Netflixの潤沢な予算から成せる順撮りが水原希子さんとほないこかさんの2人の空気感を作り上げたよな。そのへんはやはり女性の役者を画面の中心に据えて映画を撮り続けた廣木隆一御大という感じがした。特に>>続きを読む
タイトルにある通り1995年が舞台、となると日本人である自分からするともうこれは韓国版「ショムニ」と言わざるを得ない!仕事はできるのにお茶くみの女子社員3人が会社に、社会に一泡吹かすぜ!な痛快エンタメ>>続きを読む
コン・ユ演じる夫が「理解のある夫」として描かれていなかった(とわたしは受け取った)のに好感を覚えた。理解しようとして、結果的に間違ったことをしてしまっても、また学び、寄り添おうとする姿勢というか、今の>>続きを読む
西表炭鉱のことは全然知らなかった。映像もとてもきれいである。きれいだからこそこの場所で起こったこと、それを語り継ぐ人がいるうちにわたしたちは思いを巡らせなければいけない。
再現パートはいるのかと思っ>>続きを読む
BLMを扱いながらも、それにタイムリープものという構造でエンタメ性を加えている。凄い。
タイムリープ=繰り返される時間というのがそのまま「黒人差別」が終わらない、改善されない問題であることへの痛烈な>>続きを読む
スーパー良かった!第一回監督作、溢れんばかりのエネルギーとパワーで拙さも吹っ飛ばす快作!
エキストラ女優のミキンコリニスタ(これが芸名)がもがき苦しみ壁にぶち当たりながらも叫ぶ「ファック!!」。>>続きを読む
このポスタービジュアルのクリシャとかいうババアが暴れ狂うスラッシャーホラーだと思いこんでおりましたが、観たら全然違うのでとんだ勘違いでした(どこでそんな勘違いをした自分)。
そんな勘違いをしていまし>>続きを読む
やりたいことの根幹はすごくすごくすごくよくわかるからこそ、本当にそれでいいのかという疑問を呈したい。
女性として生きていくことに生きづらさを感じている(いた)からこそこの映画を作ったのだと思うけど、>>続きを読む
これはモトーラのキャスティングでいいのか?なんか違う感が拭えなかった。品田さんは残念イケメンの役がめちゃくちゃ似合ってると思う。
別に全然嫌いじゃないんだけど、終始めちゃくちゃ怖かったな。
なんなんですかこの感じ。台風がきたらおかしくなっちゃうよな、だって中学生だもん。
森達也の傑作テレビドキュメンタリーのタイトルを借りるならば「ドキュメンタリーは嘘をつく」のだ。まず大前提としてこれがある。劇中で監督である森達也が自身のことを"リベラル"だと言い切っている。なので公平>>続きを読む
吉祥寺のおしゃれタウンでありながら井の頭公園周りの歴史ある感じ。タイムスリップ、写真、うまくまとまった短編だけどそれだけなんだよなあ。
今年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門でノミネートの話題作。タコと人間の恋?などといった煽り記事につられて見たんだが、本当によかった...。これはただの海洋ドキュメンタリーなどではない...。
人生>>続きを読む
イランの人と風景にほれ込んだという筒井武文監督が撮っただけあって、イランの景色は綺麗だし、イラン文化もよく知れる。この映画はそれで充分なような気もした。
モクベン??なんじゃそりゃ。監督も出演者もほぼ知らん...と舐めてかかったら痛い目を見た。
"別に、友達とかじゃない"女子高生3人が卒業を間近に控えて関わりあって...というお話。よくあるよね、暇を>>続きを読む
肥大化しすぎた自意識を描くのは2010年代後半に作品にされまくったのでもう食傷気味だよ〜と思ったもののこれは2015年の作品でした。
中盤までは割と丹念に映画やるのにやっぱり終盤でコメディに振るのは>>続きを読む
自分とは一体何者なのか。他人から見える自分とは、自分から見える他人とは。3年間記憶喪失になり失踪していた主人公の前に彼女と名乗る女が2人現れる、そんなところからテーマを描き出す。
日常的に使うだろ、>>続きを読む
始まってすぐ画面がスタンダード、全編16mmフィルム撮影って知って、このほぼ1:1の画面で動きのあるスケボーをフィルム撮影することの大変さに想いを馳せてしまった。
中身は自分の大っ嫌いなホモソなノリ>>続きを読む
「美しいロジック」のために言葉を捨てる男と、そんな彼の咀嚼音を録音して彼を理解しようとする女。
削ぎ落としていくことで、何が残るのか。人間のコミュニケーション、対話に必要なものは果たしてことばなのか>>続きを読む
原作知らないからアレだけど、福田雄一っぽさは全面に出てて嫌な印象はない。
高畑充希の歌唱力を存分に無駄遣い。ムロツヨシと菜々緒のバーのパートは笑うわ。
POVという手法に関してはエロを魅せるのにこれ以上の表現はないんじゃないかと思ったな。
コロコロ視点が変わるのも最初はなんじゃこりゃ!誰の視点かわからん!となるけど話が進んでいくにつれ誰の視点かわか>>続きを読む
複雑怪奇な横浜聡子監督作として受け取ると物足りなさを感じなくもないが、どストレートな青春譚で実直な映画だった。
津軽弁がコンプレックスの青森の女の子が、メイド喫茶でバイトし特技の三味線で自分の殻を破>>続きを読む
時間を無駄にしたな〜っていうのがこの映画にとっては褒め言葉のような気もする。
出演者に円井わんさんの名前があったから観たけど終盤で柳英里紗さん出てきてちょっと儲けた感ある。
韓国版「リトル・フォレスト」。主演は我らのキム・テリちゃんということで観賞!
日本版は料理や農業、あくまで主人公の生活を軸に描いていたので、この韓国版を見てこんなストーリーのある話だったっけ?と少し>>続きを読む
おもしろ!!!!騙し騙されの詐欺師モノ!!!!
終わったあとのなぜかわからないけど湧き上がってくる爽快さに既視感があったのだけど、「メランコリック」だ...これ...!!!続編やってくれよな!!
原作は知らないけど、もはやこれは芳根京子の身体性だけでもっている...。
森田想と萩原みのりが目立つモブくらいの立ち位置で出てる贅沢さ。
「光のお父さん」って...!!!と舐めてかかったら普通にいい話で楽しんで最後まで見ちゃった。
ファイナルファンタジーを通して父と息子がもう一度親子になる話。原作は人気ブログ?実写パートとゲームパート>>続きを読む
唐田えりかってここまで演技下手やったっけ???
井口昇監督だから公開時は劇場まで行こうとしてたけど見逃してて良かった。伊藤健太郎はここから「悪の華」へと繋がっていったのだろうか...。
高レベル放射性廃棄物はどこへ行くのか。
原発推進派に話を聞いたり映画としての公平性を保とうとはしてるけど真新しい話があるわけでもなく。
文学で表現することができない“音”の表現に全振りしてこれを映画にしようとしたのに好感です。
知念くんがピアノを、中川くんがドラムを全編吹き替えなしでやるっていうのは凄いと思うけど、それ以外に心惹かれるものが全くなくてどうしようかと思った。
わけあり男女が互いに失ったものを埋め合わせるように惹かれ合う、という筋書きのピンク映画でした。その過程をただひたすら丁寧にやってくれる映画だったのでとても好感です(OP2020作品、本当に良い作品が多>>続きを読む
ラブコメ嫌いのレベル・ウィルソンがラブコメの世界に入り込む。
ラブコメの世界のコンプライアンスがしっかりしているところと、仲良かった同僚がラブコメの世界では急に主人公を敵視してくるのに笑った。ラブコ>>続きを読む
あ、Aの声って男なんだ、ってところにまず衝撃。
綿矢りさの世界観を自身の作家性もガンガン出して映像化する上で大九明子監督の右に出る者なし。原作半分くらいまで読んでから(耐えきれなくなって)映画見始め>>続きを読む