本作を観ていて、廣木監督の90年代の作品の「魔王街」とか「夢魔」とかを思い出したなあ。
本作は、あのへんの時代の作風(日常と非日常の境界線を曖昧にした感じ。)を少しアレンジして、出会い系サイトにハ>>続きを読む
昔、書いた感想です。↓
本作は、ある意味ではホラーだな。
嫌な空気の映画だなあと観てる最中は思ったが、ラストシーンで救われたのでホッとした。あれで救われなかったら、最低だと思ったと思う。マジで紙一重>>続きを読む
後半、大杉漣さんが関わってくるあたりから危うくなる。勿体ない。
映画としては、大杉さん演じる父親の存在が邪魔だと思うんだよな。
勝新さんと玉緒さんが出会った作品だね。とにかく悪に徹した勝新がかっこよい。座頭市の元になった作品だね。
たいして面白くなかったわ。
なんか冒頭のシーンがコーエン兄弟の「ファーゴ」みたいだったな。w
エンディングでボアダムスの「ポップタタリ」の曲が使われていたのが懐かしかった。
私には、それだけ。な>>続きを読む
82年の「転校生」の単純なリメイクではなかった。
オリジナルの「転校生」は尾道が舞台だったが本作の舞台は長野。
オリジナルと本作の共通の設定は、主人公の中学生の男女が入れ替わるということだけ(82>>続きを読む
ベネチアで銀獅子賞を獲得した作品である。
人間は平等であるべきだということを描いた映画。原作は森鴎外。
フランソワ・トリュフォー監督が黒澤の「七人の侍」より本作の方が素晴らしいと言ったらしい。
うーん。かなりの力作だとは思うが、作り手のあざとさを感じてしまった。
ああいう題材は、観客に感動を与えやすい。やらしい映画だ。
人間のドロドロを描いたのはいいのだが、ラストの展開が不満。
壊れた兄弟の>>続きを読む
新藤監督の監督デビュー作であり半自伝的な映画。
主演は宇野重吉と乙羽信子(以後、新藤監督作品になくてはならない女優となる。実生活では、新藤監督の妻でもあったが、1994年12月22日に亡くなられた。>>続きを読む
花柳界で生きる女たちを描いている。
田中絹代や高峰秀子もいいが、やはり、山田五十鈴と杉村春子が凄い!
まず、76分という短さがいい。
CM監督出身という市川監督のオリジナリティが感じとれる作品になっている。
主演にイッセー尾形と宮沢りえというキャステイングが完璧。
この二人じゃなきゃダメだと思う>>続きを読む
ハッキリ言って本作にはそれほど期待してなかったのだが、ブッ飛んだ!
カルメンマキ&OZの「私は風」が完璧にマッチしたラストがかっこいい!
女性映画の傑作である。
処刑された岡田以蔵の魂が時空間を越えて現代の浮浪者に宿り、その怨念に満ちた魂が、過去と未来を超越して殺戮を繰り返す話。
主演は、中山一也(この人も私生活では、人を刺したり、切腹したり、映画館に車で突>>続きを読む
千葉真一、岸田森、成田三樹夫という役者たちの強烈な個性+色っぽさと、風吹ジュンのセックスシーンがあるから本作は最高。
あとこの映画には、変なラストシーンが待っている。見る価値はあります。
東大出のエリートの通信社カメラマンが戦地で暮らすうちに頭が狂っちゃって日本に戻ってきてカメラマン辞めて犯罪者になる話。
この映画の見所は、ラスト近くの列車の中での松田優作と室田日出男のやり取りのシ>>続きを読む
15年以上前に書いた感想です↓
刑事まつりの一篇「汁刑事」のロングバージョン。私的には「汁刑事」の方が、いいと思う。短編だから良いんだよな。長くしたら、あかんでしょーよ。わかってないよなあ。失敗だわ>>続きを読む
以下は15年以上前に書いた感想です↓
うーん。。。世間的には評価高いらしいが、たいして、良くなかったなぁ。。。
想定内の話でした。
音楽はスマッシング・パンプキンズのギタリスト・ジェームス・イハ>>続きを読む
15年以上前に書いた感想です。↓
あまり観る気のしない映画だと思っていたが、観てみたら、結構よかった。ていうか、いい映画だと思う。ただ、ラストが甘すぎる。あの主人公の男の子は東京の高校に行くべきだっ>>続きを読む
本作は、アミューズの製作、配給なので、サザンのパーカッションの人も主役の一人として出演してるし、その他もオールスターキャストの体制だが、ちゃんと山本政志のアホな映画だったので凄い!
問答無用の大傑作です。
あの、スピッツの「ロビンソン」というヒット曲は、実はこの映画に影響を受けて作られた曲であるというのは有名な話。
近藤等則がいかにもうさんくさくてサイコー。
室田日出男が途中で降板したことにより、室田日出男とファンキーなオバチャンが茜という同じ役を演じていて、二人一役で演じていてカオス!www
大怪作!!!!!>>続きを読む
なんといっても義幸が出てる。
自主映画「聖テロリズム」の延長線にある作品。「聖テロリズム」も傑作だったが、こちらも傑作。
ケイト・ブランシェットの一人二役は凄げー!
言われなければ、気づかなかった。
私が本作の中で好きなエピソードは、イギー・ポップ&トム・ウェイツ、ケイト・ブランシェット、アルフレッド・モリーナ&ステ>>続きを読む
伊丹十三監督の遺作。
マルタイとは、警察がまもろうとする対象のことを意味する。
伊丹監督の経験をいかした発想の作品。
これが、遺作というのが残念。
つまり、出来はあまり良くない。
津川雅彦>>続きを読む
加藤善博と大滝秀治のホモシーンが笑えたわ。大滝さんの役者魂を感じた。
あげまんとは、あげは、上下の上のことで、まんは、うんのこと。
つまり、うんが上がるという意味。
伊丹監督流のラブストーリー。
まず、やはり、そのタイトルでやられた。センス良すぎなタイトルに脱帽。
マルサとは、脱税者への強制調査の権限を持つ国税局査察部のこと。
前作「タンポポ」のラストは、お母さんのオッパイから母乳を飲んで>>続きを読む
私は結局、伊丹映画の中でこの作品が一番好きかもしれない。
ぎこちないけどオシャレな映画だと思う。
加藤賢崇さんのやったヒラ社員の役は、儲け役。かなり笑える。
洞口依子が、若くてエロい。w>>続きを読む
私はマセた子供だったので、これは公開当時にリアルタイムで観ている。これは、名古屋では今は亡き毎日地下の劇場でやっていたはず。私の記憶が確かなら、劇場の入り口はお葬式会場のようなディスプレイがされていた>>続きを読む
初公開時に見たときの感想です。↓
黒沢清監督が家族をテーマに描いてみせた話題作とのふれこみ、私はイマイチのれなかったなぁ。
小泉今日子は、いい女優になったと思う。
音の使い方も良かった。
ロケー>>続きを読む
初公開時に劇場で見た。
やはり、とてつもなく瑞々しくパワーに満ちた作品だった。
新藤監督の分身を演じた豊川悦司と大竹しのぶが結ばれるモノクロの海辺のシーンが美しかった。
チャンバラの無声映画撮影の>>続きを読む
岸田今日子がサイコーな作品!
美しいぜ、岸田今日子さん!
本作は、若尾文子も勿論素敵だが、断然、岸田今日子な作品だわ。
谷崎のこの原作は、これまでに何度も何度も映画化されてるわけだが、やっぱり1>>続きを読む
私にとっては、芦川いづみが出てるだけでOKな作品。コレ、芦川いづみのかわいさを観るための映画でしょ!
可愛すぎるぜ、芦川いづみ!
あと、森雅之が出てるだけでOKな作品!森雅之は、髪を白に染めて渋すぎ>>続きを読む
とにかくキャストが豪華。私的にはやはり、大俳優・丹波哲郎が凄いと思った。かっこよすぎるぜ、丹波さんは。
ノイズミュージシャンで元・ピンク映画女優の日野繭子が、たぶん、クラブみたいな店のシーンで一瞬出>>続きを読む
神代×内田裕也の1本目(このあとに大傑作「おんなたち猥歌」が生まれるわけだ。)。
脚本は、寺山修司作品を多く手がけた岸田理生×神代。
新井英一の劇伴がサイコー(現在では、高浪敬太郎のセレクトに>>続きを読む
まあ、たいした衝撃のない近親相姦モノだよね。これはそこまで面白くもなかったな。
あっ、やっぱり、この頃の伊佐山ひろ子はチャーミングだった。
あと、この頃の秋吉久美子は、やはり可愛いね。
そんだけ>>続きを読む
確か、桃井かおりが唯一出演した日活ロマンポルノ。 もちろん、桃井かおりが主役だからガンガンに脱いでましたね。
この時期の伊佐山ひろ子さんは、髪型がモンチッチみたいでチャーミングだね。
それにし>>続きを読む