msさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.8

ストップモーションアニメとしてのクオリティが凄まじすぎて話の内容よりその映像技術の高さに目が釘付け。

英国紳士の探検家がアメリカの秘境で出会った心優しきビッグフットと一緒に地球の裏側にある伝説の谷シ
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.7

タクシードライバーのコーベンのもとに落ちてきた未知の言語を話す女リールー。ふたりは力を合わせて邪悪な宇宙生命体と戦うことになる。
という、俺はこういうのが好き!!!というリュック・ベッソンの気持ちが暑
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

すごく前に観た覚えがあるが、数年ぶりに観た。
整然とした無秩序というか、正しく狂ってる感じというか、目を開けながら夢を見ているようなカオス感がすさまじい。

虚実の境界線が曖昧になってクラクラ目眩がす
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

何をするにもワンテンポ早い彼女と、何をするにもワンテンポ遅い彼。
無くなったバレンタインデーの1日を巡る心温まるラブストーリー。
というあらすじかもしれないが、これはちょっと、どうなんだろうか?この男
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

劇薬のような映画だった。
キャシーのやっていることは残酷でクレイジーだが、彼女のすべてを肯定したい。

扱う内容の重さ陰惨さに反し、演出はポップでとってもカラフル。スカッと痛快復讐エンタメ映画!みたい
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.5

胸キュン♡みたいな映画ではないが、テンポよく軽やかでさらっと観られてよかった。
飛び級でハーバード大を卒業したこじらせ天才少女が、ぐちぐち言いながらも律儀にセラピストの作ったリストをこなしていくのが可
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

紀元前480年、最強の戦士レオニダス王率いる300人のスパルタ軍兵士たちは、ペルシアの巨大軍勢100万人を迎え撃つ。
まさに「スペクタクル」という言葉がぴったりの壮大な映画だった。殺気立ったフェロモン
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.2

たった60分で文明が滅んだ最終戦争後、生き残った人類は荒廃した地上に巨大な移動都市を築き暮らしていた…
という設定は超超超〜〜おもしろい。“都市が都市を食う“という発想も、どでかい車輪で都市がまるごと
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.1

観終わった後に製作年を知って仰天した。
これが50年以上前に作られた映画って…信じられない。

SF映画の金字塔といわれているのも納得だ。すごかった。古臭さがまったくない。まさに映画館で見るべく作られ
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ブータンの首都で暮らす新米教師ウゲンは、電気もガスもない標高4,800mの秘境ルナナ村に赴任を言い渡される。

人生で初めてブータン映画を観た。
国民幸福度が世界一ぐらいの知識は持っていたけど、どんな
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.8

はるか昔にレンタルで観た覚えがあるが、Netflixに来ていたので100年ぶりに観た。

遺伝子操作によりデザインベイビーとして生まれ育った「適合者」だけが優遇される近未来、不適合者である青年の物語。
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.8

精神世界のビジュアルが圧巻。
グロテスクで残酷でインモラルで美しい世界観にクラクラする。どうしたらあんな絵が思いつくんだろう。

石岡瑛子のアートディレクションでディテールまで作り込まれた衣装がどれも
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.7

青年の身体を借りてこの世に舞い降りた死神が初めて恋を知る。

ジョー・ブラックを演じるブラッド・ピットがもう、これでもかってくらい、惜しげも無くカッコいい。それに尽きる。
あの展開だとスーザンは結局ジ
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シエラ・バージェスはルーザー(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公シエラのことが後半になればなるほど好きじゃなくなっていく。

たしかに自己中心的な痛い行動もティーンらしいと言えばらしいし、キュートな面も無くはないが、太ってるとかブサイクだとか関係なくシエラは
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嵐の中で(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

嵐の夜、古いブラウン管テレビとビデオを通じて繋がる過去と現在。25年前に死ぬはずだった少年を救った主人公が目覚めると、世界からは愛する夫と娘が消えていた。

おもしろかった!
繰り返し作られてきたタイ
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MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

3.9

ミスフランスになりたい、という夢を追う青年の話。

アイデンティティの所在に葛藤し、自分らしく生きたいと願うアレックス。上背や肩幅はどうしたって男性的なんだけど、努力すればするほどどんどん可愛くなって
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.0

ずいぶん前に観た覚えがあるのだけど、改めてしっかり観てみた。とんでもなくかっこよかった。
チャイニーズタウン的な無国籍感のある雑多な街並み、サイバーパンクなガジェット、半壊した美女のサイボーグ。ハード
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バッド・ママのクリスマス(2017年製作の映画)

3.5

スパに来たマッチョでホットなストリッパーがThis is usのケヴィンだったのが衝撃で、ほかのことは全部忘れた。

飲みながらライトに観られるコメディとして安定感があっていいシリーズ。月並みな感想だ
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.9

カルト的に支持され続けているアニメ映画。ようやく観たが、たしかにすごかった。うる星やつら的にこれはアリなのか?ギリアウトなんじゃ?って感じだ。原作者の逆鱗に触れたというのも納得のビンビンな押井守色の強>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

事実を事実としてとらえたドライで淡々とした語り口がイーストウッドらしい。

手柄欲しさに「警備員犯人説」に飛びつく女記者にも、いい加減な捜査で証拠の捏造も厭わないFBIにもマジで心の底からイラついた。
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ステイ・フレンズ(2011年製作の映画)

3.5

ちょっと前に観た。薄ぼんやりした記憶しかない。王道ラブコメって感じで良かった気がする。

アンディサムバーグもエマストーンも出てるんだ!と思って観たら冒頭数分で彼らの出番が終わってしまいショボーンてな
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バッドママ(2016年製作の映画)

3.5

子育てと家事と仕事に追われるミラ・クニスを超絶応援したくなる。
いつまでもオンナでいられる女性ってイイよね!ではなく、ママであることをひっくるめて「魅力的」と描くパワフルさが好きだった。権威的で高慢な
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ブルースの母と呼ばれたシンガー、マ・レイニーのレコーディング風景と、そのバックバンドの楽屋でのやりとりを描いた作品。思っていたよりずっとミニマルな作品だった。
そのシンプルさの中に詰め込まれた熱気に圧
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クルエラ(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

101匹わんちゃんのヴィラン、クルエラ・ド・ヴィルのオリジンを描く物語。
パンクでロックでキュートでアヴァンギャルド、70sロンドンのパンキッシュな反骨精神を体現した最高にファッショナブルなクルエラ様
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クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的(2016年製作の映画)

3.3

バルにたまたま居合わせた男女が店の外に出ると射殺される不条理な状況に追い込まれるサスペンス。

すごく面白い設定でめちゃくちゃワクワクしながら観はじめて、前半のいろんなことが後半でうまいこと伏線として
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ダブル・ミッション(2010年製作の映画)

3.5

中国からCIAに出向してきた凄腕スパイのジャッキーが悪の組織の陰謀に巻き込まれて、恋人のシングルマザーとその子供たちとドタバタする話。

やはりジャッキーはいい。安定感が半端ない。全ての場面に緊迫感が
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椿の庭(2020年製作の映画)

3.7

端正で美しく、どこまでも繊細な映画だった。
なにか大事件が起こるわけではなく起伏のないストーリーではあるが、そういう「毎日」を切り取ったような穏やかな雰囲気が心地いい。写真家・上田義彦のこだわりが詰め
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最も普通の恋愛(2019年製作の映画)

3.3

胸キュン♡となる暇もないくらい、あっというまにスルスルと話が進んで、あっというまに終わってしまった。
演者たちの自然体なお芝居はどの役もとてもよかったが、それ以上でも以下でもなく、思い出そうとしてもあ
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ジャケのイメージからゾンビ版スーサイド・スクワッド的なものを想像していたが、そういうテンションの作品ではなかった。予告の方が面白げなタイプの作品というか、アバンタイトルが一番盛り上がる。落下傘部隊のと>>続きを読む

旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.9

過激な反戦活動家として指名手配されている両親のもとで育った兄弟。偽った身分で知る初めての恋。目指す未来。

リヴァーが魅力的すぎて眩しい。彼の凛としたタフな雰囲気と、とはいえまだティーンエイジャーなの
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二十歳(2015年製作の映画)

3.3

カン・ハヌル出てる〜!観たい!という目的で観たので他には何も求めなかった。なので私の心は満足した。

役者がフレッシュだから下ネタも爽やか。軽く観られるコメディとしてよかった。

チョン・ソミンはほん
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ロンドンの暗黒街で大麻ビジネスにより財を成したマリファナ王のミッキーが仕事の一切を売却し隠居するという噂が広まることから始まるクライムサスペンス。

若干古臭い洒落た台詞回しにケレン味溢れる演出、テン
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

アメリカのモハヴェ砂漠にポツンと建つモーテル、バグダッドカフェを訪れたドイツ人女性ジャスミン。個性的な客が集う寂れたカフェに彼女が変化をもたらす。

ミニシアター系の代名詞としてかなり有名な一本だが、
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OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

3.7

メンタルクリニックを舞台に強迫性障害を抱える男女6人が繰り広げる群像劇。

奥田秀朗の小説イン・ザ・プールを思い出した。クセの強いキャラとコメディ仕立ての演出、テンポのいい展開が楽しくて、いくらでも重
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

行方不明の少女を捜すためスコットランド本土から小さな島へやってきた敬虔なクリスチャンの警官が古代ケルト信仰の洗礼を受ける。ミッドサマーの原点とも言えるムラ系オカルトホラー。

島民たちの歌や牧歌的なケ
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

5.0

サイコーだった〜〜!!!!!
Netflix入ってれば誰でもこんなに質の高いアニメーションが家で観られるとかなんていい時代なんだ〜〜おもしろかった〜〜〜〜

もう時代はソニー・ピクチャーズ・アニメーシ
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