プーさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ドリームランド(2019年製作の映画)

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強盗と彼女を助ける青年の逃避行だけれど、一つの場所に留まっているせいか、終始ゆったりとしていた。

それでもハーレイクインのイメージが強いせいで、納屋にフィービーが来た時は殺してしまうのではないかとヒ
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Daughters(2020年製作の映画)

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一つ一つの映像が綺麗だった。

子供ができると全てが変わるのだと突きつけられる作品だった。

沖縄での車のサイドミラー越しのショットが良い。
主演2人のファッションが可愛かった。

一人旅をしてみたく
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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再会して3人でまた新たな生活を始める、とういう結末にならないところが良かった。

ただトラヴィスとハンターが仲良くなったあたりから、弟夫妻がほとんど描かれなくなって少しモヤモヤした。

アンが優しくて
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

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飛行機での移動ではなくバスツアーを好むところが良い。

主人公が初めてスティルウォーターと出会い、ライブハウスの裏側に入るシーンはワクワクした。

ペニーレインの大人っぽさと幼さを併せ持った雰囲気に惹
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

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時間の流れがゆったりとした、あの空気感が好きだった。

冒頭とラストが同じシーンであることを見終えてから気付き見返した。
タイトルの意味が最後に分かった。

今までの分を取り戻すには月日が経ちすぎてい
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モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~(2017年製作の映画)

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関係が悪化した現在から始まり、過去の楽しそうな回想シーンから悪化しながら現在に近づいていくのが切なかった。

最後の最後で結ばれるというのはよくある展開だけれど、あれ程のサプライズがあるとは想定外だっ
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

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別れるという決断に至るまでが、セレステの主観によるセリフでしか描かれていないから、始めは別れるべきなのか疑問だった。

最後まで2人が別々の道を生きるとは思わなかったけれど、タイミング含めリアルだなと
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Summer of 85(2020年製作の映画)

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冒頭の暗くシリアスなシーンから、ポップなロゴと音楽で始まるギャップにワクワクした。

"スピードの彼方"を追うダヴィドに必死でしがみつくアレックスが可愛い。

永遠を求めるアレックスと刹那的に生きるダ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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3つの物語がどう繋がるのか、最後まで予想外だった。

最近Greaseを観たせいで、初めはジョン・トラヴォルタのビジュアルのギャップに驚いた。

ミアの登場シーンは思ったより短かったけれど、クセの強い
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オール・マイ・ライフ(2020年製作の映画)

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ジェンとソルのカップルが本当に愛おしい。
歯磨きだけであんなに楽しめるところが可愛らしかった。

重い話だけれどテンポ感がよく観やすかった。

病気の悪化で落ち込むソルを励ましつつも、ソルのいないとこ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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19世紀の設定なのに、すごく現代的な物語に感じた。

現在と回想シーンが交互に提示される演出がその対比をより際立たせる。

ベスが衰弱していくシーンはもう画面が見えなかった。

貧しい花嫁の役でもエマ
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エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

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ほのぼのとしたストーリーかと思いきや、かなり家庭内の様子がショッキングで、家族の喧嘩には自分まで耳を塞ぎたくなった。

生き生きと料理するエイブが可愛かった。

食材のカットが色鮮やかで本当に美味しそ
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グリース(1978年製作の映画)

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ティーンビーチムービーから観てみようと思った作品。

リゾたちのピンクのジャケットが可愛い。
レトロな服装が眩しい。
ダンスパーティーが最高に楽しそう。

最後にサンディがクールに変身するシーン、変化
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ムーンライト(2016年製作の映画)

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シャロンのような子供は実際に多くの場所で存在しているのではと思った。

親が二面性を持っていることがどれだけ子供にとって辛いか、途中から観るのをやめたくなるほど苦しかった。

フアンを演じているのがグ
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

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映像が美しかった。
時系列が複雑に感じられ、ストーリーを理解するのが難しかった。

もう少し人生経験を積んでから観ればもっと楽しめるかもしれない。

登場人物が話すセリフが少なく、長いmvのようだった
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

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ストーリーは劇的な部分が少なく、よくある内容だと感じてしまったが、演出の仕方で最後まで飽きずに楽しめた。

シーンの間に挿入されるカットやカメラワークが独特で面白かった。

ハンターとエイミーが見つめ
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クルエラ(2021年製作の映画)

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今年見た作品の中で1番だった。

初めのシンデレラ城がモノクロになっていること、そしてタイトルの赤い文字で一気に世界観に引き込まれた。

これほどすっきりする勧善懲悪の物語は今まで見たことがないかもし
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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相手が誰であろうと動じないトニーがかっこよかった。
正反対なドクとトニーが打ち解け、互いに笑い合うシーンは心が温まった。
ケンタッキー州でフライドチキンを食べて、道に捨てた飲み物のカップを拾いに戻るシ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

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真犯人が分かった状態で探偵にバレないかと不安になる感覚は初めてだった。

しかしそれは真実ではなく、観客に早々に真相を明かしたと思い込ませておいて、ラストで見事にドーナツの穴の部分が明らかになっていく
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

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どのシーンも背景にあるロンドンの風景が美しかった。

初めから想い合っていたのに何度もすれ違ってしまう2人がもどかしく、愛おしかった。

アンが去ってノッティングヒルの季節が巡っていく様を描いたシーン
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

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主演2人の演技力。
ストーリーが現実離れしていても演技が自然だからその世界観に素直に入り込めた。

前半の幸せそうな2人からは想像もつかないほど、後半で明らかになる運命が残酷すぎて見ているだけでも辛か
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

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いくつか出てくる登場人物の後ろ姿のカットが印象的だった。
綺麗で絵画のようで、背中に魅入ってしまった。

死に対して悲しい、暗いというイメージを持っていたけれど、それがひっくり返されるようなエンディン
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エブリデイ(2018年製作の映画)

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冒頭からこの先どう展開していくのかが読めず、いつの間にかストーリーにのめり込んでいた。

人を好きになるのに外見も内面もどちらも関係してくるのだと改めて感じた。

Aがリアノンのことを想ってアレクサン
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

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"大きい"なんて言葉
空には小さすぎるわ
空を表すのにはもっと大きな言葉を


幼いディカプリオの演技力に最後まで驚かされた。ジョニーとの兄弟役は本物の兄弟のように見えた。

カーヴァー氏の死の意味が
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

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美しく大人びた5人姉妹と対照的に、4人の男子の幼さが際立っていた。
一番大人に見えたトリップでさえ本当は一番幼なかった。

途中で流れた自殺率の高さに驚いた。

男子達目線で進行していくからどこまでが
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僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

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morningから生まれたと聞いてずっと観たかった作品。

初めに曲が流れるシーンは光溢れる過去と淋しさ漂う現実の対比だったけれど、最後のタクシーで流れるシーンでは、前半とも今まで聴いてきたものとも違
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

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2人の異国での不安がすごく伝わってきた。
それだけじゃなくて妻や夫に対しても自分の思いが伝わらないもどかしさ、虚しさを感じていて、終始居心地の悪い場所にいて疲れているみたいに思えた。

現実でも翻訳は
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

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なぜマーガレットが同じ1日をループする生活をやめたくないのか分かった時、先へ進むのが怖かった。
医師から毎日かかってきていた電話の内容が、近づく母の最期を知らせるものだったなら、生きている彼女に会える
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

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グランド・ブタペスト・ホテルに引き続きウェス・アンダーソンのシーンのつなぎ方が好きだなと感じた。
徐々に謎が解けていく展開も面白い。

幼い顔に似合わないほどのサムの真っ直ぐな目に吸い込まれそうだった
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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絹視点で見てしまう場面が多かった。

当初は麦の「電車に揺られて」という表現に惹かれていたのに、2人の距離が遠くなるにつれ彼の言葉の些細な部分が気になり喧嘩に発展してしまう。

目標を現状維持としてプ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

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設定が面白く、徹底しているからこそ終始気持ち悪さを感じた。

トゥルーマンショーを見ている人達に対してもそうだけれど、これは現代の自分でもあるのかもしれないと思った。

広告の入れ方に笑ってしまった。
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記憶の夜(2017年製作の映画)

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初めのお母さん、お兄さん、お父さん、と呼ぶシーンの違和感が最後まで見てようやく分かった。

常にこちらを焦らすような緊張感があった。

最後まで最悪の偶然を作り出してくるところが容赦がない。

そう簡
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

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村で唯一の娯楽が映画で、ぎゅうぎゅう詰めになるほど、子供から大人まで一部屋に集まって見ているのは新鮮な光景だった。
家の壁に映して広場でみんなで観るシーンも良かった。

トトがお使いに頼まれたお金で映
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バーレスク(2010年製作の映画)

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バーレスクのパフォーマンスシーンは実際にその場で観ているようなライブ感で圧倒された。
アリの話す時の声と力強い歌声のギャップにやられた。

楽屋でテスがアリにメイクを教えてあげるシーンが好き。

テス
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

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フランクの華麗ななりすましは清々しさを感じた程だった。カールとの攻めた鬼ごっこが面白い。

詐欺の手口は現実離れしている一方で、皮肉にも離婚後の家族の形はとても現実的だと思った。そこにいつまでも切なさ
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マルコム&マリー(2021年製作の映画)

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登場人物はたった2人で、家の中で深夜に交わされる喧嘩だけで作品が成り立っているところがすごい。
激しい喧嘩と、それと同じ熱量で戯れ合う2人の緩急に追いつくのが大変なくらい演技が素晴らしかった。

ゼン
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