ネックOフレックスさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ネックOフレックス

ネックOフレックス

映画(793)
ドラマ(31)
アニメ(0)

終点、お化け煙突まえ。(2013年製作の映画)

4.7

現代の怪談話のような不気味さがありつつも、美しさが溢れる珠玉の短編。日本らしさを感じるがこんなのも撮れるよっていう再定義もあって、今の映像作品だとなかなかないかなと思う。全体的に落ち着いていてブラック>>続きを読む

ナイン・マンス(1976年製作の映画)

4.5

見逃し続けてしまい配信されててやっと見れた。単調なメロドラマだし結構ガバガバなところあるが引き込まれる。衝撃のラストはまさに衝撃。一気に現実に引き戻される感覚はリアルだからこそだなと思う。フェミニズム>>続きを読む

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

4.1

最近のこういうコンセプト系のスリラーのやつね…みたいな感じだけど最後まで退屈せず見れた。世界観や音楽もコンセプトがはっきりしていて個人的には結構好き。

8人の女たち(2002年製作の映画)

4.2

このモードの時のフランソワオゾンは強すぎる。ほぼワンシチュエーションの密室劇のメロドラマの最上級。空間移動がなくてもここまで出来るのがオゾン作品。

ハム・オン・ライ(2019年製作の映画)

4.5

期待膨らむ前半、退屈な後半。しかし、数ヶ月経っても脳にこびりついて離れない数々のシーン…… もう一度見るのが難しいのがそうさせるのかわからないけど、心を掴まれた非常に好みの作品であった。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.3

イーニドのやり散らかし具合とモラトリアムの片鱗はきっと色んな人間たちのかつてはこうだったという共感を呼ぶだろう。中盤までのテンポが少し穏やかだが、頻繁に変わるオシャレなファッションやメイク、画作りでし>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.7

映画としてのクオリティが高いし、とても静かながらこの尺の最後まで飽きないのが素晴らしい。
預けられた家もまだ古風な慣習残るところなので、手放しにコットにとって素晴らしい環境かと思えるかと言われたら個人
>>続きを読む

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.4

「レザボアドッグス」、「スモーク」、「テルマ&ルイーズ」、「ピアノレッスン」…といった名作が最近再公開ラッシュのハーヴェイカイテルのカルト的主演作。彼はロバートデニーロの陰に隠れて日本でも世界的にも過>>続きを読む

ザ・スチューデント(2016年製作の映画)

4.1

キリルセレブレンニコフはソ連やロシア映画の系譜を継ぎながらも、皮肉混じりのブラック且つユーモア溢れる展開で楽しい。安全に彼が映画を今後も撮り続けられる事を祈りたい。

マチェーテ(2010年製作の映画)

4.3

無駄なオッパイと豪華キャスト、、、
わかりきったストーリー展開、、、
ただただ胸がアツい。
ドン・ジョンソンをキャスティングする辺りがもう、分かってるな、、
疲れが吹っ飛ぶような爽快感が残る。
ロドリ
>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白い。文句のつけようが無い脚本と演出とストーリー展開。ながら見してしまった自分を呪いたい。映画館で観たら最高だった。

ニューヨーク・オールド・アパートメント(2020年製作の映画)

4.1

かなり詰め込みすぎた部分もあったけどその分テンポが良くサクサク話が進むので最後まで退屈せずに楽しめた。全体的に美しい画ではないが、雑然としリアルな街の様子は結構出てるのかなと思う。ビデオ屋で隅にあった>>続きを読む

ピラニア 3D(2010年製作の映画)

4.5

傑作。
前半はバカなパリピで楽しませて、
後半は一気に人体破壊で二度美味しい。
新年の幕開けにふさわしい一作。
ピラニア自体が襲うのが海中のため、やはりどうしてもCGテイスト+視界の悪さでグロ描写が制
>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.4

近年小難しいホラーが主流になっていく中、風刺をきかせながらもわかりやすく爽快感のあるひと昔前の古き良き王道スプラッターホラーを作るなんて本当に涙が出てきそうなくらい嬉しい。
特に後半のパレードのシーン
>>続きを読む

バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

4.5

ただ車で走ってるだけの映画なんだけど言葉では語れぬ魅力がある…………
劇場鑑賞推奨

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.5

セリフをそぎ落とし、リアル且つ冷徹な描写にオリジナリティを感じた。
これをもっとエンタメ寄りにしても充分面白い作品になりそうなのだが、
人の死に際まで徹底的に無駄を排除した描き方が凄まじい。
後半の1
>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.0

2023/12/29公開の今年最後のジョーカー的な隠し玉がついに公開。
最後まで楽しめるし、質の高い良作!
また字幕がちょっと凝り気味なのも面白い。