サイダーさんの映画レビュー・感想・評価

サイダー

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ラスト・ショー(1971年製作の映画)

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主人公が“アメリカ人“ぽくなかった。陰があるというか、寂しさがあるというか。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

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登場人物やラストシーンの意図は、正直理解できなかった。なぜ?は尽きない。何度も観る必要がある。何度も観たいと思わせる映画だった。それは解りたいという探究心ではなく、過程の会話の面白さや不穏さ、珍しいカ>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ここ最近観た恋愛映画のなかで一番良かった。映像の美しさとストーリーの良さが一致していて、とんでもない相乗効果を生み出していた。勝手な偏見だけど、映像がきれいな映画は映像に頼るあまり、物語としてはイマイ>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

派手ではなく、劇的ではなく、過剰ではないタイプの運命。いや、本人たちにとっては深くて苦しい運命だろうけど。テーマが古典的で、現代でどう料理するのだろうと気になっていた。実際、まったく古典的ではなかった>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

エンタメとしてめちゃくちゃ面白かった。
暗いところでは少し見えるという設定が生かされていて、王の息子が殺されるシーンはハラハラした。まさにポスターの目に針が突きつけられるシーン。あそこで微動だにしない
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劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版(1984年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かった!!
原作はコナン・ドイルのシャーロックホームズだけど、推理要素は一切ない。とにかくアクションがすごい。車や飛行機、潜水艇での追跡劇。色んな乗り物があって、こだわりを感じた。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人間は解らない。とても陳腐な言葉だけど、一言で言えばそんな映画だった。
真実なんてどうでもいい。人間は言いたいことを言う生き物で、信じたいことだけを信じる醜い生き物だ。誰だってそうだ。主人公。彼女の夫
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

空路のロードムービー。ずっと同じ湖で暮らしていた家族が旅をすることになる。旅の過程で家族の絆が強まったり、成長したりする。
カメラワークが素晴らしかった。観ているこっちまで翔んでいるようだった。
声優
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PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

良かった!何から書こう。まずゲームの映画なのに空や海や空気が明るくて印象的だった。ゲーム部屋の暗さやゲーム空間との対比なんだろうかと思ったけど(それもあるんだろうけど)、一番はリアルとの対比だろうか。>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

序盤のほうに、「辞書なんて作るのは変わり者だけだよね」みたいなセリフが馬鹿にする意味で使われていた。が、見終わったときの感想は、同じ言葉をそっくりそのまま使いたくなった。もちろん、肯定的な意味で。言葉>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

底抜けに明るいサッカー映画だった。

一点を取られてブチギレて再び辞めようとする監督が「勝てない」。それに対して会長が「なら負けよう。みんなで負けよう」。これがめちゃくちゃ良かった。みんなで勝つサッカ
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女優は泣かない(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

醜い。狂気。めちゃくちゃ良かった。
普通の集団でははみ出しもの二人がドキュメンタリー番組を通じてぶつかり合う。お互いがお互いに(変な)プライドを持ってるから全然分かり合えないんだけど、それが段々変わっ
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

結構良かった。
なんにも起こらん系の映画。多少ハラハラさせられたけど、ミルクを盗んで金を稼ぐという設定だったらもっとハラハラさせることはできたと思う。でも、その平板な感じが主人公の二人にとても合ってい
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