Aさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ハブ・ア・ナイス・デイ(2017年製作の映画)

4.3

人は貪欲になった時に自由を失う
一瞬の欲求が一生の後悔に

金は大切だけどその金が人を殺す

ショウピーの車が俺の師匠と同じだった
着信音の癖
連続した静止画のような質感がオフビート感ある今作に合って
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BODYSONG(2003年製作の映画)

4.8

誕生から死、人間のライフサイクル

生命の誕生とはとてつもなく低い確率の奇跡
人間は愛し合うという事を脳が理解できていて、それを言語化できる稀有な生物

女性ってまじですげぇ同じ人間とは思えねぇ
人が
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忘れられた人々(1950年製作の映画)

4.6

今日もブニュエル

行き場のない怒り、見つからない自分の居場所
全てが貧困による負の連鎖

悪夢のショットとカメラに卵を投げるショットだけでもペドロの心情が浮かぶ
愛を知らず倫理観が欠如した人間はこん
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

4.8

「君は喘ぎ声が大きい」

三代欲求を妨害されまくるブルジョワジー達
スルシックも見たいし電車の夢の話も聞きてぇ
清々しく復讐する神父
キメキメの服を着て歩く田舎道のギャップ
見た目とか自分を飾るだけの
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美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

4.1

ファンタジー強めなやりすぎウェスアンダーソンって感じ

セリフ字幕の出し方オシャレ
見た目通り名前がキャロットで安心した

絵本を読んでるみたいだった

プールサイドで(2022年製作の映画)

4.2

魔法の様に愛は生まれた

息子への愛が永遠ならば、失った悲しみも永遠に続く

プール視点から描く家族の幸せと障壁

あと さん ねん(2018年製作の映画)

4.2

言葉の壁があっても、心優しい人間は所作、表情でわかるし、それを読み取る事ができる人もまた心優しい人だと思う

出会いを意識して大切に生きていく

てなもんやコネクション(1990年製作の映画)

4.5

茜ちゃん最高
2人になったの謎すぎる

日本と香港では別の狂気を感じた
リアルバブリー大阪ゲットー
みんなめちゃくちゃ生きてた

最近日本映画メインで見てるけど洋画より邦画の方が頭イカれてる説
パワフ
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双生児 GEMINI(1999年製作の映画)

4.5

開始早々塚本ワールドに引き込まれる

映像から伝わる冷たくて孤独な質感
癖強衣装癖強化粧癖強美術
なんかやりすきんだけどややゆっくりテンポな感と普通に脚本しっかりしてるから見れるんだよな
拒絶する側と
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お早よう(1959年製作の映画)

4.9

口癖はアイラブユー

日本が誇るFilm director小津安二郎

子供にとってはおはよう、こんにちは等挨拶は無駄だと思うかもしれないがその無駄な言葉が人の心を豊かにする
無駄を愛し、無駄を重んじ
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流星課長(2002年製作の映画)

4.1

あれは流れ星か?
いや違う…中間管理職だ!

庵野秀明が描く絶対に朝の通勤電車で座る事ができる伝説の中間管理職流星課長の命をかけた魂の戦い、そして座席に座る為のノウハウを学ぶ事が出来ました!

スーツ
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天使の恍惚(1972年製作の映画)

4.6

壊せ!壊せ!全部壊せ!

ただの暴走は殺戮になり、それは本質の革命ではなく自分達の理想郷の押し付けである
エゴなテロリズムの暴走と発散、その爆発力をどのベクトルに向かわせるか

フリーセックスと暴力
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ユメノ銀河(1997年製作の映画)

4.9

光に向かう命懸けの恋

霧、煙、蒸気を使った曖昧な空間作り
ものすごい間の使い方でものすごい美しい
会話が超絶ゆっくりテンポなんだけどそれがまた妖艶さと不穏感を同居させる

破滅と分かっていても向かう
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.9

2人の人間の運命を見た

初デートがデッドドントダイは笑う
絶妙なすれ違いをカメラにおさえるのがうますぎる
毎日仕事をして生きるのに苦労する世の中だけど世界で悲惨な事が起きている事を理解するべきと同時
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ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

4.6

カウリスマキのフィルムノワール
もちろんコメディを添えて

風呂場でODのシーンのカメラワークとカッコよさとアヒルのユーモアのバランス素晴らしい
人間の死をこんなにユーモラスに描けるセンスってやっぱす
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

4.9

俺はワル
お前のオモチャにはならない

全員の名前はフランク、全員の共通点はサングラスをした男達が理想郷を目指す
コミカルでシュールな笑いにソリッドで絵画的映像と裏腹に唸るギターサウンド
画面上の人間
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完璧な惑星(2019年製作の映画)

4.0

完璧な惑星などあるのか?

死を受け入れる事と永遠の闇に生きる事どっちが地獄か?

真の意味で完璧とは何か?
誰?何のため?の人生?

闇のあとの光(2012年製作の映画)

4.9

生と性と死を幻想的に、稀に見る奇妙な空気感を纏った作品

万華鏡のように重なるエフェクトとマジックアワー、雨音

常に浮遊感がありスローペースだが作中でアクシデントが起こるとそのシーンが強烈に記憶に残
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狂気の愛(1985年製作の映画)

4.9

愛情を測れる?

愛の苦しみと多面性
無秩序で自由な今作を撮るに相応しいカメラワーク

スモーキーで息苦しい画面演出に無茶苦茶でハイテンションで物凄く感情的な芝居に時折り入れてくる強い色

破壊的でク
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エピデミック〜伝染病(1987年製作の映画)

4.3

未だかつてこんなに連続した1人の長い悲鳴を聞いたことがありますか?

M(1931年製作の映画)

4.7

バッチバチ決まったショットの連続
100年ぐらい前になるとこのカメラワークが物凄く新鮮に見えたりする。
警察とハグレ者たちのカットバックマジでたまんねぇ
だから映画とかファッションとか音楽って昔のもの
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EO イーオー(2022年製作の映画)

5.0

人間の愛情は動物にももちろん伝わるし、動物の表情で心情までわかる
だからこそどれだけ人間が愚かで彼らのサイクルを乱し、生殺与奪の権利を握っているかがよくわかる

草が枯れても息をしている規則的なようで
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666号室(1982年製作の映画)

4.5

「映画は失われつつある言語で死に瀕した芸術」

テレビの台頭がどれだけ映画界に影響を与えたか
製作側の意図を理解せず、表面上だけで映画を見てリスペクトのない批評している奴等はまじで頭悪ぃし固ぇ

芸術
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(1954年製作の映画)

4.7

「あんたといる所が私の家だわ」

哀愁、後悔、傲慢
共に生活していく中で芽生えた愛情、依存
命だったり、人と繋がりは小さなきっかけで大きく変化していく
人生の分岐点、判断の連続

ユーモアの癖
素直に
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サスペリア(1977年製作の映画)

4.4

鮮烈な赤
美しい色彩
美術や細かいプロップまでオシャレ
不快と美しさを同居させた音楽
ファッショナブルスタイリッシュホラー
エッシャー

昨日見たVORTEXのグラデーションで初ダリオ・アルジェント
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.8

心臓の前に頭が壊れる全ての人へ

人の命の表現を悪くいうと長く生きる事のメリットとディメリットがある
それは自分人身にも、もちろん当てはまるが周りの人間への影響がかなり大きくあるはず
これから長い人生
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ディス・イズ・イングランド(2006年製作の映画)

4.5

愛国心は国ではなく地球に持つべきだ。
排除ではなく、共存

曲がったLOVEはPEACEとの相性がすこぶる悪いなと
本当の愛を知らずに育ったコンボは無知ゆえに間違った愛を解釈してしまった
ブリティッシ
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さよなら、人類(2014年製作の映画)

4.9

人を利用して欲望を満たすのか?

めっちゃちんこ触ってくるバレエ先生
15年勤務の船酔い船長
世界一偉そうなゲイ国王陛下
ロッタの店じゃキスで一杯飲めるらしい

久々ロイ・アンダーソン見たけど相変わら
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無法の愛(2022年製作の映画)

4.4

「俺たちは走る、この世界を置き去りにして」

正義って?
人は1人では生きていけない
考える事は放棄してはダメだ
考えて答えを出してそれを実行にうつす
意味のある人生を送りたい

現代の社会と人、今起
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コックファイター(1974年製作の映画)

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個人的にはキツすぎた
見なきゃよかったけど、どれほど人間が残酷で自分たちのエゴで生きてきてるか再確認した
闘鶏の臨場感すごかった
色んな世界があるもんだ

パ・ド・ドゥ(1968年製作の映画)

4.4

人間の筋肉の動きのしなやかさ、美しさ
重なり合う曲線の美
光と影

幻想的な残像
バレエの力学というかその際の筋肉の動きについて興味が湧いた

ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

4.9

私が無神論なのは神のおかげだ

Gaspar Noé×Charlotte Gainsbourg× SAINT LAURENT

脳ぶっ壊れるかと思ったぜ

また一つ新しい体験を有難うギャスパー・ノエ

袋小路(1965年製作の映画)

4.9

モノクロの映像のセンス抜群すぎる
光の使い方、自然と古城の対比、モノクロによって生まれる美しいグレーのグラデーション
素晴らしいロケーションとカメラワークで不快感すらも美しく思えた
笑わせにきてる演出
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