フリードキン!プドフキン!などと叫びながら行進する映画学校の学生たちの姿や、John(どのJohn?),Ghatakなどの名前が並んだアジ看板が映る数分間が最も面白かったと正直に言うと、心ある観客には>>続きを読む
アニメとロボットという皮を被ってはいるが、中身は、50〜60代が現在のパートナーに気遣いながら過去のパートナーとその想い出を懐かしむもので、全く子ども向けのものではない。かなりターゲットが狭い。
先日>>続きを読む
本作は、ヴィクラムとヴェーダーの対話を軸に、過去と現在の出来事を交錯させながら物語を非線形に展開させ、双方の視点から多層的に描くことで、善悪の境界線を曖昧にしようとする。
悪くないのだが、恥ずかしがり>>続きを読む
左幸子は直向きで心優しく献身的な秋田出身の女中がよく似合う。
坊ちゃんと呼ぶ伊庭輝夫とともに木に登って汽車を指差す左幸子の姿勢など見どころは十分。
ただ、左幸子の秋田の家がデカくて立派すぎて、なんでこ>>続きを読む
序盤はよく見るロボット人情物かと舐めていたら、キラリの旅立ちの日、ロズが雁の大群の中を駆けていくシーンから涙が溢れ、エンドクレジットまで止まらなかった。
複雑な関係性を有するキャラクター間の交感を描く>>続きを読む
何を見せられているんだろう、と自分で見ておきながら疑問になるくらい変な映画だった。
30代後半のケヴィン・コスナーが大変美しい一方、妄想が呼ぶ妄想を呪文のように延々と数時間にわたって垂れ流され、意識を保つのに努力を要した。
ジョー・ペシが本作でも記憶に残る演技。素晴らしい。
画の質感、動きがいい。
他方で、役者の即興は放っておくと次第に自己陶酔に陥っていくように感じた。
キラン・ラオはアーミル・カーンの元妻で、アーミル・カーンがこの作品のプロデューサーを務めている。
作品は、アーミル・カーンのこれまでの作品と同様、ユーモアとヒューマニズム(今回は特にフェミニズムの要素>>続きを読む
凄まじい弾幕の中にあっても主要メンバーにはかすりもしない例のパターン。
恐るべき兄弟の記録。なんでも金に変えてしまう物質社会であっても金に変えることができなかった兄。その境界を揺蕩う弟。エンドクレジットで淡々と語られる後日譚は衝撃とともに伏線が回収されたときのカタルシスを>>続きを読む
冒頭、スケートボードで移動する若者たちをどのように撮影しているのか気になり、クレジットで撮影監督を確認したら、同名の登場人物が出てきて、そういう映画か、とそこで理解した。提示される問題は多岐にわたるが>>続きを読む
貴重なドキュメンタリーであるのは間違いないが、特に美しい画は見当たらず。むしろ義憤に駆られた若者やその周辺が国家権力にジワジワと追い詰められていく様に、既視感というか、どこまで覚悟してたんだろうかとい>>続きを読む
基本的に前作と同様の作りだったが、特筆すべきシーンは操作盤の周囲を嵐のように高速で動くシンパイの残像がその中心で硬直しているシーンと、その後の感情たちがライリーの「自分らしさ」を幾重にも抱擁するシーン>>続きを読む
いくつかのエピソード少しずつ進めて終盤で合流させるスタイルで、徒に恐怖心を煽ることもほとんどないため、全く怖くなく、ホラー映画と評価するのも躊躇われるほどだ。悪魔祓いのシーンは間違いなくこの作品の最も>>続きを読む