ないよりましさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.5

あと2週間で地球に帰れるー 。
月の裏側で採掘作業の管理を任されているサムは、3年間の契約期間が終えて、愛する妻と生まれたばかりの娘がいる地球へと戻れることを待ち望んで仕事に励んでいる。あと2週間。孤
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

3.5

リップヴァンウィクルって知ってますか? 急にそんな話されてもわかんない。おー怖い。

物語の中心人物、松田優作演じる伊達は戦地でカメラマンをやっていたが、日本に戻ってきてからはどこかおかしい。
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.0

法廷ものなので、難しい単語がバンバン出てくるので、話についていくのがやっとで、議員のくだりはあまり理解が出来なかった。葬式の謎のダンスは何?
高齢者ドライバーの伏線が、まさかあそこで回収されるとは…。
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

5.0

これは人生で最高の映画だった。
作中の主人公の誕生日が自分と同じなのも気に入った。ちなみにそれは、監督の誕生日とも同じです。

詩季織々(2018年製作の映画)

3.5

光の巧みな表現。差し込む光、反射する光、散乱する光…どの箇所を切り取ってもため息をついてしまうほど、精細な光の表現は流石だと思った。
物語は中国を舞台にした3つの短編。
懐かしさと新しさが混じる、日本
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.0

女優がただただ美しい。
ゴダールと聞けば、伊坂幸太郎さんの小説の中でおもしろいけど退屈という評価で、今まで気にしてきたことはなかった。かといって、寺山修司さんの”書を捨てよ、町へ出よう”の中の自殺学入
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.0

ミランダとオギーが電話するシーンでミランダはオギーを“トム少佐”と呼びかける。
トム少佐といえば、デヴィッド・ボウイ「Space Oddity」で、事故によって独りで宇宙を漂う孤独な宇宙飛行士のこと。
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

3.0

あれ、君左足どうしたの? って一言かければなんでもない話。

サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.5

偽善に満ちた世界って怖いですよね。危険なものを遠ざけて、綺麗なものだけを見せる世界。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

広島の架空の都市・呉原を舞台に、暴力、血飛沫、怒号が飛び交う。血を血で洗う暴力団の抗争の果てに、何が待っているのか。無事に最後まで見届けることができるか、とても興奮した。
役所広司演じる大上は丸暴のエ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.4

悲しみ、憎しみが連鎖する。それも悪く、取り返しのつかない方向へ。
谷へと転がる岩のように、自分自身を砕けさせ、傷つけ、すり減り、壊れながら壊しながら突き進んでいく。親の無償の愛は周囲を巻き込み爆発し、
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.0

以前からずっと観たかった。
ブッチの安らかな寝顔。ブッチが目を覚ます冒頭のシーン。太陽をバックに鳥が自由に飛んでいると思いきや、太陽を背に飛ぶヘリコプターへと変わる。それを認めると、ブッチは再び目を閉
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