さすがパトリシア・ハイスミスの小説。「見知らぬ乗客」も「太陽がいっぱい」もそうだけれど、当時にしてはセンセーショナルな生き方や狂気的にも見えるメンタルや... よくこれ、映画にできたな、と思う。今の話>>続きを読む
渚やカルマ、茅野に限らず、生徒達は前編より確実に成長していた。対立や実験やラストの教室のくだり、成長譚好きの私にはツボ。過去編。死神には心の温かさはなくて、監禁されてもなお脱出を準備し、パワーアップす>>続きを読む
もしも、とても身近な人が心の中に問題を抱えていたら。この作品はそれを私に突きつけてくる。ジェンダー、マイノリティー、現代でも解決しづらい問題を、より偏見の強い時代に抱えたリリーとその妻。まっすぐ生きた>>続きを読む
昨今のリアルの家族の闇とか生き辛さ、人間関係の難しさを思うと、こんな家族が幸せでみんな笑顔でいられるならそれもいいのにと思う。出会い方や話の運びが少し駆け足な印象はあるけど、ストーリーは嫌いじゃない。>>続きを読む
7日間しかなかった昭和64年に起こった少女誘拐事件。未解決のまま時は過ぎ、関係者たちの前に再度この事件が突きつけられる... ありきたりの刑事ものではなく、組織の中で貫いていくことの大変さを佐藤浩市演>>続きを読む
松本大洋の記念リバイバル上映で数回目の鑑賞。何度観ても色あせない、新しい発見や感想がある話。表と裏が同居する宝町のような風景は、かつて日本のあちこちにあった。住む人もシロであり、クロであり、そしてどこ>>続きを読む
誰かにシンパシーを感じるのは姿形じゃない。観念とか思考、言葉の選び方、紡ぎ方... そして、誰かを好きになるって、やっぱり片想いが一番ピュア。意思の疎通ができなくても、あなたの思考が好き、選び方が好き>>続きを読む