sattonさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

satton

satton

映画(922)
ドラマ(20)
アニメ(0)

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.8

邦題のイメージに反して、真面目な戦争映画。監督はショーンエリス。「フローズン・タイム」が面白かったので、期待して見ました。
自分がチェコの歴史を何も知らないことに気づかされましたね。大戦時は、世界の至
>>続きを読む

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.7

初めて見ましたが、こんなB級感あふれる映画だったとは笑。ストーリーもアクションもゆるゆるですが、何といっても主演3人は魅力的で、楽しく見れました。ビル・マーレイのキャラクターも良いです。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9

久しぶりに鑑賞したけど、面白い!テンポがとても良くて、長さを全く感じなかった。
大犯罪を描いているのに、手口の大胆さには思わずわくわく。CAを引き連れて歩くシーンは特に鮮やかでかっこいい!この華やかな
>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.6

冬のシーンもあるけれど、なぜか夏のイメージが強く残る映画でした。誰もが昔を思い出してしまうような、懐かしい物語。お盆あたりに見るにはぴったりですね。
主演2人が若くてびっくり!

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

2019年が舞台の映画を、2019年に初鑑賞。
1982年に製作されたとは思えない、完成された世界観ですね。無表情に降り続ける雨が、この世界の象徴のように感じられる。
しかし、話は正直よくわからないと
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

これは正しくて、これは間違ってる。そういう二元的な価値観を揺さぶってくるような映画です。人と人の繋がりって、何だろうね。
若干雑に見てしまったので、また見直したい。

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.0

港町の風景も、鮮やかな色彩も、耳から離れない楽曲も、全てが良い!太陽が降りそそぐような、明るいパワーを持った映画です。
水兵の画家が、ニューシネマパラダイスのジャック・ペランだということに驚いた!

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.8

遡って鑑賞。1作目に立ち返ったようなシリアス路線ですね。敵も遊びが全くない感じで笑、かなり怖い。
サスペンスとしては文句なしに面白いが、4以降のようにチームのキャラクターが立っていないのがやや物足りな
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.9

シリーズの節目にふさわしい傑作。
インドのヌブラ渓谷を舞台とした最後のミッションが良かったな。世界の果てのような神秘的な景色に、狂気の域に達したアクション笑。最高でした。
ある方のラストの語りかけが、
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.8

安定の面白さ。敵か味方かわからないヒロイン(レベッカ・ファーガソン)の存在がアクセントになっています。というか、最早本作は彼女の映画かも。オペラのシーンは特に印象的でした。
バイクでのチェイスも疾走感
>>続きを読む

シェーン(1953年製作の映画)

3.8

南北戦争後の西部がどんな時代だったのかということが、よくわかる映画。見る人は開拓者側に肩入れしてしまうけど、牧場主の言ってることもわからなくはないんだよね。映画の感想としては変だけど、とても勉強になっ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.8

一見スタイリッシュな雰囲気なのに、中身は知力よりも体力勝負笑。ドバイの高層ビルのシーンは、特に手に汗握った。これがスタントやCGじゃないなんて!
2、3をすっ飛ばして本作を観てしまったけど、続編が楽し
>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.1

初めて見たが、鮮烈だった。
冒頭から目を背けたくなる残虐な映像が続くんだけど、それでも見続けてしまう面白さ。皮肉、風刺のききまくったストーリーも良い(最後の一言のインパクトたるや!)。
見終わったら誰
>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.9

小林聡美さん、素敵です。この人の飄々としてるけど温かい感じが、そのまま映画の空気を作っている気がしました。
そして、食べ物がすごく美味しそう。焼きたてのシナモンロールとか、鮭を網でじゅうじゅう焼いてい
>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.1

この映画は弁護士を描いたものではないが、事実に丹念に向き合う姿勢、多数に屈しない姿など、弁護士のあるべき姿を示す名作だと思う。

2019年60本目

デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

3.5

気軽に見れる映画。女性が大きく変身するのを見るのは、無条件に楽しいです。外見だけじゃなくて内面の変化にフォーカスしてるのも良い。
しかしサンドラブロックにマイケルケイン、なかなか体当たりの演技をしてま
>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

3.9

久しぶりに見ましたが、記憶よりもずっと素敵な映画でした。話はベタだけど、4人がそれぞれに魅力的なんですよね。
ケイト・ウィンスレットが、自分の人生を生きろ(君は主演女優だ、なのに親友役を演じている)と
>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.8

ゆるい雰囲気の映画だけど、音楽にパワーがありすぎ!ダンスもどれもかっこいい。シカゴ警察に恨みでもあるのかというくらい、パトカーも壊れまくります。
色んな大物が登場しますが、一番びっくりしたのは最後の収
>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.6

一般人から見た戦争。何が起きてるかは全くわからないけど、とにかく逃げる。そういうサバイバル系パニックムービーとしては、結構面白かった。地下でにょろにょろから隠れるシーンは、すごくジュラシックパークっぽ>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

ロバートデニーロの狂気をはらんだ怪演に圧倒された。
ストーリーもすごく面白い。現実と妄想が入り混じり、ひたすら繰り返される自己中すぎる行動に、笑えるんだけど背筋が寒くなる。
ドン底でいるよりは、一夜の
>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.8

冒頭の巨大な羅生門と激しい雨の描写で、一気に物語にひきこまれた。
テーマは難解。真実はいつも1つなんて言うけれど、人間はそれほど単純ではないようだ。その人にとっては、見えている(見たい)事実だけがまさ
>>続きを読む

アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー(2014年製作の映画)

3.6

見る人によって色々なメッセージを感じられそうな映画です。
「全てを手に入れるのは無理」
歳を重ねるにつれて雑事は増えていくけど、自分が本当に大切にすべきものを見失わないようにしたいな。

自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.8

あまりにも不条理で、悲しくて、胸が締め付けられるような気持ちになる映画でした。
貧困の本質って、突発的な出来事に全く対応ができなくなることだと思う。普段は何とかやっていても、些細なことで全てが崩壊する
>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.8

良い話。主人公の姿に、クリント・イーストウッド自身の人生が重なって見える。
結構重い話だと思うけど、軽やかにさらりとまとめてしまうあたり、まさに円熟の境地です。

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.8

船内から見る宇宙。
歪んだ視界、圧迫感、金属の乾いた軋み音…ちっぽけな鉄の塊で宇宙に飛び出していく無謀さが、ひしひしと感じられる。映画館で見たらもはや疑似体験レベルだろうけど、画面酔いしちゃってたかも
>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最初に見たときはあまりの胸糞悪さに2度と見るかと思ったけど、改めて見るとこれはなかなかの傑作ですね。
この映画のテーマは「いかなる贋作にも必ず本物が潜む」。全てを知った上で見ても、確かにヴァージルと偽
>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.8

アラン・チューリングの人生というテーマがまず面白く、話の構成も、UKらしいキャストも良いですね。とても洗練された映画という印象を受けました。
イミテーション・ゲームとは、コンピューターと人間に同じ質問
>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.8

初めて見ました。有名作に失礼ですが、予想よりずっと面白かった!
途中はサスペンス&コメディという感じで話が進んでいくため、突拍子もない設定も自然と受け入れてしまうのですが、最後にはっと現実に気付かされ
>>続きを読む

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.1

歴史的評価に違わぬ大作、一大叙事詩だった。長い映画だが、オープニングからこの世界にのめり込んだ。
スカーレット・オハラのキャラクターには賛否あるようだが(そりゃあるよね)、ある種の夢のような南部の文化
>>続きを読む

ガール・ネクスト・ドア(2004年製作の映画)

3.7

あらすじからB級感がにじみ出てますが、俳優さんは豪華。メガネの友だちがポール・ダノって最初気づかなかったよ笑。
後半の展開はぶっ飛び気味だけど、意外にまじめな作りのラブコメで、主人公の一途な恋には好感
>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.1

"1つの生命を救う者が世界を救える"
「命のリスト」に載った名前が、1人1人読み上げられていく。命の重さについて、これほど考えさせられた映画はない。
シンドラーの内心の変化は、さほど描かれない。しかし
>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.8

映画の作りはさほど好きじゃないのだけど(豪華絢爛すぎて最早コメディ…)、話はやはり素晴らしい。
1つのものを追い求めた、純粋だけどあまりに寂しいギャツビーの人生。そんな彼を思い、あえて"The Gre
>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

3.8

この映画に流れる浮遊感というか、現実からほんの少しずれた世界(惑星?)に迷い込んだような感覚は、何とも独特なものでした。どハマりする人がいるのもわかる。
金城武&トニーレオン、2人とも若くナイーブな役
>>続きを読む

マチネー/土曜の午後はキッスで始まる(1993年製作の映画)

3.9

邦題がとても素敵な映画。
ニュー・シネマ・パラダイスを、ちょっとB級寄りというか笑、コメディ調にした感じです。政治、核問題、青春、映画への愛など「全部入り」で、とても楽しい!
某ラジオで、この映画にど
>>続きを読む

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

こりゃすごいね。
「タクシー・ドライバー」のように、事件の背景となる時代の空気感をひしひしと感じられた。天国と地獄、光と闇。
並の映画なら、犯人に何らかの動機を作りたがるでしょう。この犯人の行動は、逆
>>続きを読む

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.8

マイナーだけど、これ良い映画ですね。
序盤から???がいっぱい。事実は徐々に明らかになりますが、これがまた予想外の方向のもの。けっこう意表を突かれると思います。
エンディングの解釈も単純ではなく、うっ
>>続きを読む