peplumさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

マイル22(2018年製作の映画)

3.9

ピーター・バーグとマーク・ウォールバーグコンビも遂に4作目。どれもハードで好きなのだが今作も結構よかった。序盤の経歴説明映像がそれらしくてよかった。
マイケル・ベイもかくやというばかりの景気の良い爆発
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東京流れ者(1966年製作の映画)

3.9

渡哲也追悼で鑑賞。
たしかラ・ラ・ランド公開の時にチャゼルが参考にした作品と聞いて気にはなっていたが今日見れてよかった。
セットデザイン、色彩、構図がめちゃくちゃキマッててこれが鈴木清順の凄さか
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.0

この世の映画人誰もが望む遺作を傑作にしたいという夢を叶えられたのは、その人生を映画の神様に捧げ、映画という魔法で遊び続けた男だったのだなと思った。
まるでフィルムを切り貼り編集したように時空を飛び回る
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

テレビドラマでさんざん培養した池井戸潤ワールドを原液直接輸血されてるみたいな豪華キャストのおじさんギラギラストーリー。
香川照之が最強オジサンかと思いきやそうでもないという奥が深い世界。
全男子の憧れ
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.8

第1章の直後から始まる続編。驚異的引きだったマ・ドンソクが満を持して登場。
使いチームがヘウォンメク、ドクチュンとソンジュ神、カンニムとスホンと二手に分かれてしまってトリオの関係性が好きな身としてなん
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.0

ファンタジーらしく美術や衣装が凝っててよかった。
7つの地獄を巡るって単調になりそうなのにジャホンの過去を絡めて起伏があってよかった。
吹替がどこにも書いてなかったわりに関智一、日野聡、内田夕夜と好み
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立喰師列伝(2006年製作の映画)

3.4

実写でもない、アニメでもない不思議な作品。人狼とかイノセンス見た時に押井守の脚本文字多すぎ…とか思ったけど今作の方が多かったし、なんなら振り切ってて清々しかった。山ちゃんの美声を文語体で味わえる貴重な>>続きを読む

今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.9

こんな山本舞香を見たいという山本舞香が提供されたので脳がびっくりした。啖呵を切る茶髪巻き髪紫特攻服山本舞香…最高…。
キレた奴をやらせたら右に出るもののない柳楽優弥も求められた仕事をきっちりこなしてい
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.1

古沢良太がいかにコンフィデンスマンJPの世界を愛し、キャラを愛しているかを分からせまくる2時間。
ダー子をフェアリーゴッドマザーにして始まるシンデレラストーリーa.k.aプリンセス編。
関水渚のもつ純
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殺し屋1(2001年製作の映画)

3.7

情け容赦ない人体破壊描写にまず感動する。どれも全部痛そうで気持ち悪くて怖い。
垣原というキャラの持つ色気と浅野忠信がもつ色気が合体しておりとてもいい。
加えて面構えのいいおじさんたちが沢山出てくるのは
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.6

シン・ゴジラを見て庵野さんの過去作を漁ろうと思い渋谷TSUTAYAにいったのだがVHSしかなくて諦めたのが4年前。
この7月から配信が始まっていたらしく個人的にエヴァを見返していたタイミングで見られて
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.3

麻薬捜査班がフライドチキン屋さんを始めたら大繁盛という前情報だけ知ってたがとても面白かった!
音楽と編集が巧みでグルーヴ感がすごい。店始める、繁盛!という小気味よいジャンプや後半の意外なクローズっぽい
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.3

ゾンビ映画っぽいなにかだった。もちろん墓地からゾンビが出てくるシーンはちゃんと出てくるけどジャンル映画を見ている!と言う快感、マックを貪っている時みたいなジャンクだけどうまい!みたいな気持ちが全然湧い>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.9

爆イケシャーリーズ・セロンのアクションを堪能する作品。
このBLがすごい2020&この百合がすごい2020を同時受賞しました。おめでとうございます!
設定の妙味というか少ない回想に旨味を凝縮していてや
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.0

ハリケーンでワニがやってくる!というワンアイディアをとことん突き詰めたジャンル映画。
地下から始まったお話が屋上に達する感じとかゲームのステージが変わる感じでハリケーンとワニをお題にピンチを演出してく
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

歴史劇大王リドリー・スコットの面目躍如。
あるいは俺が見たかった『シグルイ』。失うことからすべては始まる。
とにかく美術と衣装の破壊力がすごくて圧倒的パワーを感じる。
コモドゥスの屈折しまくりな感じが
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.8

浜辺美波と神木隆之介でTRICKをやってみたら…という企画だと思った。脚本蒔田さんだし、堤組の木村ひさし監督だし。時折浜辺美波が「ぬぅ」とか意味不明なこというし変顔するし、魅力倍増だった。神木隆之介の>>続きを読む

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.9

『名探偵ピカチュウ』とか『ジャングルブック』みたいな3Dで動くキャラクターと実写の融合作品をユニバーサルで作ろうってなったんだろうなと思った。
ダウニーの変わり者演技がノリノリで楽しかった。というか吹
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映画 刀剣乱舞-継承-(2019年製作の映画)

3.8

鈴木拡樹のビジュアルと佇まいが好きだった。あの見た目でジジイキャラってズルくないですか?
骨喰藤四郎が悠木碧さんに似ていた。
半実写化というか2.5次元の俳優さんが沢山いて違和感がない。いやないことは
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ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.2

『ブラッククランズマン』に引き続いてスパイク・リーにしか撮れない映画だった。過去の資料映像を生き生きとサンプリングして現在に召喚する手法は本当にかっこいい。過去が未だ過去でなく現在に続いていることを思>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.0

岡田くんの魅力が爆発してるアクションコメディ。とにかく岡田くんが魅力的andアクションがかっこいい。銃を奪うとか首を取るとかの素早さが素人じゃない。アクションシーンで顔隠してる分惜しげも無く脱いでくれ>>続きを読む

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.9

映画らしいスケール感、特に香港ロケの部分が楽しかった。ジャッキーちゃんを写りこませたり、トラックスーツ着せたり、二丁拳銃(しかも寝かせる)というコンフィデンスマンならではの香港ネタが楽しかった。ゴース>>続きを読む

マーウェン(2018年製作の映画)

3.6

ロバート・ゼメキスらしい映像で虚を衝いてくる映画。
箱庭療法っぽいというか人形セラピーぽかった。『トイストーリー』と劇映画を合体させた感じ。その虚構と現実の境目がシームレスに行ったり来たりする感じは好
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

ルッソ兄弟プロデュース、クリヘム主演で期待するアクションは見せ切ってくれた快作。
ジョン・ウィックばりに確実に銃で殺していくスタイルだった。
前半最大の見せ場のカーチェイスからの長回しは車外から車内か
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.4

今の僕には長すぎた。
ダニエル・デイ・ルイスはかっこよかった。
PTバーナムが出てきたのが面白かった。
美術と衣装、セットが豪華。
キャメロン・ディアスが二階堂ふみに似てる気がした。
ちょっと平家物語
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聖☆おにいさん(2013年製作の映画)

3.7

立川の風景が映って嬉しい。
TOHOアニメーションなのに仮面ライダーフォーゼが出てきた。
年越しで終わる構成も面白かった。

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.8

ポン・ジュノらしくハートフルだったりスリリングだったりジャンルが特定できないふしぎな作品。カバみたいなオクジャがだんだん可愛く見えてくる。
ジェイク・ギレンホール、ポール・ダノ、ティルダ・スウィントン
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

4.0

広瀬すずをちゃんとコメディエンヌとして形に残してくれて嬉しい。怒っても泣いてもスクリーン映えする広瀬すずの魅力が漲ってて最高。広瀬すずに歌を歌わせようと思った時点で勝ち確。広瀬すずにハイキックされたい>>続きを読む

音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

3.5

三木聡監督にしては題材が派手で嫌だなーと思っていた。ふせえり、松尾スズキ、森下能幸が出てきたら不思議な安心感があった。ゴスい麻生久美子がみれてラッキー。
思ってたのとは違うツイストがされててノリきれな
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

噂通り各ポケモンごとのCGの質感が差別化されてて面白かった。モンスター映画作り続けてるレジェンダリーの怪獣映画になっててハッピー。
特にピカチュウのフラッフィーな質感とシワシワがこだわりを感じた。あと
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天空の蜂(2015年製作の映画)

2.0

つまらない映画を撮る天才堤幸彦の面目躍如。
感情的にがなるシーンの度に気持ちが冷めてしまった。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.9

松岡茉優は自分の発する華のスイッチを自在にオンオフすることが出来、『万引き家族』では全編オフ、バラエティーに出てる時は常時オンにしている。
今作ではラストまでほぼオフの茉優を楽しむことが出来る。陰りが
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

3.9

愛は滑稽で、無謀で、向こう見ずで、どうしようも無い。そういうことを思い知ったへんてこりんで愛おしい映画だった。
なりきり設定がクスリと笑わせる瞬間もあれば狂気に見える時もあり楽しかった。
ひまわりが
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