このくらい入り組んでいる方が見応えがあって好みではある。
ジョージ・クルーニーの実年齢で遊ぶのやめろ。
ポーカー、この前も負けかけたのでブラピに教えてほしいものです。
クレジットでジュリア・ロバーツを新人女優扱いしてて(「Introducing」)めちゃくちゃ笑いました。
アンバーを多用した色味、極端に際立った陰影のコントラスト、あおりを多用した荘厳な構図など、フィンチャーらしい強いインパクトの画作りはデビュー作から完成されていた。
肝心の内容は全く面白くない。
溶鉱>>続きを読む
引き継ぐ詠み手(=監督)によって色が大きく変わる『エイリアン』シリーズは、もはや「連歌」なのかもしれない。ゑゐりあん〜。
リプリーを単なるスクリーミング・クイーンで終わらせないキャラクター造形は、現>>続きを読む
スモークやバックライトを多用した立体的な映像設計、実際の宇宙船だったらとっくのとうに故障しているであろう量の蒸気や炎を駆使し、船内の狭い空間を多彩に見せる映像センスはリドリー・スコットならでは。
回転>>続きを読む
数人で観ると「これは純愛か否か」で侃々諤々大議論となるので疲れてしまいました。
23年間の「7月15日」を描くという設定上ぶつ切り感は否めなかったが、『ジュラシック・パーク』⇆『死霊のはらわた3』、>>続きを読む
時間を「フォワード・トゥ・パスト」的に遡る時間旅行的構造の中で徐々に明らかになる、韓国現代史に翻弄された男の人生。
インタールードとして挿入される単線をゆく列車からの逆再生の車窓風景と、その列車が停>>続きを読む
切実すぎる「ふたりだけの世界」。
軽度精神障害の”ボーダー”である前科者の男と重度脳性麻痺のヒロインを主人公に、社会から疎外された二人の純愛を描く。
周囲の無理解にもどかしさを強く感じるが、当の2人>>続きを読む
現代のコンプラ規範をなぎ倒すぶっ飛び感。武田鉄矢の「ヒンッ」という笑い方はあまりに野卑。
それにしても、あの結末・顛末を知ってはいても、プレスコの画角で観るあのカットが美しいことよ。高倉健の肩越しの>>続きを読む
リリー三部作。最終章。
つかず離れず、ってこういうことか。
「人生に後悔はつきものなんじゃないかしらって。ああすればよかったなあ、という後悔と、もうひとつは、どうしてあんなことしてしまったのだろう、という後悔…」——この台詞を岡田嘉子に言わせて、あのバックショ>>続きを読む
リリー三部作。二作目。
わけを聞こうじゃねぇか。
「すげえ!メロン騒動だ!本当にやってたんだ」ってなった。
リリー三部作。一作目。
夜汽車の中、少しばかりの客はみんな寝てしまって、なぜか俺一人だけがいつまでたっても眠れねェ。
真っ暗な窓ガラスにホッペタくっつけてじっと外を見ているとね、遠くに灯りがポツンポ>>続きを読む
あんな雲になりてぇんだよ。
無事、さゆりストになりました。そして「男はつらいよ」を観るようになってから、納豆にはカラシを入れるようになりました。
お控えなすって!
四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れるお茶の水。粋な姉ちゃん立ち小便。白く咲いたが百合の花。四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水くさい。
昭和の「Grateful Days」だ。究極のパ>>続きを読む
顔で笑って心で泣いて。
そこが渡世人の辛いところよ。
現代に生きる「寅さん」は大泉洋なのだと本気で思う…江戸っ子口調が北海道なまりとダブって仕方がなかった。
誰でもいいから誰か山田洋次に『水曜どうで>>続きを読む
結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻の周りはクソだらけ。
シネスコで見る江戸川の土手と寅さん、日本の原風景。夏。
小豆島の新米女教師と子供たちの心洗われるふれあい…という有名すぎるあらすじから、なかなか子どもたちと打ち解けられない、というようなシークエンスを重ねて障害を表現する「朝ドラ」なのだろうと邪推していたが>>続きを読む
国産初の総天然色映画。『ラ・ラ・ランド』や『いだてん』ロス五輪編のテクニ・カラーとはまた違った発色。
(ストリップ)ダンサーを「ゲイジュツ」と呼び異物を遠ざける村人たち。結局現代でも、その「ゲイジュ>>続きを読む
戦後の新興成金と没落華族によるチグハグな格差ラブコメ。
佐野周二×佐田啓二のバディ、様になりすぎている。
泰子「わたくしに以前、婚約者がありましたことを、ご存じでいらっしゃいますのね」
石津「知>>続きを読む
この現状だから「リモート」という要素をメタ的に取り込まないと作品として仕上がらないことは百も承知で。
比較対象が「今だから、新作ドラマ作ってみました」の森下佳子脚本による『転・コウ・生』や『さよなら>>続きを読む
『グリーンブック』とも比較されるユダヤ系老婦人と黒人運転手のハートウォーミングなバディもの。ジェシカ・タンディのツンデレ具合と健気さ、既視感あるなぁと思って観てたけど、『かぐや様は告らせたい』だった。>>続きを読む
繰り返される”The pope stinks”でゲラゲラ笑ってしまった。ジャルジャルの「おばはん」に近い。
MJやチャップリン、マドンナらのインパーソーネーターだけが暮らすスコットランドの農村と、パ>>続きを読む
こんな日々には、蝋燭を持って温泉を渡りましょう。
ラストカット、ズームバックしていった先の全景で明らかになる「救い」に何度観ても鳥肌が立つ。
タルコフスキー亡命前最後の作品。
DetachmentからAttachmentへ。
崩壊した学校を回る非常勤教員が見たアメリカ社会を、ドキュメンタリータッチで描いた作品。
『GTO』のような爽快感は皆無で、あくまで「デタッチメント」を>>続きを読む
少女の可愛げある妄想が荒ぶってしまう一夏。シャルロット・ゲンズブールの初主演作。
アイリスアウトやダイジェスト風エンドロールなど、どこか古くさい演出も懐古の念を誘う。こうして大人になるんやな〜。
妻・アニエス・ヴァルダが監督した、本人少年期を描くドラマパート、逝去前のインタビュー、そして作品からの引用フッテージが入り混じるジャック・ドゥミ密度の高い作品。
作中劇の終幕とスタッフクレジットから>>続きを読む
アランも椎名林檎もびっくりの幸福論。アニエス・ヴァルダ恐るべし。
暖色から寒色、またその逆も然り。
そして夏から秋。
『ビフォア・サンライズ/サンセット』的タイムフレーム。トラッキングショットや、特にバスのシーンなどはそっくりそのままで思わず感動した。
スチールによるショットを連続させた「フォトロマン」。決してボラギノールではない。
『12モンキーズ』の元ネタ。
こぐまと一緒に紅茶を飲みながら夜空の星を数えるため、ハリネズミはエゾイチゴのジャムを持って家を出るが、途中で霧の中に迷い込んでしまう……あらすじだけで多幸感。
お互いに好き合っていながらもすれ違うアオサギとツル。
水墨画も引用されている。