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キャロルのMaUのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
3.5
さすがパトリシア・ハイスミスの小説。「見知らぬ乗客」も「太陽がいっぱい」もそうだけれど、当時にしてはセンセーショナルな生き方や狂気的にも見えるメンタルや... よくこれ、映画にできたな、と思う。今の話じゃないからこそ物語として深みがある。とてもきれいな映像で、ドキドキが止まらなかった。小説を読んでいないのでエンディングが小説と映画が違うのかわからないが、私ならラストの瞬間、視界にキャロルが入ったらすぐ暗転、とやりたくなるかもなー、なんて。どちらの可能性もあったと思うから、もう少し委ねちゃって終わり、でもいいかな、と。ケイトが圧巻の美しさだった。
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