Bobsanさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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二百三高地(1980年製作の映画)

4.0

あおい輝彦演じる小賀はロシア文学に憧れる純真な文学青年だったのにそのロシアとの戦争の中で次第に感情を失って殺人マシーンになっていきますね。戦争が如何に人間を破壊していくのか。そのあたりをきちんと描いた>>続きを読む

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

2.6

バットマンはせっかく孤独をエンジョイしていたのにバットガール達に絆されてしまいます。「ホラ!友達って素敵でしょ!」「家族って大事だよね!」などと言われその気になってしまいました。僕はこれを観て気持ち悪>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.0

スコット・デリクソン監督がホラーに戻って来てくれました。マーベルに青田買いされた時は堕落の道を転げ落ちて行くのかと心配しましたが、取り敢えずよかった。
とても面白く観たのですが、純粋なホラーというより
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

-

Chapter1からの続きですね。前回子供だった主人公達は時が経って大人になりました。しかし、どうにもあの子供達が大人になったように見えないのが辛い。特にベバリー役のジェシカ・チャステイン。どんな遺伝>>続きを読む

クラウン(2014年製作の映画)

5.0

お父さんは息子を喜ばせたくてピエロの衣装を着たのにそのピエロの衣装は悪魔でした。
赤い靴の話はその靴を履いた者は死ぬまで踊り続けなければならないというものでしたが、こちらのピエロの衣装を着た者は悪魔に
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孔雀王(1988年製作の映画)

3.5

映画冒頭、復活した阿修羅が放つ火球が辺りを吹き飛ばします。この時のパイロテクニックが凄まじい。こんなパイロテクニックが観られるのはこの作品とドリュー・バリモアの「炎の少女チャーリー」くらいですね。なか>>続きを読む

エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

5.0

好きなセリフがあります。裁判官が、悪魔の存在や超常現象を否定する検察側の主張はもう充分聞いた。今度はそれらの研究に人生を捧げてきた人達の話を聞く番だと言うところです。
TVの心霊特番などで、しばしば超
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丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる(1989年製作の映画)

4.4

霊界の宣伝マンこと、丹波哲郎が満を持して放った作品です。霊界の宣伝マンなどと冗談めかして言っていますが、丹波さんの霊界研究に対する姿勢は実に真摯で熱心。他人が嘲笑できるレベルではない程でした。洋の東西>>続きを読む

帝都大戦(1989年製作の映画)

3.0

僕の大好きな帝都物語の続編ですね。今やJホラー一筋の一瀬隆重さんの監督作品です。今回は第二次世界大戦下を舞台にしたシンプルなサイキックホラーアクションにしようと試みられました。しかし結果的に色々と混み>>続きを読む

帝都物語(1988年製作の映画)

4.9

平幹二朗さん演じる陰陽師の平井保昌がかっこいいんです。渋沢栄一、泉鏡花、寺田寅彦など、実在する人物が多く登場する中、平井保昌は架空の人物。しかし誰よりも実在した感があり、映画中盤まで物語を牽引します。>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

山崎貴は特技監督(だけ)やってる時は本当に良かったんです。特に良かったのが「エコエコアザラクⅡ」のクライマックスで登場した悪魔バフォメットですね。もう今回のゴジラの原形と言ってもいい。新しい才能が現れ>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.5

あの「シャイニング」の続編という事より、大好きなマイク・フラナガン監督の作品が漸く映画館で観られるという事で喜び勇んで観ましたが、アレレ…でしたねー。大作という事で力み過ぎましたかね?キューブリックの>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

2.5

ティム・ミラー監督はこの作品を制作するにあたって、3〜5作目を積極的に無かった事にしたと失礼極まりない事を言っていた為、シリーズのファン達(勿論僕も)がシリーズ中最も無かった事にしたい作品の監督として>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

2.0

ヒーロー達がコソ泥まがいを繰り返す3時間。力を使い果たして隠居しているおじいちゃんサノスの所にヒーロー達がドカドカやって来て問い詰めた挙句、無抵抗な彼の首を刎ねる。吉良上野介もかくや。一体このヒーロー>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

5.0

トム・ハンクス演じるトム・パーカーのクソっぷりが堪能できる2時間半強ですね。アメリカの良心のようなトム・ハンクスをここまで憎たらしく思った事はかつてありませんでした。このトム・パーカーという山師はエル>>続きを読む

デッド・カーム/戦慄の航海(1988年製作の映画)

5.0

う〜ん、懐かしい!フィリップ・ノイス監督始め、ニコール・キッドマン、サム・ニールと、オセアニア地方の映画人で作った海洋スリラーの傑作ですね。フィリップ・ノイス監督はこの作品が認められてハリウッドに招か>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

5.0

この物語の中で一番罪深いのは緒形拳演じる警察官の三木ですね。幼い和賀英良にとって一番の幸せはハンセン病を患った父親と一緒にいる事だったのに、三木は自分の価値観を押し付けてこの親子を引き離します。周りか>>続きを読む

(2023年製作の映画)

5.0

3点、不満があります。序盤の処刑シーンで、男達の斬首されるところはバッチリ映しているのに、女達の斬首されるところは映さなかった点。もう一点は遠藤憲一の殺し方。籠(?)に入れた遠藤憲一をあちこちから刀で>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品の白眉は後半、突然オカルト要素が飛び込んで来るところですね。この粋なツイストにはやられてしまいました。本来なら別になくてもいい展開なのに敢えてそれを入れ込む事で我々観客は、そうか、これは映画な>>続きを読む

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

5.0

この作品は公開当時、「シビル・ウォー」と比較されて散々酷評されました。あの頃はマーベルは全部良くてDCは全部ダメという風潮が蔓延してましたね。ですが僕はマーベル作品のパリピ感というか軽薄さがどうにも肌>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

-

今観るとちょいと時代を感じますね。若手俳優陣の演技とかあの頃感満載でイラッと来ますね。幽霊描写やワンカットで人が高い所から落ちるシーン(この時の麻生久美子のリアクションは当時も今もダメ)は今観ても素晴>>続きを読む

レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

5.0

ベニー・チャン監督作品はほぼ大傑作ばかりですが、最後もとんでもない超傑作を遺して逝ってくれましたね。ありがとうベニー・チャン監督。もう彼の作品が観られないとは神も仏もあったもんかと、天に向かって中指お>>続きを読む

ビースト(2022年製作の映画)

3.4

人間に復讐する動物といえば真っ先に「オルカ」を思い出すわけですが、あちらのシャチは殺した本人を地獄の果てまで追い詰めるのに対してこちらのライオンはまったく関係ないイドリス・エルバが標的になります。怒り>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

2.9

ジェームズ・ワンの作品にこんな低評価をつけなければいけないのが悲しいです。映画が始まってからタイトルが出るまでで既に嫌な予感…。ちょっと雑じゃない?いや、これはジェームズ・ワン作品なんだから大丈夫、絶>>続きを読む

ブルービートル(2023年製作の映画)

5.0

DC作品はとりあえず仕切り直しという事でこの続きは観られないのだろうから残念ですが、DC作品に限らずアメコミ映画はユニバース化はやめてヒーロー単体の面白い作品をいっぱい作ればいいのにと常々思います。そ>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

4.8

香川照之はどうしてもオーバーアクトになる傾向があるのですが、今回もそこを遺憾なく発揮していましたね。なのでこの点数になりました。自己顕示欲が強いのかなあ、監督の指示通りなのか、そこは良くわかりませんが>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

-

どうしても綾野剛が柔道やってたように見えなくて辛かった。耳の血腫はちゃんと作ってたけど体付きがどうしても柔道経験者のそれに見えなくて終始ノイズでした。日本映画はやっぱりこういう所の詰めが甘いなぁと…。>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

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人は見た目じゃないよね!って言うわりに魔法が解けたらイケメンのあんちゃんになるので、どうにも信用ならない。寧ろイケメンになったら、「前の野獣の方が良かったわ、戻って!」くらい言って欲しかったな。などと>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

5.0

階段に飾った家族写真が落ちる所でビックリし過ぎて椅子から転げ落ちました。
心霊現象が、調査に来た警官達の前でも容赦無く起こるので、「あ、これは本物だ」と、映画の中の人達にも、我々観客にも確信させる演出
>>続きを読む

インシディアス(2010年製作の映画)

5.0

やっぱりこの映画の白眉は母親がかけたレコードの針が擦れ、曲がTINY TIMの"Tip Toe Through The Tulips"に変わる所ですね。母親がおかしいなと思って家の中を覗くと、レコード>>続きを読む

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

5.0

この世で最も怖い映画と言っても過言ではないのではないでしょうか。自分が彼のようになったらどうとかのレベルではなく、彼のようになったら彼のようになるしか選択肢がないのです。想像するだけで怖気が走りますね>>続きを読む

RENT/レント(2005年製作の映画)

5.0

クリス・コロンバス作品とは思えない程の大傑作。こんな凄いの撮れるんだからもっと頑張ってよー!

牛首村(2022年製作の映画)

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災害レベルのとんでもない豪雨の駅のホームで普通に普通のトーンで会話できる神経が計り知れない。幽霊がどうとかの前に「雨やばくない?」とか「帰れないじゃん」とかの会話になるでしょ?そういうおかしな人間描写>>続きを読む

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

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アメリカのこのタイプのコメディが本当に苦手で、何が面白いのかさっぱりわからないので困っています。僕はアメリカ人ではないし、アメリカで青春時代を過ごした訳でもなく、アメリカの思春期の少年たちの日常など知>>続きを読む

コマンドー(1985年製作の映画)

5.0

僕が生まれて初めて一人で映画館で観た映画です。正確に言うと同時公開だった「バタリアン」の方が最初なのですが、どっちも最高だったので僕にとってこの2本はいつもセットで1本になってしまっています。最初に観>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

5.0

クライマックス、サバトに参加する為に宙を舞うトマシンの解放感が素晴らしいですね。自分を雁字搦めにする全ての柵から解き放たれ遂に自由を手に入れました。聖フランチェスコやブッダことゴータマ・シッダールタは>>続きを読む