シルヴィアンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

シルヴィアン

シルヴィアン

映画(500)
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(1965年製作の映画)

4.7

いやぁなかなか、なかなか…。
かっこいい。
三船主演だけど正直、東野英治郎御大と伊藤雄之助氏の怪演を見る為だけの映画。
監督らしく外連味たっぷりの画面がたまらんなあ。ラストシーン思わず、うわって声出ち
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.6

このパワープレイおバカさんめ!!
最後のシークエンスでそれまでの全てを歌の腕力でアップデートしていく強引さ、嫌いじゃないぜ!!
さすがロックンロールの寓話だわ。
もうそれしかないわ。そしてそれだけで良
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68キル(2017年製作の映画)

3.0

スペンサー・リードじゃね?って思ったらマジでリード君だったね主人公。
ピーピー喚くわりに女のケツを追っかけるしか能のないワンちゃんが頑張るって話。
撮影か監督が多分ストラーロとかタランティーノが好きな
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無知との遭遇 CLOSE ENCOUNTERS OF THE STUPID(2010年製作の映画)

2.5

「…嫌です兄さん」  
途中まで良かったのにポンコツなアレそれが出てきて一気に失速。リアル系ホラーのままロッシーさん騙し切れたら凄い面白かったのでは?
と言いつつも私がロッシーさんファンなので優しいロ
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ブラッディ・ホワイト 白の襲撃者たち(2015年製作の映画)

2.5

え?白衣の天使が悪霊達へ痛快天誅!巻き込まれ誤射に気をつけろ!って話じゃないんですかッ!?

マジかよー、凄い騙されたぜ。
ここまで騙されるとアマプラの説明文だけで上記の内容妄想してワクワクしてた私が
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毒薬と老嬢(1944年製作の映画)

4.5

気が狂いそうだ…。

今までも精神的疲労を伴う倫理観直下型悪趣味映画は複数見てきたが、コレは別格。

見る嫌がらせをそもそも狙ってないから純粋に違和感の攻撃力がある上に、人物の大体が益体もない事を声張
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リターン・オブ・ジーパーズ・クリーパーズ JEEPERS CREEPERS 3(2017年製作の映画)

2.0

私が唯一ちゃんと見れてるシリーズ。ジーパーズ・クリーパーズ。
もう3作目になると前発にあった得体の知れない怖さとか不気味さを全部捨てて白昼堂々怪物が出てきちゃったね。なんで?
2が良過ぎた為にガッカリ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.5

んん〜、んん〜?面白い。面白い?
いや面白かったが、うん。正直本編よりおまけのメイキング映像の方が現場のバカ魂が見えて面白かったかな。水の上走らせるとか最高にアホじゃん。あとケツ振って走るバイクがかっ
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

グロシーンが力一杯だったのでながら見。
久しぶりにガン=カタっぽい動きを見た。全体的に痛いシーンが多いのはシナリオとの対比なのかなんなのか。
もう一捻り欲しかったけど面白くなかった訳でもないという…、
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TAXi2(2000年製作の映画)

2.5

今日も元気に車ぶっ壊してこうね企画。不思議の国のニッポンが遺憾無く展開されてる。そこんとこ面白がれるか鼻じらむかで楽しさ違うと思うんだけどどうでしょう。私は共感羞恥があるのでながら見じゃないと耐えられ>>続きを読む

ギャングバスターズ(2012年製作の映画)

4.2

生物多様性。
派手なパッケージにキテレツなギャング。バカで不器用な三兄弟とロブ君を取り巻く人々。
各種差別から始まって、看護師さんのセリフ。4人目の兄弟。保安官と兄弟の過去。神様への不思議。俺たちは兄
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

元気なダニクレと聞いて。
でも思ったより元気じゃなかったな。ボンドのカジノで大勝ちしてる時の元気さを期待してたのでちょい期待外れ。
内容もイマイチお行儀が良くて登場人物全員ヒステリーなメンタル怪獣大戦
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魔術師(1958年製作の映画)

4.8

死の色気が香る対話と後半の死になりきる反抗。差し込まれる人々のそれぞれに生臭さと外連味。一陣の風を感じるラスト。
胃をひっ掴まれるような怖さは無いものの、死の匂いだったり、心の感触を触れるような気持ち
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.9

抑圧だとか貧困だとか思い込みだとか傲慢だとか、色んな不条理が大切な言葉達を掻き消して、そして世界を歪めていく。
ジュブナイルはあんまり響かない人間なので、心的にはそんなに感動しなかったんだけど、脳みそ
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.6

アッティカ!のシーンやめろ(笑)
いいっすねえ。なんて優しい世界。
狼たちの午後とノッキングオンヘヴンズドアを足して2で割って幸福でコーティングした上に愛をデコレーションしました感。
ペットショップの
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(1960年製作の映画)

4.0

テンポよく進んだ画面がすわ転調かと肩に力入れてみたら、そのままエンディングへと流れていってしまって肩透かし。それまでが面白いだけにショックがデカめ。
つどつどのジレンマが良かっただけに1番の摩擦熱を孕
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版(2018年製作の映画)

4.9

Ураааааааа!!!!
通常で一回目!響音上映で2回目!!
コレ音響良いシアターで見たら最高だろ!と2回目見に行ったら予想を遥かに超える良さ。涙が溢れてしまったし、もう最高に最高を重ねて最高。胸
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.5

祝1日10時間拘束12連勤終了!記念
通退勤途中に飾られてるポスターをネチネチ見つめ続けてやっと見れたね。
はあー、面白かった!
そこここで笑わせよう楽しませようという気持ちがいっぱい。作りは荒いが痛
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名もなき塀の中の王(2013年製作の映画)

4.8

終盤でベソベソに泣いてしまった。
あんな悲しい事を誰かの為に言えるようになった彼を誰かどうか助けてと願ってしまう。
親も子も人間で唯一。それ故に不器用で、自分の愛を形作ろうと必死になってしまう。悲しい
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

4.8

開幕0秒で臭メロ顔面大草原不可避。
終始流れる聞いたことのあるフレーズ。そしてゴア表現を茶化すゲロ。下ネタ。ウンコ。最高!色々メタルネタをやりつつ最後ヴァイキングメタルで乗り込んでく所大好き。

結論
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

みんなそんなに感情のシェアに飢えてんのか?と途中から冷めきった目で見てしまったのでもうダメ。

ショッキングな画面が面白いに直結するような感性は死んでるし、その感性の発した言葉に踊らされた自己も浅はか
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.5

なんかで読んだ「被差別者達さえも差別をしていない訳ではない。だから差別の根絶は難しい」という言葉を思い出してしまったな。最後まで彼女は差別をし続けたわけだし。

ある側面の被害者であれば誰かをその側面
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

4.9

拙宅の母オールタイムベストな一本。
やっと見たよお母さん。ありがとう。
冒頭の人間離れしたバチスタが最後に群衆に飲まれて行くのがなんとも苦い。天井桟敷の人々のように無邪気なままでいられたらなあ。そう思
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犯罪「幸運」(2012年製作の映画)

3.0

長い…そしてグロい…。
彼氏と同じ理由で似非ベジタリアンやってる身としてはあんなことになってソレしかないってなったらどうしよ。身体が動かないと思うので彼氏は偉いね。
選択肢あるように生きようと思いまし
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

映画は凄く良い。が、個人的にミドリさんのような人物が人としてとても苦手なので所々心がツキツキしてしまった。怖い。

サチエさんのいらっしゃい!みたいな素敵な言葉で喋りたいなあ。

下妻物語(2004年製作の映画)

4.8

お母さんと見る映画2020
ハイコントラストと極彩色の名言パレード。イッちゃんとモモコが彷徨いながらも良いこと言うし、周囲の大人はすこぶる優しい。そしてジャスコ。

孤独(alone)の語源はみんな一
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

2.4

ほんと無理
無責任に人をなじって蔑み馬鹿にして辛い思いを平気でさせて泣かせてもう本当に辛くてなんで何が、何がおかしいんだよ。
一生懸命打ち込んでる人をどうして簡単に笑うんだ。
ギャグや演出で正当化され
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.5

バカ映画だとばかり思って終始アホなのかと期待してたが、結構真面目にリベラルに取り組んだ映画だった。
メニー君が突きつけてくる世の中が普通とか常識とかで片付けてるそれぞれのリアルへの回答を自分のリアルで
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フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

4.5

全力で死に急いでこう友の会による全力の罵り合い(物理)。
序盤でコレは吹き替えで見るべきB級ライク映画だと切り替えたのは英断だった。
フィーストとか好きな人は大好物だと思うんだけど意外とレビュー低くて
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

2.0

お母さんと見に行った映画(2019)
正直、激鬱源氏プロパガンダ歌舞伎(娘景清)の帰りにテンションだけで見に行ったのが間違いだった。

捻りもなく型にはまった涙をくれるだけの映画という印象。某SNSの
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レイダース/失われたゾンビ(1986年製作の映画)

1.0

「可視化された虚無」の類い。
上映された映画祭だか試写会で観客が暴れたらしいけどコレは実際暴れる。
なんていうかな。何も無いな。表現する言葉も見つからないほど虚無。
デビルシャークとか死霊の盆踊りとか
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八つ墓村(1977年製作の映画)

4.5

リーサルウェポン田治見要蔵(山崎努)
夜桜をバックに全力疾走!尻端折りに白ふん!頭に懐中電灯!ショットガン!弾帯!極め付けに日本刀!
このイケてるカットだけで大満足。話のモデル「津山事件」を怪演する山
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大殺陣 雄呂血(1966年製作の映画)

4.9

最高!!最高ですよコレ。最高の血のバージンロード。もうこの映画最後のシーンをやりきるためだけに撮ったでしょ。
阪妻版よりもっと凄いこともっとカッコイイことやってやろうって気持ちがドンドン画面に乗っかっ
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雄呂血(1925年製作の映画)

4.0

星は歴史的価値を加味して付けてます。
怠惰な善人と勤勉な悪人と言ったところか。何にしたって良い奴ってだけじゃ世の中受け入れてくれないんだよな。根が善人であろうと無教養と無知は大罪には違いないのだし。
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