sawakさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

文ジャ・劇団森出身の顧問が脚本を執筆し、総文の演劇部門で最優秀賞となった同名傑作戯曲の映画化。同級生の甲子園出場をアルプススタンドで眺める高校生のソリッドシチュエーションもの。

原作が演劇だったが故
>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.5

90年代アジアの俯瞰・ピローショットの空気感、最高にエドワード・ヤン。

崩壊に向かう韓国経済が、家庭にも家父長制や家庭内暴力といった形で影を落とす中、直接的な描写はもちろん、間接的な表現(家の外で娘
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

久しぶりに話題作を封切り日に鑑賞。『万引き家族』の公開が5年前という事実に打ち震えた。渋谷のTOHOに高田と今井と行って、俺のチケットの分のマイレージも高田が貯めてましたわ。

「産んだ子供を捨てる/
>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

劇団ひとり大好きだし予定されている次回作『大沢あかね物語』か『アラスカキッド』は心待ちにしているけど、正直めちゃくちゃよくできた再現ドラマの域を出ていないのでは…?
劇伴やカット割の目配せ感やあざとさ
>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.5

大昔に中国語吹き替えで観たので再鑑賞。意味がわかったところで当時の印象からはあまり変わらない。言葉を超えるキザさ。

犬王(2021年製作の映画)

3.5

湯浅政明、天才すぎて「普通」の作劇できなくなってる説。
申楽×ロックオペラという題材の面白さや、湯浅政明&サイエンスSARU×古川日出男×野木亜紀子×松本大洋×大友良英×アヴちゃん&森山未來という豪華
>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.0

三兄弟の喧喧諤諤断捨離ロードムービー。

一人っ子にはあまり刺さらなかった。

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

5.0

海洋冒険ゆる劇。
深く考えずにのうのうと生きているけど、ビル・マーレイ演じるズィスー船長に「人生は冒険だ」と言われてしまうと「ほな冒険か〜」とあっさり絆されてしまう。
明らかに『8 1/2』を意識した
>>続きを読む

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.0

僕も“DIED TRAGICALLY RESCUING HIS FAMILY FROM THE WRECKAGE OF A DESTROYED SINKING BATTLESHIP”って墓碑銘を彫って>>続きを読む

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

4.0

シンメトリーや俯瞰ショットなどの箱庭感のある画づくり、オフビートなユーモア、ハイセンスな劇伴音楽など…作家性は初期作でも十分に味わえる。『セルピコ』を学芸会で披露すな。

『ザ・ロイヤル・テネンバウム
>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.0

すげー。減点法で見れば、哲学の見えにくいヒーロー像や、超人戦争においていよいよ巻き添えを食らうことすらなくなった顔のない市民は彼らが救うべき市民たるのか、というクソデカ目的語問題など気になる点もあるが>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

風呂敷を広げることが役割である「前編」としては満点では。

Dr. Strangeの「I saw 14,000,605 futures」、ホーエンハイムの「五十三万六千三百二十九人全員と対話」よりすご
>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

ソコヴィア協定を機に、燻っていたアベンジャーズの内乱の火種が一気に着火し、キャプテン・アメリカ軍VSアイアンマン軍の構図となるまでの背景を整理するテンポの良さ…。

空港の大乱闘とシベリアのタイマン。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.5

スピード系能力者と念能力者が出てきた。確かにスピード系に体当たりさせたら強そう。

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.0

一番面白い。キャプテン・アメリカのキャプテン感がようやく出てきた。

シールドあるある、機械とりあえず再起動しがち。

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.0

MCUを鑑賞するにあたりアイアンマンとキャプテン・アメリカに全ベットすることで『エンド・ウォー』までの22作品を9作品に圧縮することに成功したが、神の世界とか宇宙と繋がって、マーベル観てる感あった。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.5

なんで!!!飛行機!!!操縦!!!できるの!!!とはなる。

第二次世界大戦のプロパガンダ作品を現代に蘇らせるリブートの手腕。日本だったらのらくろで『ちいかわ』みたいなことするッてコト…?

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.0

ドニー・イェン、カイロ・レンやらレイの代わりにジェダイになってくれ。

オープニングのノれなさは異常だけど、後半にかけて、エピソードⅣの前日譚だが当時と比較してレベルは桁外れな戦争描写、そしてようやく
>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.0

ディズニー帝国に消されるだろうけどローズがもう少し可愛けれb(ブラスターの銃声)

宇宙遊泳やらハイパードライブ特攻やら、無理矢理どんでん返しをしようとして、SWシリーズのレガシーまでどんでん返しして
>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.0

ハサミを渡す時は柄の部分を相手に向けましょうって幼稚園で習っただろうし、ライトセーバーもそのように扱ってほしい。

手堅くまとまったファン・ムービー。カイロ・レンの悪役としての苦悩は、賛否両論あるだろ
>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.0

共和国の崩壊、ダース・ベイダーの誕生、ルークとレイラの旅立ち…。旧三部作に完璧につながっていく構成の妙。

戦闘はもちろん、世界観の掘り下げが新三部作はより丁寧で、むしろエピソードVの神格化には納得で
>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

4.0

帝国軍に立ち向かう反乱軍、という勢力図を踏まえどこか牧歌的な白兵戦が主とならざるを得なかった旧三部作と比較し、一気に近代宇宙戦争化したクローン戦争の開戦描写が最高。そんな高度化した戦場にジェダイが集結>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.5

新三部作も直撃の世代ではなかったけどペプシのキャップフィギュアをキャッキャ言いながら集めてた記憶が朧げながら確かにある。

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.0

もふもふのイウォーク族を見て癒されていると、やはり旧三部作はCGの発達した新三部作と比べて、「機械の仕事を人間が奪った」ときに出る味わいを感じられて素晴らしい。
そしてタイトル回収が秀逸。

僕の葬式
>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.5

古典。神話。
ルンバをR2-D2風にカスタムできるキットを探しています。

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.5

「タイムマシン」と聞いて抱く固定観念にやられた。

フューリー(2014年製作の映画)

4.0

たった一台の戦車で武装SSを食い止める決死のミッション。すべての戦争映画は宗教映画に変わりないわけで、ラストのクレーンショットも象徴的。

マーベルやディズニーのタイトルを担当するgreenhaus
>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

アンドリュー・ガーフィールドのフィルモグラフィ上、『沈黙』と同年に公開されていて笑った。信仰をめぐる数年間お疲れ様でした。

銃を持たない勇敢さ。良心的兵役拒否者が衛生兵として間接的に戦争・殺人に加担
>>続きを読む