ニクガタナさんの映画レビュー・感想・評価 - 40ページ目

ニクガタナ

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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場公開時に確かに観たはずなんだが、恐竜捕獲シーンの凄さ以外驚くほど何も覚えてない。1作目の印象が強すぎて、本作のシーンが前作の一部になって記憶されてる気がする。本作で主役に昇格したジェフ・ゴールドブ>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

さすがスピルバーグ。ドキドキさせ方が見事。CG技術がまだそんなに発達してなかった時代に、あの恐竜の実存感には驚いた。CG一辺倒じゃなくアニマトロニクスとのハイブリッドでリアリティを担保していて流石。描>>続きを読む

ザ・シークレット・サービス(1993年製作の映画)

3.4

ジョン・マルコヴィッチをこの作品で初めて知ったが、何考えてんのか分からない不穏で不気味な存在感がすごかった。あのプラスチック製の銃とその試し射ちが設定にリアリティ増してて見事。老体に鞭打つシークレット>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

3.5

ちょっとドキュメンタリータッチな仕立てで暴力にリアリティがあって怖い。非情というか自業自得なラストシーンがせつなくも美しい。

スモーク(1995年製作の映画)

3.5

ブルックリンのタバコ屋の店主と常連客の作家が関わるちょっといい話の連なり。雰囲気が良い。ハーヴェイ・カイテルが演じた店主の佇まいが良かった。同じ場所で何年も写真撮り続けるのは憧れる。バイトの少年のミス>>続きを読む

免許がない!(1994年製作の映画)

3.0

あぶない刑事の舘ひろしが好きで観たんだったと思う。自動車免許未取得の中年映画スターが身分を隠して合宿免許取得に奮闘する様が健気で可笑しいナイス設定。私も自動車免許取得に手こずったので、いろいろ共感。

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

3.4

テーマが重い。暗くて鬱々として黒沢清作品的な不思議な怖さがあった。キャストが皆病的芝居。

模倣犯(2002年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

津田寛治が主役食ってるよ。中井君が主人公ではどうにもならなかったんだろうなぁと公開当時思ったもんだが、芝居のできない客寄せの中居を悪目立ちさせず寡黙で神秘的に演出したのは森田監督の大人な仕事だと思う。>>続きを読む

告発(1995年製作の映画)

3.6

檻の中でおびえている主人公の様子が、虐待されてる動物のようで印象深かった。一生収監されずに生きようと思った。

スパルタンX(1984年製作の映画)

3.5

「グレムリン」と同時上映で初めて劇場で観た映画。ジャッキーよりユン・ピョウの方が好きだった。ギミックの多いキッチンカーに憧れた。曲芸じみてはいるが手数の多いカンフーアクションが大変楽しめた。たぶん今観>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

3.5

公開当時やたらと流行ってたので劇場へ。低予算ながらのヒットだったり、ヤン・デボン監督がカメラマン出身という珍しさもあり期待値が上がってたせいか、まあ、普通に面白かったくらい。設定は面白いし、乗客を逃が>>続きを読む

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

4.0

文化をまるごとデザインして描く架空世界の有人宇宙飛行計画実現奮闘記。ガイナックス黎明期のオタク達も相当頑張ったに違いない。世界観の作り込みが半端無く、第二次大戦やNASAの記録映像を参考に作画したであ>>続きを読む

ウェイクアップ!ネッド(1998年製作の映画)

3.6

イギリスお得意の貧しい市井の人々を描くコメディ。抜群に面白く、笑えた。知ってる役者が一人もいなく、しかもメインキャストほぼ老人。撮影中に誰も亡くさずによく無事公開できたもんだ。裸のじいさんがバイクで疾>>続きを読む

SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.7

職人JJのスピルバーグなりきり演出作品。謎のアレを愛せるものにしなかったのが失敗。一方ヒロインのエル・ファニングが超可愛い。自主制作映画経験者はぜひ観た方が良い。映画に好きな女子を出す。その子と付き合>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

第2次世界大戦下の英国王、ジョージ6世のよく出来た伝記。大学で吃音を専攻してたので、いろいろ思うとこもあり高評価。なかなか理解の得られない言語障害者の気持ちが、よく描かれていたと思う。大好きなジェフリ>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

3.9

脚本が実に練り込まれていて、つっこみどころ無し。ダレるところが無い。シリーズを重ねるごとに面白くなる作品はなかなか無い。そして感動具合はシリーズ1だ。ゴミ焼却炉で覚悟決めて手を繋ぐ仲間たちのシーンで号>>続きを読む

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.7

爺さんと子どもという鉄板の組合せによる冒険活劇。間違いなく面白い。キャラ造形がいちいち良くできてて見事。夫婦の幼き日の憧れだった冒険家の登場のさせ方が上手い。

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

3.2

恥ずかしながらアキ・カウリスマキ作品はこれが初見。フランスの港街が舞台で、難民を扱って現代劇みたいだけど、美術や衣装がなんだか70年代東欧風だなぁとかボンヤリ観てたら終わった。え?こんなオチあり?人生>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.6

「ラジオの時間」公開当時に三谷幸喜に興味を持った流れで鑑賞。まだ裁判員制度導入前の架空設定の陪審員達の殺人事件に対する判決の話し合いが可笑しかった。「優しい」というより事なかれ主義で重大な判決を自身で>>続きを読む

アーティスト(2011年製作の映画)

3.5

面白いけど地味だしベタだしアカデミー作品賞取るような作品かなぁ?モノクロ、サイレントで審査員のノスタルジーをくすぐったのか?

その夜の侍(2012年製作の映画)

3.4

山田孝之が演じたキャラがクソすぎて殺したくなる。堺雅人は最初誰だかわからないくらい役になりきってて、気の毒で観てられなかった。谷村美月も新井浩文も気の毒だった。何を描きたかったのかはよく分からないが、>>続きを読む

追憶の森(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

えー!ファンタジー?

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.8

フランク・ダラボン監督、目を背けたくなる描写がありつつ観たくないほどにはならないバランス感覚がいい。全体的に重いけど希望が見える。本当に悪い奴らは最後ちゃんと懲らしめられる筋が好き。

幻の光(1995年製作の映画)

3.3

当時注目されてた是枝さんの初の劇場ドラマだってんでどんなもんかと観に行った。薄暗くボンヤリした光みたいな映画だった。江角マキコは良さが分からなかった。

アバター(2009年製作の映画)

3.8

さすがキャメロン。特殊な設定ながら、わかりやすい対立構図を入れ込み長いけど飽きさせない、手堅いエンタメSF。3Dの特性を熟知しきった奥行きある見事な画作り。架空の星の植生、生態系、文明文化をしっかり作>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.5

2049の予習、復習?のために観直したが、改めて美術や衣装が素晴らしい。2049の方が見劣る。ハードボイルドなハリソン・フオードもカッコいい。昔観た記憶では難解なイメージだったけど、筋は意外とシンプル>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

3.6

シアーシャ・ローナンかわいい。衣装が良かった。田舎のクソババアに貞操問い詰められて「思い出した。こんな町だった」ってセリフが恐くもあり、清々しくもあり。次第に華やいでいく主人公に対してお姉さんが薄幸で>>続きを読む

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.7

ビル・マーレイ版「菊次郎の夏」って感じ。主人公の少年を演じた子役が好演。物分かり良くて現代的。いい塩梅に悪いことや世の中を教えてくれる人生の先達はいいもんだ。自分に孫ができたら何を教えてあげられるかな>>続きを読む

イノセンス(2004年製作の映画)

3.5

CGの使い方がCG感が強くて残念。良しとしてやってんのかな?押井監督ゲーマーだから?IGのスターアニメーター達の仕事は素晴らしい!特に船への突入シーンのバトーの走りっぷりとか、少女義体の気味の悪い迫り>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.4

長距離宇宙航行のコールドスリープ中に一人だけ目を覚ましちゃったら…主人公の気持ちは分かるがそれやったらいかんね…という罪の顛末。筋に無理があって、いろいろ都合が良すぎる、ちょっと納得いかない未来宇宙S>>続きを読む

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.4

親族内でのトラブル隠しがとても怖い。アメリカの田舎での貧しい生活って夢が無くてイヤ。キャスト皆好演。

灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.5

今をときめくドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のめっちゃめちゃ重ーいヒューマンミステリー。まさに衝撃のラスト!中東での人生っていろいろ理不尽。こんな壮絶な人生って嫌だなと心から思う。平凡な人生万歳!

カンパニー・メン(2010年製作の映画)

3.3

アメリカの会社人間リストラ模様。かの国ではあんなにさくさく首切られるんだと、ぞっとする。鬱々とした中年、熟年男性ばかり、大した活躍もしないで終わるので盛り上がりに欠けて華がない。ベン・アフレックは好み>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

60、70年代アメリカ史を走り続けたフォレストと彼に関わった人々のいろんな人生を味わえて笑って泣ける傑作。納得のアカデミー作品賞受賞作。むやみにVFX技術をひけらかさず、見せたいシーンの表現に的確に当>>続きを読む

八日目(1996年製作の映画)

3.5

ダウン症の主人公役に健常者ではなく、実際にダウン症の役者を起用した点が好印象。公開当時劇場で観ていたく感動した。

レインマン(1988年製作の映画)

3.6

演技巧者を自負する名優は知的障害者役を演じたがるような気がするが、誤解を恐れずに言うと、特徴が捉えやすい知的障害者の芝居は簡単だと思う。でも先駆けて演じたと思われる本作のダスティン・ホフマンの勇気は讃>>続きを読む