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キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

4.9

【王道を作る男、王道を歩めず】
現代韓国史を語る上で外せない人物として挙げられるのは、韓国を民主化へと導き、北朝鮮との緊張緩和政策が認められてノーベル平和賞を受賞した第15代大統領・金大中(キム・テジ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

【殺意のリレー、沈黙の決着】
東野圭吾原作のテレビドラマシリーズ『ガリレオ』の劇場版第3弾。前作『真夏の方程式』から9年ぶりの新作ということで、正にシリーズの帰還といった風格。さらに柴咲コウ演じる内海
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

4.2

【刑事と音楽、異色のセッション】
勤続30年、捜査一課で現場一筋、ひたすら足を使ってヤマを追う昔堅気の鬼警部が、数々のコンプラ違反によって警察音楽隊に左遷される……
僕は警察の内部事情に詳しくないので
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マスターオブスキル ー栄耀のためにー(2019年製作の映画)

4.2

【これぞ中華アニメの覇権!!】
グランドシネマサンシャイン池袋劇場とシネマート心斎橋、T・ジョイ博多で開催されている中華映画の上映会「電影祭」の大本命。近年、著しい発展と多様性の発露を見出している中華
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全身犯罪者(2020年製作の映画)

3.4

【不謹慎が極まったFGO】
『ある用務員』『ベイビーわるきゅーれ』以降、スタント・パフォーマーで女優の伊澤彩織さんの大ファンとなってしまいまして、彼女の母校である日本大学芸術学部でトークショーが催され
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