sattonさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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Love Letter(1995年製作の映画)

3.8

「打ち上げ花火…」と同様にノスタルジーに全振りみたいな映画だけど、そこが良い!現在と過去の交錯の仕方が、とても素敵ですね。雪の日って思い出がふっと蘇ってくることがあるけど、小樽の雪景色にそういう特別な>>続きを読む

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.7

映画としての印象は「ROMA」にすごく近い。全く異なる世界での生活を、ただじーっと見ている感じ。でも面白い。
緑が匂ってきそうな、そしてどことなく官能的な夜の描写が印象的でした。

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.0

戦争の「闇」をこれほど感じられた映画はなかったな。そこには既に戦闘すら生じていない。指揮官もなく幻影に向かって弾を撃ち続けるシーン、人々の生活空間に無造作に死体が転がっているシーン、背筋が寒くなった。>>続きを読む

若草物語(1994年製作の映画)

3.9

「ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語」の予習として再鑑賞。公開延期になっちゃったけどね…。
派手な展開はないけど、家族の絆やあたたかさを感じられる秀作。終盤のジョーとベスの場面には特に心を打た
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

4.2

限りない自由を感じられる映画。それだけにラストがとても切ない。

炎のランナー(1981年製作の映画)

3.7

あの名曲をバックにランナーたちが海辺を走るオープニング、感動でした。
競技も100分の1秒を争うようなギスギスした雰囲気はなく、とても爽やか。こういう牧歌的な(選手ファーストな)オリンピックが戻ってく
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007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

3.8

見るのは2回目だけど、靴からナイフのシーンしか覚えていなかったので笑、新鮮な気持ちで楽しめた。
007シリーズは、アクションもさることながら、外国を旅しているような気分になれるところが好きです。食堂車
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前情報なしで鑑賞。森林火災という馴染みのないテーマを丁寧に描いていて、いい映画だなぁと思ってたら…事実はあまりに重すぎた。骨すらも残らない現場が、火災の凄まじさを物語っていた。
犠牲になった隊員の多く
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カリートの道(1993年製作の映画)

3.8

同じコンビからなるマフィア映画でも、スカーフェイスとは全然違いますね。違うけど、どちらも大好き。この映画は、否応なく付きまとう血なまぐさい世界と、少年のように語られる夢や純愛との対比が印象的でした。>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

また素晴らしい映画に出会ってしまった。
第二次大戦下のナチスドイツという環境にあっても、子どもの目から見た世界はどこかユーモラスで明るい。しかし、所々に厳しい現実が見え隠れし、最後には否応なく突き刺さ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

映画を見終わり車を運転して帰ったけど、雨の夜はほんと運転しづらい。こんな中を時速200キロとか300キロでぶっ続けで走るル・マンというレース、控えめに言って頭おかしいな。
映画は、すごく面白かった!レ
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彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

3.8

難病であるほど診断は難しいものだろうけど、精神病と名前がついた瞬間に、治療の機会が永久に失われる=その人が永久に失われる可能性があるんだな。知ることができて良かったです。
クロエ・グレース・モレッツは
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.8

ドイツ映画は初めてと思ったら、意外に見ていたようだ(帰ってきたヒトラー、グランドブダペストホテル、ミスターノーバディ、そしてバグダッドカフェ!)。
これが実話に基づく話とは驚き。こんな途方もないことが
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ドリームハウス(2011年製作の映画)

3.7

ダニエル・クレイグ&レイチェル・ワイズを見たくて鑑賞。2人がスタイリッシュ過ぎて不気味さが若干削がれていた気もしたが笑、中盤の演技の迫力はやっぱり凄かったです。
ラストは意外にあっさりめで、テーマの割
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.8

テニスプレイヤーと殺人…というと、名作「マッチポイント」を連想してしまいます。
ヒッチコックの映画は、頭にこびりついてしまうような印象的なシーンが必ずありますね。それもいくつも。後半の話の展開はよく考
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.1

2020/1/5
2020年はこの名作から。
生きることは、人と関わること。こんな当たり前のことが、なぜか見えなくなってしまうんですよね。
少しずつ夢を諦めていき、気づけばどこにも行けなくなってしまっ
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.7

見知らぬ人とオンラインで繋がる感動。良き時代だったな…笑。
話は今見ると若干の消化不良感もあったけど(本屋の件はこれで解決?男のほうだけ正体を知った後のやりとりはずるくない?)、とにかくメグ・ライアン
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

3.8

傲慢なシェフが変わっていく…というストーリーは王道だけど、ブラッドリー・クーパーの演技が話に説得力を持たせていますね。周りを固めるキャストも豪華すぎる。
料理や食べることが好きな人には、こういう世界を
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.7

シリーズの締めくくりをリアルタイムで見ることができて本当に良かったな。ジョン・ウィリアムズのファンファーレをスクリーンで聴けるのも、最初で最後かもしれないし。
本作は序盤から派手なシーンが多く、エンタ
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.2

子どもの頃から繰り返し見て、各場面のキャストの表情まで覚えてしまってる映画。何度見ても心躍るストーリー、スピルバーグらしいスリリングな演出、最先端のCG技術、ジョン・ウィリアムズの圧巻の音楽など、全て>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

3.8

意地を張り合う2人が、くだらないけど愛らしい。本のシーンがお気に入りです。
アンナ・カリーナは、すばらしくチャーミングですね。84分間画面に釘付けにさせる魅力がありました。調べたら何と昨日亡くなられた
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.9

恥ずかしながら、ネイティブアメリカン保留地(居留地)の存在自体、知らなかったな。勿論、そこで起きている恐ろしい事実も。
社会派ドラマとしてだけでなく、サスペンスとしてもかなりの面白さ。何しろ無駄なシー
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.6

自分に自信を持った人は魅力的!これはもう、絶対に間違いないですね。直球なメッセージが心に響きました。
ミシェル・ウィリアムズの芸達者ぶりは流石。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.6

この物語はズルい。夏の風景、年上のお姉さんへの恋心、無限に広がる未来…。心をキュッとさせる要素が多すぎます。
ただ正直に言うと、原作の雰囲気に比べて、映画はそれほど好きになれなかった。胸がビジュアル的
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

3.6

何も知らずに見たけど、結構なホラーだった。いきなり「26年間ジャングル」を始め、ハプニングが全てトラウマレベルなんだよな笑。
CGのチープさは全く気にならず、所々に挟まる小ネタも結構可笑しい。展開の単
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.7

見ていて気持ちいい映画ではないけど、一つのビジネスストーリーとして学びがあったな。
52歳からでもこれだけのことを成し遂げられる!そのことが1番の感動ポイントかも。

2019年120本目

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.9

テロの暴力性をここまで近くに感じた映画はなかったな。あまりの理不尽さに、胸が締め上げられる思いだった。
しかし、いかなる対策をとったところで、このような無差別な暴力を根絶することは不可能という(受け入
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エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

3.9

初見。このエイリアンの造形や生態をゼロから作り出すのって凄すぎますね。何という想像力・デザイン力なんだろう。
じっとりした恐怖が続く演出も見事だけど、最後はちょっと笑ってしまった。エイリアンはあそこに
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ランボー(1982年製作の映画)

4.0

全体を通じて退廃的な雰囲気が漂っていることに驚いた。一種のアイコンと化したランボーのイメージとは全然違うな。このような映画を見ると、ベトナム戦争がいかにアメリカ社会に暗い影を落としたかがよくわかる。>>続きを読む

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.8

主演2人がいい男すぎる。イケメンなどという軽い言葉では表せず、まさに「男っぷりがいい」という感じ。これまた美しいアリシア・ヴィキャンデルとのトリオも抜群で、このキャストで続編見たくなりました。
ヒュー
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.7

自分や家族が死に直面したとき、こうやって悔いなく生ききれるかな。最高の人生は、1人では見つけられないのかもしれない。ちょっと見るのが辛かったけど、考えさせられた映画でした。

5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)

3.8

軽い気持ちで見たけど、なかなか印象的な映画だったな。
フランス流?の奇妙な関係性には正直理解できないところもあるが、それでもなお、中盤以降の率直で美しい愛の表現には、少なからず心を動かされた。
映像の
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.9

美しい緑が印象的な映画。
原作は1813年!に書かれたものらしいが、心理描写は全く古さを感じない。人は誰しもつまらない偏見を持ってしまうけど、それを取り払って1人の人間を自分の目で率直に見ることの素晴
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

KKKを描いた映画では「ミシシッピー・バーニング」という印象的な作品がある。「ブラック・クランズマン」はそれより10年以上後のことを描いた映画だけど、ラストの怒涛の映像からは、さらに現在まで姿を変えて>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.8

序盤はSWの舞台を借りた別の映画かな…なんて思ってたけど、うまく本編と接続するものですね。デス・スターの巨大さと恐怖感など、本編の描写を超えているかも。そして最後のあの人の台詞は、まさに4のタイトル >>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.6

展開に必然性を感じられないストーリーとか、所々に挟まる小さな笑いとか、最後まで乗り切れなかったな…というのが率直な感想。
ただ、そんな中でも、レイとレンのキャラクターと成長は良いな。中盤のシーンは熱く
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