プーさんさんの映画レビュー・感想・評価

プーさん

プーさん

バスケットボール・ダイアリーズ(1995年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ディカプリオの演技力に圧倒された。

薬漬けになって助けてくれたレジーの家で薬を欲しがる姿は、若くて美しい外見をもってさえも見苦しくて、目を背けたくなる程だった。

お母さんが泣きながらドアの向こうで
>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

物語の空気感と一コマ一コマの繋ぎ方が綺麗だった。

杜崎と松野の関係が良かった。
冒頭の美術室と桟橋のシーンが印象的だった。

松野が里伽子の見舞いに行ったことを杜崎に電話するシーンが好き。

里伽子
>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後、生涯のベスト映画に出会ってしまったような感覚になった。

宝物のような映画というレビューは聞いていたけれど、宝物にしたい映画だなと思った。

ずっと忘れないでいたい作品。

"時の流れ"の匂い
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

あっちゃいけない感情なんて、この世にないと思うから。


普通のことです。
いなくならないからって。

いなくならないで。
いなくならないで。
に対する返事が、ここで来るのかとハッとさせられた。
そし
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

前半と後半で同じシーンが繰り返されるが、見え方が180度変わって、驚きと共に恐怖を感じた。

好きな人のことを言ったら幸せになれないと言われるから嘘をついた

誰かにしか手に入らないものは幸せって言わ
>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

22番が木から落ちてくる種を見て、それを美しいと感じるシーンが印象的だった。

一つの観念に取り憑かれてしまう様は恐ろしくて、現代にはそんな人間が数多く存在していると客観的に思いながらも、自分もこうな
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで鑑賞

思っていたより進展が早かったけれど、それでもまだまだ先は長いのだろうと感じるエンディングだった。

今回もあっという間で、後半になると終わりが近いことが感じられて、まだまだ観たいと願
>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり名作と呼ばれるものは名作なんだと思い知らされた。

監獄の中を描いているから常に薄暗くて、だからこそ最後の太平洋の青さが本当に眩しかった。

色々な要素が散りばめられていて考えさせられることが
>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

時々フォレスト・ガンプに見える瞬間があった。

言語が操れることは大きいなと改めて感じた。

空港の全従業員総出で、1人のたった一つの夢を叶えるために応援するシーンの温かさ。

アメリアが彼のために結
>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ママからの愛をたくさん受けて育ったフォレスト。
難しいことは理解できないけれど、人を傷つけず、周りの人を大切にする。自分が知恵遅れであることは理解していて、我が子の頭を心配するシーンは切なかった。
>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

序盤から常に何かしらに不満気なイーニドと、無表情のレベッカ。

ありふれた小さな街で、何か特別なことが起きるでもなく、ストーリーは2人の日常と関係の変化のみなのに、最後まで惹き込まれる魅力があった。
>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

香港旅行を決めてから旅行前に鑑賞。

人の家に勝手に入って、やりたい放題なのに、憎めないフェイの愛らしさ。

一方で女性がどれだけ尽くしても、全く気づかない男性の鈍感さを表しているところも皮肉に感じら
>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ティモシー演じるウォンカは、ジョニーデップ演じる彼とは違うけれども、期待通りだった。

カラフルな世界観は、クリスマスのキラキラや新年前のソワソワした雰囲気のこの時期に合っていた。

ウィリーの店はい
>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

思っていた内容とは違ったが面白かった。

ちょっと荒れている役を演じるエルファニングが好き。
ジェイミーを散々振り回しているのに、ドロシーからもそこまで注意されず、むしろあの子は複雑だからとジェイミー
>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

初めての城定監督作品で、濡れ場の描写に驚いてしまったが、笑いどころの多いストーリーは楽しめた。

瀬戸君の多田のような役柄は今まで知らなくて、すごく自然で惹き込まれた。

岬の純真さが眩しくて、自然体
>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

想像していた内容と真逆で面白かった。

始めはビリーの身勝手さに観ているのもイライラしたが、彼の両親の登場で一気に同情した。

つまらなそうに習い事をしたり、家に帰ろうとしないレイラには訳がありそうだ
>>続きを読む

スクールガールズ(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

危うげな少女達の淡い物語を期待して観てみたが、母と娘の物語だった。

家でお酒を飲んで遊んだり、化粧をしたり、タバコを吸ってみたり、それだけでずっと観ていられるビジュアルの強さ。

ただ、楽しく遊んで
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

横浜流星の怪演を見る目的だったが、広瀬すずの演技に圧倒された。

世間は見たいようにしか物事を見ていないことに終始苦しを感じた。

家族だからこそ言えないこともあって、好きな人だからこそ知られたくない
>>続きを読む

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

-

どんなドロドロのフィクションよりも、歴史のドロドロさにはかなわないのかなと思った。

自分の野望のためにここまでできるとは恐ろしかったが面白かった。

控えめな役を演じるスカーレット・ヨハンソンを観る
>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

3段階の入れ子式の構造が面白かった。

鮮やかでカラフルな画面が彼の作品の特徴と思っていたせいか、モノクロのシーンが多い今作は意外な感じがあった。

普段自分が使っているコダックのフィルムで撮影された
>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

紫夏と嬴政のエピソードが物語の序盤の部分とは思わず、前半だけで心が持っていかれた。

回想シーンでは映画1作目のシーンが出てきて、ここに繋がっていたのかと思わせられた。原作はもっと伏線が多いのだろうと
>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

自分が思い描いてきた世界観そのもので冒頭から興奮が抑えられなかった。

海の中の素晴らしさと陸上の素晴らしさどちらの魅力も伝わる演出だった。

アリエルの歌声はもちろん、エリックの歌もセバスチャンの歌
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

映像の綺麗さとビデオテープの粗い画質

ソフィにしきりに何かしなくちゃ、というカラムだったが、自分に言っていたのかもしれない。

同年代より年上と遊びたがるソフィの眼差しはmid90sのスティーヴィー
>>続きを読む

らくだい魔女 フウカと闇の魔女(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

小中の時のバイブルだった作品がまさか映像化するとは思わなくて、しかも読者の想像を大切にしてくれていると感じた。

魔法シーンは思っていたより迫力があって、演出の仕方にこだわりを感じた。挿絵が少ししかな
>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「人間の体は、あっためて、甘いもの入れたら少しは落ち着くようにできてるんだよ」

この言葉がすごく印象に残った。

尚人のような友人がいることがこの物語の中の唯一の救いに見えた。

"僕"と"彼女"が
>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

また今泉監督作品で好きなものが増えた。

「僕たちは皆、人間っていう箱に入った宇宙人なんだって。
違う星のもとから来たんだから、分かり合えないのは当たり前だって。」

「気付いたんだよね、人の心を独り
>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ファー・フロム・ヨコハマのパートが好きだった。

車窓の2人やトランクケースを挟んで縦に並んで歩く2人と風景が絵のようだった。

ジュンのジッポーの扱い方がかっこいい。
トランクケースに竿を渡して2人
>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

細やかな感情を大切に描いてくれる作品だと思った。

どのシーンも違和感を覚えるほど自然が綺麗だった。
窓から差し込む光。森林、木々の音。
"光の指輪"
人間の人間らしさ、面倒臭さ、人工的さ、と対比され
>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

-

2話目が一番好きだった。

言おうとして言い出せないという描き方がリアルだった。

美しい背景の描写が短い作品でも焼き付けられた。

物理的な距離はたしかに障害になり、あのくらいの年頃では尚更だろうと
>>続きを読む

Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

アメリカで宣伝が始まった時から観たいと思っていた作品!

とにかく元気をもらえる。

"底抜けに明るいことが唯一の救いだった"という店長の言葉が胸にきた。

ただのガールズムービーじゃなく色々な要素が
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

『君の名は』から新海誠作品と出会って、それ以降鑑賞した中で本作はかなり好きだった。

伏線回収ができた時に全て初めから繋がっていたんだと思い知らされる。

受け止めるには自分には大きすぎて、感情が溢れ
>>続きを読む

ソラニン(2010年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

最後の芽衣子の歌唱シーンが素晴らしい。

山田が芽衣子をバイクの後ろに乗せるシーンが好きだった。

高良健吾の種田のような役柄は初めて見て、演技の振り幅に驚いた。

宮崎あおいの演技力。そして終始可愛
>>続きを読む

タイヨウのうた(2006年製作の映画)

-

七里ヶ浜の朝を見てみたくなった。

終始YUIが可愛いに尽きる。

本当に純粋な恋愛物語だと思う。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

-

「どこで生まれたって、最高って日もあれば泣きたくなるような日もあるよ」

配役が素晴らしい。

美紀の家のベランダでアイスを食べるシーンが良かった。

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

アニメを全話観てから鑑賞すべきだった。

サマータイムマシンブルースは観ていたので、どう変化するのかを楽しみにしていたが、とにかく面白かった。

リモコンの件で城ヶ崎先輩に詰め寄る樋口くんの台詞に、劇
>>続きを読む