50Kenzoさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

3.5

ハードロックが世界を救う!

未来の救世主となる若者2人が、未来人の力を借りてタイムスリップで歴史のレポートを乗り切るお話。

キアヌが若い!そして終始能天気!常に前向きで疑うことを知らない展開が、時
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

5.0

パートナーの自死をきっかけに過食に走り、超肥満体となってしまった男。死期を悟った彼が、疎遠だった自分の娘と向き合おうとする。。。

舞台劇がベースとなってるらしく、ほぼアパートの一室でストーリーが展開
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

チョイ悪兄貴に憧れる、微妙な年頃の少年たちを描いた作品。子役の演技がホントに自然でびっくりしました。

たいして良さも分からんのに、背伸びしてタバコ吸うたり酒飲んだり。あえて危ないヤンチャな行動をして
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フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.5

有名な義賊、ロビン・フッドの誕生秘話。

ロビン・フッドは何度か映画化されてますが、本作は時代考証そっちのけでエンタメアクションに全振りしてます。

ROTRのレゴラスを彷彿とさせる弓の速射。近接距離
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ブラックハット(2015年製作の映画)

3.5

ハッキング攻撃によるタービンの暴走で原発の重大事故が発生。謎の犯罪集団を追う米中の捜査員と天才ハッカーのお話。

中国人俳優に舞台は中国と、中華資本見え見えの展開にちょっとゲンナリしてたら、主人公のハ
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

4.0

若干世間知らず気味の英国貴族のお姉さんが、色々やらかしつつ成長していくお話。

何度も映画化された有名小説ですが、過去作含め今回が初見。画作りが美しくコミカルな作風で、最後まで楽しく観られました。
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エアベンダー(2010年製作の映画)

2.5

あえてシャマランの黒歴史を全力で鑑賞。

水火土気の4つの力で成り立つ世界。火の国の横暴を止めるため、気の使い手が立ち上がる!

世界観は頑張って作り込んでるんですが、当面の目標がほとんど示されず、イ
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ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

3.5

都会の闇を追いかける写真家が、とんでもない深淵を覗き込むお話。まさかのブラッドリー・クーパーが主人公。下積み時代ですかね。

深夜の地下鉄でゴツいスーツ男が、どう見ても痛そうな肉屋の道具で襲いかかって
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

5.0

ままならない世の中を逞しく生き抜く移民コミュニティのミュージカル。出てる俳優はほぼ全員ラテン系、ヒスパニック系です(たぶん)。

特に印象に残ったのは、打ち上げられた花火の陰影が美しかった停電の街、重
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

5.0

世界で初めて性転換手術を受けた男性の物語。

とある出来事をきっかけに、長年押し殺してきた本心を徐々に解き放つ主人公をエディ・レッドメインが演じてます。

戸惑い、喜び、恥じらい、哀しさ、色々入り混じ
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.5

犯人と人質が親密な関係になる、ストックホルム症候群の元ネタになった事件を映画化。

主人公の犯人はイーサン・ホーク、相棒にマーク・ストロング、人質役にノオミ・ラパスという通好みの配役です。

スウェー
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

スピルバーグ監督の自伝的作品。子供の頃の映画との出会いから、映画業界で足掛かりを掴むまでのお話です。

観る人を虜にする物語の力と、現実を誇張して伝え、人の心を惑わせてしまう物語の恐ろしさ、映画の光と
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マザー!(2017年製作の映画)

4.0

人里離れた一軒家で暮らす夫婦。予期せぬ来客をきっかけに、平穏な暮らしが音を立てて崩れ始める。。。

世界で一番有名なおとぎ話、聖書をモチーフにした作品です。後半に向けてカオスが加速しつつ、母役のジェニ
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スリー・フロム・ヘル(2019年製作の映画)

3.5

ロブ・ゾンビ監督、「マーダー・ライド・ショー」シリーズの3作目。1、2作未見ですが何となく分かりました。

前作の銃撃戦で死にかけた殺人鬼家族が、性懲りもなく好き放題します。最初から最後まで悪が栄える
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

デイヴィッド・バーンのライブパフォーマンスをスパイク・リー監督が映画化。トーキング・ヘッズのことはほとんど知りません(-_-;

全員グレーのスーツ姿に裸足で楽器だけ、舞台構成もシンプルですが、色んな
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スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

3.5

いけすかない宇宙人が攻めてくるお話の続編。前作とは異なる人達の逃避行が描かれます。一応前作は観といたほうが良いです。

人間の脳をもぎ取って労働用サイボーグに移植するというアグレッシブな設定。おそらく
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

ペドロ・アルモドバル監督の自伝的作品。アントニオ・バンデラスが激シブです。

慢性的な脊椎の痛みなど、身体や心の不調で創作意欲も失われ、うっかりヘロインを嗜んでしまう日常を、子供の頃の回想シーンをはさ
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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

4.0

ブラックパンサー党の副議長と、前科の揉み消しを条件に、イヤイヤ党に送り込まれたFBIのスパイとの人間模様。実話ベースのお話です。

カリスマ性溢れる副議長を、ダニエル・カルーヤが熱演してます。これまで
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

殺人鬼に殺され続けるループから脱出した主人公が、なんの因果か再びループに囚われる。。。

説明無しで突っ走るので、前作の鑑賞は必須です。ほぼ同じ舞台設定ながら、前作とは切り口が異なり、マルチバースの世
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ブルー・ダイヤモンド(2018年製作の映画)

3.0

一流の宝石商がロシアの危ない人相手に危ない橋を渡り、やっぱり危なかったお話。

時々小盛り上がりして地味に終わっていく、雰囲気だけの作品でした。良かったのはキアヌが出てたことくらいという(-_-;
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.5

実に心温まらない北欧のお祭り、というわけでディレクターズカット版を鑑賞。

劇場版と比較すると、主人公グループ内部の人間関係が丁寧に描写され、より理解しやすくなった印象を受けました。2回目の鑑賞だから
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大怪獣モノ(2016年製作の映画)

3.0

突如日本に現れた怪獣“モノ”。その能力は、電磁波で全ての武器を無力化するというものだった!

で、セタップ細胞で巨大化した人間が怪獣とプロレスします。色々分かった上で生温かく楽しむ作品だと思います(-
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

難航する連続殺人犯の調査に駆り出された博士。博士は、触れた人間の過去と未来を見通す能力を持つ男だった!

能力がオーバーフロー気味の男をアンソニー・ホプキンスが演じてます。いくらなんでも全知全能過ぎる
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KOTOKO(2011年製作の映画)

4.0

塚本晋也監督作。ワンオペ育児が行き詰まる気の毒な母親のお話。えらく細い身体で、不安定な精神を抱える主人公をcoccoが熱演しています。

度重なるリストカット、対人恐怖症が原因なのかいきなりの暴力衝動
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ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.5

プロの銀行強盗集団と刑事との息詰まる攻防戦。

緻密な計画で警察を翻弄するのかと思いきや、けっこう杜撰な計画で徐々に信用度はガタ落ち。。。前日にトイレの天井裏に仕込んだ出前で配達員を偽装、ってそんなん
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

4.5

「あの人は今?」状態のかつての有名俳優が、過去と今を見つめなおし、自分に折り合いをつけるお話。

有名映画祭を騙ったインディーズ映画祭に担ぎ出され、主人公がやさぐれるところから始まります。主人公の役名
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

5.0

家族に疎まれながら冴えない日々を過ごす中年男性が、とある人助けをきっかけにハジけるお話。

「舐めてた相手が実は殺人マシン」な展開ですが、本作の主人公は決してイイ奴ではありません。最初こそ一般人の皮を
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ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)

3.5

同僚の不祥事をボディカメラで記録してしまったばかりに、仲間から追われる気の毒な警官のお話。

元軍人の警官をナオミ・ハリスが演じてます。うっかり警官ということで、黒人コミュニティからもハブられ孤立無援
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

アメリカでしがないコインランドリーを営む中国人店主が、税務署にとっちめられている最中にマルチバースへの扉を開くお話。

前評判の高さから、それなりに分かりやすい展開かと思いきや、かなり前衛的なブッ飛び
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

4.5

ジョン・ウェイン主演の作品をコーエン兄弟がリメイク。父を殺された娘が保安官を雇って仇を追う西部劇です。

娘と保安官との掛け合いがコミカルな過去作と比較して、シリアス度高めな印象を受けました。当時のイ
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

ポン・ジュノ監督の過去作をようやっと観賞。連続猟奇殺人犯を追う刑事達のお話です。

科学捜査もおざなりで、証拠のでっち上げに拷問まがいの自白強要。すさんだ話のはずなのに、時々笑ってしまう不思議な作風は
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バビロン(2021年製作の映画)

4.5

無声映画からトーキーに移り変わる、ハリウッド黎明期の狂乱をD・チャゼル監督が描く!

前3作は割とスマートな作風でしたが、本作は初手から象の肛門ドアップの滝のような脱糞シーンから始まる鬼畜仕様。裸とグ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

MCUのフェーズ5はアントマンから。これまでの良い意味で小ぢんまりとした話ではなく、宇宙規模の壮大な物語が量子世界で繰り広げられます。

最初は目新しい量子世界も、見慣れてくると「なんかスターウォーズ
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.5

英語辞書の編纂を任された博士と、彼を支える殺人犯との奇妙な友情のお話。

数世紀に渡る文献を確認し、言葉の変遷を洗い出すという途方もない作業にまずびっくり。辞書を作り上げる大変さを十二分に味わったとこ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

ゾンビと行く韓国南北縦断の旅、てことで高速特急を舞台に、ゾンビの群れからサバイバルする乗客達の闘いが描かれます。

「ワールドウォーZ 」並みの感染速度と敏捷さで襲い来る奴らには絶望しか感じません。嫌
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囚われた国家(2019年製作の映画)

4.0

エイリアンに占領されたアメリカで繰り広げられるレジスタンス達の闘い。アクションなどの飛び道具に頼らない、まるでスパイサスペンスのようなゴリゴリ硬派のSF映画。

エイリアンの目的は地球資源の略奪なんで
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