Koshinoさんの映画レビュー・感想・評価

Koshino

Koshino

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.8

まさか涙腺に来るとは思わなかった
これはグッドエンドだと思うよきっと
終わり方がオシャレ過ぎて震えた 
色んな感動が混ざってた

もうすぐ死ぬと人生を諦めていた主人公サミラが予定外の死の危機に瀕してタ
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

3.6

短編としてまとめる潔さ
確実にもっと掘ることもできる話だったけど、
関係は複雑なようでもうきっとエンディングの時点では
彼らの運命は定まっていたんだろうなと感じた
なんでポスターこんなにコメディチック
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.7

そうはならんやろ感結構強めだけど日本人的感覚で日本の学校しか経験が無いからかな
境遇は全然違うのにみんなどこかしらで感じている孤独、自分の存在意義に思い悩むところは思春期特有のものとして共通していて、
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.5

いやーちょっと、ジェシーが無理すぎて見てるのしんどかった
いい人だけど、気が合うけど、好きだけど
それだけでは結婚生活を続けられない
ってこと?
自分と一緒にいるときにやってほしかったのにやらなかった
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オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター(2004年製作の映画)

4.3

ファントムの生い立ちには同情するけどだからって惚れた女とそのイケメン恋人を恨むのはお門違いにも程がある
お前の真の醜さはその魂だよほんとその通り
だけどまだ救いあるエンドと見ていいのかなあれは
あんな
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関心領域(2023年製作の映画)

3.7

ヘス家の日常を観ているんだけど背景に紛れてる焼却炉の煙や大虐殺をなんとも思っていないような淡々とした会話に胸が静かに冷たくなるようだった
自分にとっては残酷な鏡のような作品
これを見てもどこか他人事な
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

4.3

観たのが今で良かった
3年前なら私も今すぐ斧買いに行ってた
こんな素敵な女性でもこうなるんだから世の人間が失恋で精神を病んでも仕方ないって

ワンカラーコーデにピンヒールのティルダ様カッコ良すぎる
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.8

死ぬほどストレス溜まる意味のわからん吐きそうな映画だった
胸糞
実態のネタバラシがあってからのアクセルの踏み方が異常

旅先で人と関わりたくない初対面の人との関わり絶対NG心の扉ガチガチ人間である私は
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ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

3.6

甘美な悪夢、みたいな映画かと思っていたけどちょっと微妙に違った
ゾワ〜〜〜とした感覚をしばらく引きずるシーンもたびたび
ここで正気が失われるという確かなポイントがある、その瞬間が怖い
結局なんだったん
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.8

微胸糞
ノヴァク先生のことを思うと自分も一緒に追い込まれた気持ちになって窒息しそうだった
OPはチューニング、EDはやたらと爽やかなオーケストラの演奏だったんだけど残念ながらクラシック曲には明るくない
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.5

去年この日を逃したので1年更に温めました。
キャラ名の他はド定番ネタバレしか知らない状態で初鑑賞
なぜep4からなんですか?
映像が古すぎて世界観にハマる前だと萎えるからep4から
観ない方がいいと言
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

やばい
面白すぎる
短いのも素晴らしい
メメントが好きなのでこれも好き
自分の中で暫定ノーラン作品四天王にした
これチョキチョキ切り貼りして時系列順でも観たいな〜

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

3.6

自然は人を狂わせるのか、本来の姿を剥き出しにさせるのか
それほど過酷な環境だということかな
ルーカスは傲慢な部分が割と序盤からチラついている
なんでラグナルに対してあんなに頑ななんだろうか
ラグナルの
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.8

原作を読んだのが結構前だったのであ〜こんな事あったなとかこれはオリジナルかなと思い出しながら鑑賞
スティーヴが聖人すぎる
トミーおいたんも優しいよね、愛の人だ
仕方無いよ疎外感はさ
だって本来そこに居
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異人たち(2023年製作の映画)

3.9

原作未読、内容全く知らないまっさら状態で鑑賞
アンドリューヘイに求めていたものはありつつもこんな感じのもあるんだ…!という驚き
大枠としてはちゃんと求めていたものでした
ちょっと怖くてそして悲しかった
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

観た直後の正直な感想は思ってたのと違う、だった
だけどそれは予告などから受けた印象、期待から違ったというだけで面白くなかったというわけではない、私が悪かっただけ
観てから数時間おいて感想をまとめている
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

長過ぎる
流石にもうちょっと短くても…
所々ヘレディタリーやミッドサマーを思い出した
彼の作品だからそういう目で見てるのかもしれないけど
キャラの死に方とかさ
あとボウの毛布の熊ちゃんとかさ
森パート
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

特捜部Qシリーズや湿地が好きなのでこれもまた好みだった
でも実際の未解決事件がベースなので解決されていく爽快感を求める人には違うかな
所々散りばめられている「女であるがゆえ」に共感してため息をついてし
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

試写会にて
静かな音から荒々しい音までとにかく全ての音が良かった
影絵のシーンからなんとなく想像はついたけどやはり…
憎むのは分かるしスチュアートにとっては愛も確かにあっただろうけど、エイダからしたら
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

地球のどこか、日暮から夜明けまで
ロサンゼルスの夜が始まった頃に朝を迎えるヘルシンキ
全て地球上で同時に起こっている出来事なんだなぁ
だから冬なんだね
一昨年のレトロスペクティブで一番観たかったのに逃
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

人の営みが始まる音は1日のどの瞬間にも聴こえてくるんだな
平山さんのルーティンが美しすぎて見惚れた
彼の感性が美しい
木漏れ日や朝の空気に心地よさを感じたことはあれど、人々の生活にまで顔を綻ばせたこと
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

さすがヨルゴス・ランティモス
ジクジクとした興奮で途中から汗びっちゃりだった
そしてエマ・ストーンの根性を感じた

2時間半近い長尺ながらまっっっったくダレず飽きることなく完走
地獄のような吐き気を催
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千年女優(2001年製作の映画)

4.7

なぜか途中からずっと涙が止まらなくて戸惑った
「だって私、あの人を追いかける私が好きなんだもの」
ラストのセリフでハッとした
演じる役の全てが彼女の人生なんだな、と思っていたけど実は反対だったのかもし
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

3.5

ハマスホイみ溢れるフライヤーに惹かれて鑑賞
やはり色味が好み
内容は全く頭に留まってくれなくてボーッと眺めていた
考え事が捗りすぎたよ
こういう作品の良さをちゃんと理解できるようになりたい
現状まだま
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.0

面白かった!
でも多分家では集中できなかっただろうから劇場に行って大正解だった
たまたま直近でスモーク観てたのまあまあ奇跡だと思うしハーヴェイ・カイテル好きになりそう
世界観への引き込み方がめちゃくち
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やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.7

超絶面白かったというわけではないけど自分はこういうしっとりした笑いが好きなんだなぁと思った
ペニー、暗殺者の妻なだけあって肝が座っている
可愛くて素敵な夫婦で憧れちゃった…
レスリーの何が起きてもそん
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

降霊系、悪霊系はやはり苦手だ
耳を塞ぎながら目線を外しながら観てしまう
結局あれはなんだったんだ?なとこも少しあったけど個人的にはまあ好みなホラーだった
自らそっちに行ってはいけないというキリスト教的
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.7

引き際を見極める能力は大事
友情は素晴らしいけど2人があまりにもリスクに対する嗅覚鈍すぎてめちゃくちゃ心臓バクバクだった
こんなスリリングなお話だと思ってなかったしかなり疲れた
2人は今も大きな夢を見
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スモーク(1995年製作の映画)

3.9

クリスマスに新文芸坐で初鑑賞
良い感想を残す語彙が無いけどとても良かった
厳しくても人情溢れる大人たちが現代にも沢山いたらな、と思った
私は論理的に考えるより感情的に考える人間だからこれを観て善悪の境
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

好きな空気感だったな
こんなこと現実では無くない?と思いつつもなぜか嘘臭くは感じない程度の希望と絶望の絶妙な配分
希望が押し付けがましくないからいいのかな
好きだけどこういう部分お断りです!とキッパリ
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

これはだいぶ玄人向けの映画だったな…
これだけの尺が必要なことは理解できるんだけどそれにしてもあまりの長さが辛かった
正直イビキかいちゃうおじさんの気持ちもわかる
まじでうるさかったけど

老々介護の
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遠距離恋愛 彼女の決断(2010年製作の映画)

3.5

絶賛遠距離恋愛中なので刺さることが多かった
いくら相性が良くても溝ができていく、とかね
満たされたいなら親友と結婚するのが一番よ
ってやっぱり刺激より安定ってことかな
その後に「君は恋人だし親友でもあ
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ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)

3.6

好みの作風で描かれた非常に苦手な社会観でした
全面的にアルヴィーに考え方が近い
体外受精がいいし体外妊娠できたらいいのにな~あ、この映画、絶対これが良い!って思うに決まってる
って観たけど冷静に考えて
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見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界(2019年製作の映画)

3.8

ヒルマ・アフ・クリント、真の抽象画の祖
北欧が好きだし美術鑑賞もそこそこ好きだけど初めて知った画家だった
明るい色調の絵でもなんだかゾワ~…とする感じがある、少しだけ
怖いとは何か違うけど…
この先
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