鉄道、復興、ホモセクシャル、ラーメン。最後に三陸鉄道が出てくるはずだと思ったが空振った。
今回も裁判長の首振りなど細かいディテールにもこだわる姿勢が好印象。それにしてもヨシ子の子どもは誰の子なのか。
もう突っ込むところがない完成度だ。点が伸びないのは、パート3を残してしまったからにすぎない。ポールが南の原理主義者をまとめ上げるシーン辺りから、まだ終わるなよと懇願モード…。170分弱という長尺ながら>>続きを読む
バグパイプがどうだとか格闘がどうだとか重箱の隅をつつくのはやめようと思えるほどに圧倒された。2時間半もシリアスであり続けてくれたことに素直に感謝したい。パート2もこうであってほしい。
本作は、ツインピークスと同時期の作品で、リンチらしく、炎を始めとした独特の表現が散りばめられ、奇人ばかりが登場する(その頂点はジングル・デルだ)。
主人公のセイラーは、その他の登場人物と比べるとまとも>>続きを読む
20数年ぶりに観た。あの頃よりテンポが悪く感じた。脚本に突っ込みたくなる点も多くなった。それでも思い出深い作品だ。
秩序。それは幻想であり、人がでっち上げた偽りであり、馬鹿げたものであるけれども、それに異議を申し立てて抗って生きていくことは著しい困難を伴う。すべてを理解した上で受け入れざるを得ない現実が虚しい。
長>>続きを読む
ソフトかタフか。これは間違いなくタフな映画だ。この人は本当に好きなものを真面目に撮っているな、と観ていて嬉しくなる。画はもちろん、音にもこだわっていて、この作品が映画であることの必然性も感じさせてくれ>>続きを読む
終始、胸が掻きむしられる思いだった。
何の罪もない子どもたちが大人たちの都合で悲惨な状況に置かれていくさまを芥川也寸志の旋律がなぐさめるように哀しく響く。
これからあの可哀想なよっこ(「よっこはおとう>>続きを読む
言わずと知れたクリスマス映画であり、同じくクリスマス映画である三十四丁目の奇蹟や素晴らしき哉人生が引用されてもいるが、どうしても気になるのはジョーペシが熱せられたドアノブを握って右掌に"M"の火傷を負>>続きを読む