アルパカメタルさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

3.3

ドラマ版に続いて映画版も観た。

いい意味で漫画をそのまま実写に落とし込むという点では英勉は天才なのでは。こてっこての演出も見てれば慣れてくるしね。

これがおもしろいのは原作の持つ力だよね...って
>>続きを読む

やさしい男 インターナショナル・バージョン(2020年製作の映画)

2.7

わからん!ピンクとスプラッターを両立させることが!このどうしたらいいかわからない気持ちをどこにぶつければいいんだ!ヤマノウチ!!!

サイコウノバカヤロウ 青森純情編(2020年製作の映画)

2.9

んんん...!!違う...!!
川上奈々美ってこうだったか??と思い返すとやっぱり深澤脚本で観る尊くて儚い川上奈々美が大好きだったんや、ワシは...と頭を抱えてしまった。気づいてしまったんだ...。そ
>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.6

ネットフリックスオリジナル作品。
SNSで自称映画好きの男が「これ見てフェミニズムを支援しようと思いました」みたいな感想を書いてて「フェミニズムを"支援"??なぜ"理解"しようとするんじゃなく別の立場
>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

3.3

こっちのほうがよっぽど「インスタ・オブ・ザ・デッド」っていうタイトルが似合ってる!渡せ!はやく!!!!

普通に楽しんで観れるゾンビ映画でしたよ。日本版リメイクの際は田中俊介×上白石萌歌でよろしくお願
>>続きを読む

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.5

「壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ」の佐藤快磨監督×太賀コンビだから期待はしてたけど本当に太賀のパワープレイよ。

正直けっこう終盤まではこの監督の長編(「ガンバレとかうるせぇ」は一応長編だけど70分くらい
>>続きを読む

凪の憂鬱(2019年製作の映画)

3.3

憂鬱な凪の日常を切り取る。憂鬱なだけじゃなく、どこか光が見えるような優しい世界。何本か磯部鉄平監督の作品を見てきているけど、これが1番好きかも。

狼をさがして(2020年製作の映画)

2.8

韓国の監督が東アジア反日武装戦線について映画化するってことが、なんで?っていう観たかった理由のひとつなのに本編で深く語られることはなく拍子抜け。

FUNNY BUNNY(2021年製作の映画)

3.1

飯塚健の舞台をそのまま映画化っていうことで、舞台っぽさはあるけどエンタメ作としてまずまず楽しい。中川大志の役が結構暑苦しくて、意外と彼のフィルモグラフィーの中でも見たことないタイプの役柄。

ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.3

男たちは銃声が鳴り響く外、女たちは美容室の中。
戦争映画なのだけど、戦闘は描かずワンシチュエーションの会話劇でもたせる素晴らしさよ。

監督が男性、それも双子ということにも驚いた。

ココディ・ココダ(2019年製作の映画)

3.7

わたしにとっての「シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2020」一本目にして大当たり。

娘を亡くした夫婦が傷を癒すために出かけたキャンプで3人のサイコパス(+犬)に斬殺!それも何度も殺され
>>続きを読む

にしきたショパン(2020年製作の映画)

1.0

勘弁してくれ、13インチくらいのパソコンで編集やってるだろ、これ。スクリーンで上映するってことを考えたことあります?エンドロールの文字がでかすぎるだろ。あとはピアノ映画だなんだって音楽を大事にしたいん>>続きを読む

僕の家族のすべて(2019年製作の映画)

3.1

ゲイの中国人男性がアメリカに渡りパートナーを見つけ代理出産で子をもうける。そのカミングアウトと中国の家族のドキュメンタリー。ネットフリックスオリジナルで尺は40分と中編です。

まあ最初はイメージ通り
>>続きを読む

生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事(2021年製作の映画)

3.0

映画としてはこんな人がいたんだな...っていうところで終始。
島田叡氏はもちろん偉大です。

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.0

面白いか面白くないかと問われれば面白かったんだけど、なんかムカつくんだよなー。
というか前半、バンドを組むまでが冗長すぎる上に斬新な映像技法大喜利にしか見えなくてまじでイラついた。自分の映画の趣味がど
>>続きを読む

夢みるように眠りたい(1986年製作の映画)

3.0

最後まで見て「夢みるように眠りたい」というタイトルに感動。

わたしは林海象や濱マイクには特別思い入れはないので...。

へんしんっ!(2020年製作の映画)

3.5

こんなにも素晴らしい!と観終わったあと立ち上がりたくなる映画ある?

「へんしんっ!」というタイトルは身体障碍がある石田監督自身がカメラをもって映画を撮ること、ダンスという身体表現を使って自らを変える
>>続きを読む

コントラ KONTORA(2019年製作の映画)

4.3

凄い、凄いぞ。こんなに胸が高鳴った劇映画と出会ったのは久々だ...。

冒頭から田舎の閉塞感を全身で体現しているような女子高生ソラ。祖父が死に、その祖父が残した第二次世界大戦期書いた日記と後ろ向きに歩
>>続きを読む

裏アカ(2020年製作の映画)

3.1

現実世界で満たされないバリキャリが後輩のインスタアカウントの人気に嫉妬しエロ裏アカを作る、そこで出会った若い男の子の価値観、考え方に共鳴してまた会いたいけど相手にされなくて~。

すごく現代的で結構重
>>続きを読む

インスタ・オブ・ザ・デッド(2018年製作の映画)

1.2

被写体が画面の中央に来るように一生カメラが追ってるのキモすぎて草生えた。じっとしろよカメラ、ずっと動いてるのキモいって。

タイトルとジャケのセンスがぶっちぎりすぎてさすがコンマビジョン。逆に言うとコ
>>続きを読む

湯沸かしサナ子、29歳(2019年製作の映画)

3.4

素敵短編!
サナ子は銭湯のお湯だけじゃなく、音楽でフロアを沸かす!!30分の短編できっちり落としてるし、この監督の作品は今後も観たい!!!

ビューティフル ドリーマー(2020年製作の映画)

3.1

本広克行による押井守へのラブレターなのか?これは?
押井守の怪作「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」ありきの作品なのでこの作品を観ずにこちらの「ビューティフルドリーマー」を観ないと成り立たないの
>>続きを読む

眠れる森のミチコ(2020年製作の映画)

3.6

あまり事前情報入れずに観たので、意外な伏兵がここに...!とテンション上がったけど、エンドロール見て深澤脚本だったらそりゃあ自分好きだわ、と納得。

人生に思い悩んだ青年が山奥で自殺しようとしていたと
>>続きを読む

アブノーマル・ロデオ・ブルース(2020年製作の映画)

3.1

「ファンシー」の廣田正興監督のピンク作。

一般映画からピンクにやってきた監督らしく、ピンクの制約の中でちゃんとおもしろい映画を撮ろうとしてるのが端々から感じられる。ストーリーはハードボイルド系という
>>続きを読む

揉めよドラゴン 爆乳死亡遊戯(2020年製作の映画)

3.5

ピンクという土俵でなんでもアリの快作を生み出し続ける佐々木浩久監督作!OP2018は「絶倫謝肉祭」、OP2019は「悦楽クリニック!凛子の淫らな冒険」、思い返すだけでもワクワクさせてくれるR15ピンク>>続きを読む

たわわなときめき(2020年製作の映画)

3.5

OP2019作品「たわわなきもち」の続編ではあるものの前作のキャラたちが出てくるくらいで内容は全然違う。っていうかこっちのほうが面白くないか?真摯な映画作り映画でもあり、グッと来た。飛躍したように見え>>続きを読む

9つの窓(2016年製作の映画)

1.0

面白い面白くない以前に1本1本が短編映画として成り立ってなくない...??

二人が喋ってる。(1997年製作の映画)

2.9

犬童一心によるよしもとプロモーションビデオ。主役はトゥナイトの二人。タイトル通りトゥナイトの二人が大阪の街を歩きながら出会う人たちと喋って喋って...な話。なるみ姉さんの声っていいよな。ずっと聴いてる>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.3

圧倒的脚本力と役者の芝居で史実に基づいた話(そして裁判モノというどうしても映画にすると地味になりがちな題材)をエンタメに押し上げている。

アカデミー賞ノミネートにも納得。

さようなら、ごくろうさん(2016年製作の映画)

3.1

エンドロールを眺めてると撮影が奥山大史だったりキャスティングが小川紗良だったりで早大是枝ゼミか...となった。言われてみればかなり是枝裕和の影響下にある気がしてくる(ロングショットとか)

ホラーっぽ
>>続きを読む

絶滅動物(VACATION)(2021年製作の映画)

3.6

音楽×映画の実験室。今年のMOOSIC LABの主旨を最も理解し映画に昇華させた作品では。

絶滅したと言われる鳥を追う大学生を主人公にしたドラマパートと、監督の前作「ソウルミュージック」でもお馴染み
>>続きを読む

彼女来来(2021年製作の映画)

3.4

ヨーロッパ映画のような趣きさえ感じる。
1番近くにいたはずの人間のことがわからないというテーマは普遍的なようでいて、陰影の効いた照明との音楽も手伝ってホラーチックな様相を呈しているのが面白い。

アポトーシス(2020年製作の映画)

1.0

暴力やセックスが映画の中で脈絡なく襲ってきて少し怖かった。何かを伝えるために映画を作れとは言わないが、自分の中で渦巻いてる渦中のものを表現しようとしているのかあまりにも映画として未発達な印象を受けてし>>続きを読む

あの優しさへ(2017年製作の映画)

4.0

小田監督自身の、「ノイズが言うには」以後の内省と葛藤の克明な記録。

「ノイズ」以後に撮ってきた作品のセルフライナーノーツとも呼ぶべきか。「ノイズ」を撮ることで生まれたカメラを持つことの残酷さを自身で
>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.0

U-NEXTのマイリストを近日見放題終了順に並べ替えると上のほうに来たので、さてさて重い腰をあげますか、と再生。

1980年代のアニメ映画にこんな作画...どうなってんだおい...というのはあったけ
>>続きを読む

愛しのダディー殺害計画(2019年製作の映画)

3.1

ミケーラとモトーラ(言いたいだけ)

ポップでキャッチーな色彩感覚。衣装、装飾といった映画を彩る美術もいちいちカラフル。30分ほどの短編だが少女たちの成長譚としても申し分なし。可愛いは正義!