Aさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

A

A

映画(974)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.3

予測しろ、即興はよせ

感情を表に出さない冷酷な暗殺者
あんなに復讐を緻密に出来るなら、そもそも最初から失敗すんなよって感じ笑

マックのバンズは食べないのね
SUBPOPのTシャツ
オープニングから
>>続きを読む

ザ・トライブ(2014年製作の映画)

4.9

セリフ、字幕、説明、音楽一切なし
全編手話で構成された作品

集団で手話を使う人たちを見たら狂気を感じると思った
洋服の着脱シーン多め
体感30分の中絶シーン
芸術的シックスナイン

人は環境に左右さ
>>続きを読む

ひなぎく(1966年製作の映画)

5.0

死ね死ね死ね!

ダークキュートアート映画withフリーダム
傲慢、我儘、自由、欲望のまま、けれど満たされない2人
秩序があるから自由がある

ハサミで空間と固定概念を切り刻む
牛乳風呂
長机に用意さ
>>続きを読む

ヨーロッパ(1991年製作の映画)

4.8

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10
あなたはヨーロッパにいる
気持ちのいい催眠術ナレーションで更に深部へ

ヨーロッパから死への誘い
終戦後も死の臭い

ドアの下から溢れ出す血の風呂
橋の上の汽
>>続きを読む

エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

5.0

SEX MONEY POWER

死は究極のトリップ
輪廻転生、射精から受精までを映像化 
生と死が何度も交差する
死は生の一部だと思いたい反面、生は死までの一部のように思える
虚無な生を性で賄うのが
>>続きを読む

ミラノカリブロ9(1972年製作の映画)

4.3

ウイスキー水割り氷抜き

サントラ渋いし濃い顔面にネクタイの柄遊びみんな上手い
この手のB級見るのおもろいけど、やっぱりタランティーノってガチヤバいなって思う
キーノくそ強いしロッコ最後に漢見せてきた
>>続きを読む

ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

4.4

プティジャン神父を?
ーーー彼は今旅行中だ。

アントワープはコカインよりダイヤ
鋸引き、胴削り、研磨
複雑なメタで真実と虚構を何度も行き来する、鑑賞者は今どちらの世界線か迷い混みそうなまま良いテンポ
>>続きを読む

ガールフレンド・エクスペリエンス(2009年製作の映画)

4.1

エロチック鑑定家

コスチュームナショナル
人は皆批判家
少し寒い
反オバマ
Lil cold
どんな人に心を開くかその関係値によって大きく違うよなやっぱ

現代の動きは早いから何が変化したか早く知る
>>続きを読む

欲望(1966年製作の映画)

5.0

虚構なのか現実なのか、虚構を現実と思い込む
結局は彼の欲望なのか。

キメキメのショットもあれば、あえての脱力感のある奇妙なアングルも折り込まれてい浮遊感もある
Slow tempo Smoke a
>>続きを読む

イメージの本(2018年製作の映画)

4.7

革命
言葉は命の痕跡
飼育された人間
存在と非存在
1時間の歴史を作るには一生かかる
全ての命が大地への生け贄
物事の輪郭しか見ていなかった
美術としてのテロ
現実の変質
暴力、怒り、愛
希望は夢であ
>>続きを読む

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.5

時は移ろい
あの頃の名残は何もなかった

舞台は60s香港

この映画って男はチャウに、女はチャン夫人に感情移入する
男目線で今回は見たから今度女目線でも見てみたい
大人の純愛
鏡を使ったカメラワーク
>>続きを読む

アンチクライスト(2009年製作の映画)

4.6

悲嘆のプロセスが異常

脚本はともかく、映像の魅せ方と不穏な音楽だけでこのセリフの少なさでこの空気感はすごすぎる
苦痛、絶望、悲嘆
暴力的でいて緻密
自然への恐怖、生命に怯えているようにも見える
アダ
>>続きを読む

ノスタルジア(1983年製作の映画)

5.0

自然を観察すれば人生は単純だとわかる

1+1=1
ディストピアなのか?終末感すごい
静寂に包まれているのに強烈、超絶ロングカットも相まってとんでもない没入感

人はなぜ神にすがる?
あれほど自由を望
>>続きを読む

78回転(1985年製作の映画)

4.6

油絵の質感でアコーディオンと共に回って巡る、頭の中の旅

頭の中でいろんな事が巡る時をよくここまで芸術的にアウトプットできるよな

ラストのエンドクレジットに階段を降りる音Niceすぎる

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

雨は人間のクズどもを歩道から洗い流してくれる

久々に再鑑賞
サックスが耳に刺さりまくる
娯楽はポルノ映画
偏った正義感、それでも幸せになる人がいる
心の均衡が崩れたんじゃなくて元々壊れてんだよ
孤独
>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.8

権力と差別と歴史と金、そして欲望

文明の強要
搾取する側、される側
ラストの太鼓が月に見えた
20sスーツスタイルくそカッケェ

欲望に引きずりこまれるも一筋の愛を感じさせた
人に頼り、誰かのせいに
>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.7

同じ男娼でも同じ立場ではない
通常のロードムービーとは少し異なり、マイクが気絶し、次のシーンで別の街へ移動したりと断片的で時間軸が妙な進行の仕方をする。
それが鑑賞側にポジティブな引っ掛かり方をする
>>続きを読む

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

4.2

あなたもいつかは老いる

思ったように動かず、脳が正常に機能していない
老人=フリークス
生きてきた年数が違うから良く言えば物知りだし悪く言えば固定概念が強い
まぁ老人だけにいえた話ではなく、現代の我
>>続きを読む

スウィート・シング(2020年製作の映画)

4.9

飛べることを疑うと二度と飛べなくなる

世界は不平等で不条理だ
娘も息子も居候扱い

豪邸に忍び込んで派手な服着て暴れまくるシーン最高だし、3人の字幕の色が変わるところも最高

ラストの夫婦の何か言い
>>続きを読む

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.8

毎日 大勢とすれ違う
そのだれかと親友になるかも
だから僕は すれ違いを避けない

強烈にセンスいい
はちゃめちゃにオシャレ
雨で排気や煙にまみれた空気感にネオンや赤の照明が効いてくる

心と店の比喩
>>続きを読む

Wonder ワンダー(2019年製作の映画)

3.9

自分らしく生きる

もうマイノリティへの偏見なんてまじやめようよ
終わらない迫害と差別

全員頭が固すぎる

スキン・アンド・ボーン(2022年製作の映画)

3.6

天国に神様はいない
この世には人間と獣だけ

綺麗な歌声

まぁそうなるか

クルーソー(2021年製作の映画)

3.7

フライデーーーーー!!!

あの怪物リアルにいたらマジで死ぬ

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.2

アイリッシュスクールパンクムービー

恋をして夢を追いかけてくだらない悩みに襲われて、ティーン特有の葛藤を歌という媒体を通して発信する。

冴えない男の子が好きな女に歌を捧げる物語なんて最高に決まって
>>続きを読む

アルファヴィル(1965年製作の映画)

4.8

元気です
ありがとう
どういたしまして

生と死は同じ環

感情を知って愛を知るんじゃなくて愛を知って感情を知る
冷たくて無機質な人工知能に思想、感情を支配されていても、人間としての温かみをラストに感
>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.3

あいつだけが俺の友達だった

羊の大群と山々の美しい連なり

裏切りとかじゃない
本能で愛し合っているだけ

暗くて苦悩して一見不幸せだけどみんな目が綺麗だな
友から愛へ、そしてかけがえのない存在へ

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.5

体を張って生きてる
それが仕事だ

一つ一つ時間軸変えてくるのにテンポいいから気持ちよく進行していく
最高の終わり方だった

両胸にパッチポケットのテーラード
タランティーノとガイリッチー絶対これから
>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

4.8

幸福は全員に訪れる訳ではない

虚像のハーレム
理想のために幻想を抱きすぎた
嘘と妄想で現実の境界線を失い、逃避する。

映画の中に映画を投影する事でより極端な幻想を現実との境界を曖昧にさせる事に変な
>>続きを読む

水の中のナイフ(1962年製作の映画)

4.8

水の中のナイフ
水の中へナイフ
水の上でナイフ

恐ろしく美しいカメラワーク
広大な海とモノクロのコントラストが半端ない
黒い海
海に浮かぶ一つのヨットの上の話なのに色んなアングルから撮ってて美しいか
>>続きを読む

アメリカの影(1959年製作の映画)

4.2

一つになっても結ばれない
私たちは他人のまま

兄が黒人だと分かった時の絶妙な表情
全て即興演技らしいけど、どう言う過程で制作されていったか気になる
アングルも設定も雑だけど粗っぽいフィルムの質感とマ
>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.3

緊迫感エグくて人やジャングルの臭いを感じさせる

爆発寸前のニトログリセリンをジャングルで運ぶって話がまず最高

血で体に張り付く札
ハプニングのすぐにまたハプニング
恐怖の報酬以上の対価

最後まで
>>続きを読む

時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!(1993年製作の映画)

4.7

人生は永遠の謎だ
一瞬なのになぜ生まれる

信じられるのは目で見た現実のみ
誰かにとっての善行は誰かにとっての悪行でもある
天使と人間では業の価値観のズレがあるように感じた

子供と鎧
カシエルとダニ
>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

5.0

この世で生きるのはただの夢?

空には太陽と稲妻と雷鳴
地上には火と飛躍と輪舞と記号と文字

白黒の天使の世界からカラーの人間の世界へ
目は必然しか写さない
黄色が黄色である事の喜び
2人は有限の生命
>>続きを読む

テオレマ(1968年製作の映画)

5.0

あなたは事物の秩序から僕を攫った

人型の神でもない天使と悪魔の間の存在
究極の創造は破壊かも
絶望と死が比例する

1人の人間との強い充実によって他のものが全て空虚に思える
その空虚を埋めるに愛とは
>>続きを読む