全編ずっと土の中という斬新なサスペンス設定に惹かれて鑑賞。脚本上飽きさせない工夫がいくつもあって確かに飽きないけど、さすがに画が持たない。役者も撮影も大変そう。お疲れさまでした。
ARISEシリーズは1作目を観てピンと来ず挫折。本作は設定こそARISE仕様だが、SACシリーズの美味しいとこ取りしたような出来。筋が複雑になった、ただのサスペンスSF。主人公も悩まないし、テーマや哲>>続きを読む
モノクロで、ブエノスアイレスが舞台のせいか、古いヨーロッパ映画みたいなナイストーン。ギャロもいいんだが弟役の新人が若き日のデュカプリオみたいでかっこ良く、見飽きない。「衝撃的なラスト」と銘打ってこうゆ>>続きを読む
深刻な話ながら、家族親族に振り回され、冴えないジョージ・クルーニーが愛おしい。走りっぷりが可笑しかった。細かい感情の機微を丁寧に描いてて、ハワイが舞台なのに、よく出来た昔の邦画人情劇を観るような親近感>>続きを読む
しっかりしたトーンの時代劇仕立てで、メチャメチャ分かりやすい勧善懲悪話がすっきりする。大魔神は制作上よく考えられた絶妙な巨大感。それゆえ可能な手足の巨大造形物と比較的作りやすそうなミニチュアセットをバ>>続きを読む
なんか義務感に駆られて続編も。マイク・マイヤーズ脚本、プロデュース兼任の上、主演で一人3役ってどんだけ自分好き?お腹いっぱい。3作目は観ず。
流行ったなぁ。ばかばかしかったなぁ。今考えると何が面白かったんだか。このイギリス風味のバタ臭いアメリカ製コメディは日本人には不向きなんじゃないかな?マイク・マイヤーズって日本だったらウッチャン?最近見>>続きを読む
エドガー・ライト監督の前作「ワールズ・エンド」があまりハマらず、そもそも「ドライブ」のパクリじゃないの?って懐疑的に観始めたところにOPクレジットのやらされてる感満載のMVみたいな1カットが来て、ちょ>>続きを読む
ヤバくてマブい、板についたバブル期のかっこよさ。私にとって日本の刑事ものバディムービーと言えばこれだ。このシリーズにリアリティとか言うだけ野暮。そう「かんけいないね」すごい威力のある言葉だ。時々使って>>続きを読む
需要と必要の無いスーパークオリティCG。故の気持ち悪さ。まさに自己満足。金がもったいない。でもその後のゲームソフト用のCG制作にノウハウ活かせたなら、投資としては良かったのか?当時技術的な興味でもって>>続きを読む
一途な想い、一線を超える。
主人公である看護師ベニグノの、
冴えない佇まいが素晴らしい。
ほぼ寝てる芝居の主演女優というのもちょっと気の毒だが、アルモドバル作品の主演女優はだいたい可愛い。
LGBTムービーとして、純愛な描き方が抵抗なく観れて良かった。青年時代の主人公の歩き方、ぜんぜんそうは見えなかったけど、アメリカ人が見るとおかまっぽいの?監督がオマージュ捧げてた通り、ウォン・カーウァ>>続きを読む
デ・パルマのサスペンス作品って何観てもちょっとマイルドで刺激が足りない。が、デ・ニーロのアル・カポネは怖かった。これまで観たケヴィン・コスナー主演作の中で、これのケヴィンが一番かっこいいと思う。この時>>続きを読む
いじめられ、屋根裏で一人本を読み始める、主人公の心細い心情が子供心に身にしみた。日本の怪獣特撮ではなかなか見られない、いくつものワイヤーでコントロールしてるファルコンの細やかな表情とかすごく良い。
追われるだけのことがただただ怖い。まったくよく90分も間を持たせられるもんだと改めて感心する。主役キャストの演技は、ちと大味で微妙だが、トラックはより凶悪に見えるやつをオーディションしたらしい。
手話の伏線回収の親子の対面シーンが泣けた。世に溢れる余命ものと一線を画す、活力を貰える力作だと思うが、最後は無いな。犯罪じゃん。と思ってしまうつまらない私。
海外のCM監督としてターセムが流行ってた頃、劇場で鑑賞。内面世界に潜り込むユニフォームがウルトラセブンみたいだったなぁ。というのが公開当時の感想。輪切りの馬とか、背中フックとか、痛みを想像しやすい表現>>続きを読む
トゥシューズの中に画鋲が!なんてのの数十倍怖い、ヴァーホーヴェン監督による、エロくてグロくて黒いショービズ成り上がり青春ムービー。主人公が勝ち気過ぎて、その言動に終止ハラハラするが、才能認められ伸し上>>続きを読む
求められたのか、好きなのか、テーマが同監督の「ガタカ」に似てるなぁ。時は金なり、時間を稼ぐ、寿命=貯蓄という設定ギミックは貧富の差が強調されて残酷だけど面白い。大人はみんな見た目25歳ってSF設定も見>>続きを読む
犯罪の回想シーンを処刑直前に持ってくる構成がいい。憎たらしかったショーン・ペンが泣く芝居がリアルで泣ける。
「アイ・アム・サム」と「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を足して割ったような作品。楽しくファンタジックな仕立てに時々辛いリアリティを挟まれると感情が揺さぶられ過ぎて困るんだよなぁ。面白かったし、親子愛に泣>>続きを読む
結果的に香川照之の為の作品。冗談になるのではないかと懸念した丹下段平が、マンガのキャラそのまま実体化したようで驚いた。さすが筋金入りのボクシングファン。指導が様になってる。主役二人もそれに引っ張られる>>続きを読む
禁酒法時代アメリカの悪党一代記。「アルゴ」で見せたベン・アフレックの監督手腕に期待したが、いまいち。主演のベン・アフレックに悪党としての狂気や迫力なく、ヒーロー過ぎるのが良くない。最後も被害者面な感じ>>続きを読む
ポール・デルヴォーにオマージュを捧げた表題作「夜の蝶」みたいな実写撮影素材を加工したものもあれば、作画ものも様々なトーンあり、表現スタイルが決まってなく、どれも発想が豊かで大変面白い。 「夜の蝶」のビ>>続きを読む
セーラー服と日本刀。誰の趣味だ?嫌いじゃない。潜伏吸血鬼退治ものでストーリーはいたってシンプル。海外マーケットを意識してたのか、寺田克也のキャラデザインもバタ臭いし、作中半分は英語台詞。そして公開当時>>続きを読む
ジョセフ・ゴードン=レビット、最近ドヤ演技が過ぎて心配してたが、今作では実在のスノーデン氏に寄せた落ち着いた良い芝居。キャスト総じてごく自然で芝居っけ無く、実話の再現を安心して観れるが、ハワイの施設の>>続きを読む
「哀しき獣」では粗暴だったハ・ジョンウが本作では知性と野心あふれるいけ好かないニュースキャスターを好演。演技の幅がすごいな。ラジオ番組スタジオだけでの撮影で間を見事に持たせ、こちらの想像に委ねてトンで>>続きを読む
広告クリエーター担ぎだしたフジTV亀山どやプロデュースによる、ウォン・カーウァイパクリ臭が漂う「フォールームス」シリアス版って感じのお洒落作品。背伸びした草彅君のクールっぽい芝居が寒い。一つ一つの話は>>続きを読む
選曲が良くてサントラ買っちゃった。クリスティーナ・リッチぽっちゃりしてるがかわいい。レイアウトやアングルが狙いすぎだが、ギャロの美意識と情熱が全部ぶっこまれたような作品。
ガス・ヴァン・サント作品初鑑賞。死を予感させる香りぷんぷんのボーイミーツガールもの。ファンタジックな要素もあって、他に観たこと無い、不思議な味わいだった。
主人公がだんだん狂気を帯び、壊れていく様が怖い。ジャック・ニコルソン、ハマり役。薄幸な感じの妻役も良かった。原作者のキング本人は本作を気に入って無かったそうだが、この重厚な雰囲気はキューブリックにしか>>続きを読む
「U-571」が良かったので、ジョナサン・モストウ監督に興味を持って公開当時劇場で鑑賞。誘拐があんなに簡単にできてしまうもんなんだな。となんだか妙に納得して、知らない人には気をつけようと身につまされた>>続きを読む
ウェイン・ワン作品にしてはドラマチックで飽きなかったが、観終わった後、妄想と現実の境が分からなくなって悶々とする。覗きに取り憑かれた西島秀俊の表情が良かった。あーゆう正気じゃない芝居させたら日本一だと>>続きを読む
モデル業界の愛憎劇だが、必要以上にグロくて苦手。現実離れしすぎで、ここまで行くともうファンタジーホラー。スターを目指し野心に塗れた女性達の世界の怖さでいったらやっぱり「ショーガール」にかなわない。きつ>>続きを読む
要らぬ設定改変が山盛りで、どうした山崎監督って感じの出来。やはり貧しさに負けたか。滅亡寸前の地球の惨状からなんだか美術が微妙で、特にヤマト艦内のセットが木で作ってるようにしか見えず残念。頼りのCGはヤ>>続きを読む
風の表現がすごくいい。
影の使い方もすごくいい。
この短さでこんなに
グッとくるのがすごい。
設定は謎だが積年の親子愛に涙。