賞金稼ぎと賞金首のバディ・ロード・ムービー。シカゴマフィアとFBIを巻き込んで、おじさん達の大人げないやり取りが明るいタッチで展開される。個人的にロバート・デ・ニーロは哀愁漂う役柄の方が好きなのだが、>>続きを読む
SF映画の古典。宇宙開拓時代を舞台に、地球から遥かに離れた惑星で遭難した先発隊を捜索するためにやってきた宇宙船の乗組員達が驚くべきアクシデントに遭遇する。スタートレックのテレビシリーズの元ネタみたいな>>続きを読む
テクノロジーシステムに支配権を奪われ、人間が駆逐される存在となった世界を描いたSFアニメ。割りと早い段階からマッドマックス系ストーリーで展開が読めるのと、村人の恋愛脳も相俟って、全体にぬるま湯な印象に>>続きを読む
型破りなハードボイルド刑事とEQ高いアラブ系刑事のコンビが忘れ去られた未解決事件に迫る北欧サスペンスの第２弾。魅力あるキャラクターとシリアスなシナリオの本格派サスペンスで、見応えがあり面白かった。でも>>続きを読む
日本ではなかなか見られない、ナポリのマフィア「カモッラ」を題材にした犯罪ドラマ。ジュゼッペ・トルナトーレの「教授と呼ばれた男」のような一人の男の生きざまを追ったストーリーではなく、組織とその周辺に生き>>続きを読む
チャイナタウン配属になったNYPDの暴力警部と「親殺し」で中国人コミュニティのボスにのし上がったギャングとの死闘を描いたクライム・アクション。マイケル・チミノ×オリバー・ストーンなのでベトナム戦争の後>>続きを読む
オカルトSFとFBIミステリの合わせ技。終始(R.E.M. のLosing My Religion のPVにしか見えねぇー…)と思ったら、実際同じ監督だった。過去世療法のセッションをSF仕立てで展開し>>続きを読む
靴メーカーの専務が自分の息子と間違って運転手の息子を誘拐され、身代金を要求されて苦悩する犯罪サスペンス。原作はエド・マクベインの87分署シリーズで、警察の捜査を軸に展開されるミステリ。天井を映さない室>>続きを読む
映画史上に輝く名画。何度見ても必ず寝落ちする。新聞王の残した「薔薇の蕾」というダイイングワードを巡ってニュース映画の製作スタッフが関係者にインタビューを続けるうちに、孤独な男の一生が浮かび上がってくる>>続きを読む
ムショ帰りの青年が堅気になろうとするが、悪友や元ボスにちょっかいをかけられ悩まされるオーストラリアの犯罪映画。明らかに同時代の英国の半グレ映画の影響を受けているが、カラッとした明るいルックで絶対に英国>>続きを読む
明治維新の日本を舞台に、アメリカ人将校が逆賊となった武士と共に最後の戦いに挑む歴史ロマン。トム・クルーズ in YOUは何しに日本へ。西南戦争をモデルにしているであろうストーリーはあんまり面白くないが>>続きを読む
北海道の野性動物が自然の摂理の中でひたむきに生きる姿を追ったドキュメンタリー映画。深堀りの時代にあえてストーリーを作らず、たくさんの種類の動物の魅力的な姿をショートカットで見せる構成。バックにかなりの>>続きを読む
戦時下のパリを舞台に、混乱した世の中でしたたかに生きようとするヤンチャな高校生と、時代に取り残された堅物の父親の関係を描いた人情ドラマ。アラン・ドロンがスターになる前で、あんまりかっこよくない。普通の>>続きを読む
環境汚染と人工爆発により荒廃した近未来の人間の疎外を描いたマニアックな70年代SF。20世紀中盤のディストピアSFって神からはぐれた人間の絶望をテーマとしてるんだよな。前半はチャールトン・ヘストン演じ>>続きを読む
カルト感あふれる70年代の近未来SF。ちょっと哲学的なフンイキを醸し出しているが、個人的にはピンとこなかった。未来惑星って言うけど、どう見ても70年代の地球だろうありがとうございました。ショーン・コネ>>続きを読む
ウルヴァリンって、70年代～80年代にかけてロバート・デ・ニーロが演じていたようなキャラと相似してると思ってるんだけど、それが西部劇の時代まで先祖帰りしたらヒーローとして終幕できるってのが今のハリウッ>>続きを読む
親友の政治家の死の真相を追求する青年実業家が、政界を揺るがすスキャンダル文書をめぐる陰謀に巻き込まれるフレンチ・ノワール。アラン・ドロンとモーリス・ロネのホモソーシャルな関係が濃ゆい。クラウス・キンス>>続きを読む
バスジャック物で主役は訳有り犯人。難病の娘の手術費のためにクビになった元職場のカジノに強盗に入るお父さんの奮闘記。退屈せず見ていられるが、後半は何番煎じかわからないストックホルム症候群展開だし、結末も>>続きを読む
第１弾の「X-MEN」が正直微妙だったので敬遠していたウルヴァリン系だが、本スピンオフは人間ドラマ部分が一見さんにも受け入れやすく展開されており、集中して楽しく見ることができた。しかし、グラサンはこの>>続きを読む
ロジャー・ムーアのボンド第1作目。吹替は広川太一郎。全体にソフトでいい人っぽい印象。序盤のチェスターコートにダークスーツの出で立ちがお洒落。今で言えばコリン・ファースみたいな着こなし上手。70年代後半>>続きを読む
娘を誘拐された会計士がカリフォルニア州知事の演説会で知事を暗殺するように脅迫されるタイムリミット・サスペンス。リアルタイムでストーリーが展開していく。こういう企画のサスペンスって、序盤の演出は予想がつ>>続きを読む
現代アメリカ社会を皮肉った犯罪映画。主題は「ノーカントリー」に近いのだろうが、ノワールというより、ブラック・コメディテイスト。始まって5分くらいでだいたい作品のスタイルがわかる。ダラダラした台詞芝居が>>続きを読む
90年代らしい薄っぺらいアクション映画。デニス・ロッドマンは言うほど悪くない。アクション部分はスポーツ選手らしい身のこなしが見られた。プリズナーNo.6の村みたいな所から脱出したり、トラと戯れたり、ロ>>続きを読む
ザ・80年代のゴキゲンな刑事ムービー。凶悪な脱獄犯を追うため、白人のはみだし刑事が脱獄犯の元仲間で黒人の囚人を連れ回して捜査するうちに、二人の間に奇妙な信頼関係が生まれていく。カラフルなネオンをバック>>続きを読む
自分と世界の関係を把握するために、その時々の断片的なインプレッションをストーリーとして構築していくが、そのストーリーによって自己が引き裂かれる現代人の悲喜劇。黄砂をまぶしたようなビジュアル、探偵映画風>>続きを読む
宇宙からやってきた謎の植物に人間が体を乗っ取られていく恐怖を描いたSFスリラー。SF映画の古典「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」のリメイク。まずはともあれ、キャストがみんな気色悪い。冒頭のロバート・デ>>続きを読む
強奪した金塊を巡って老ギャングと若手ギャングが争奪戦を繰り広げるフレンチノワールの代表作。色々うんざりしたジャン・ギャバンの「俺は寝たいんだ」が実にしみる。そして機関銃を持ったジジイは無敵である。フラ>>続きを読む
パリの刑務所で起きた脱獄事件の実話を実行犯の脚本で、実行犯を準主役にして製作したフレンチノワールの傑作。ジャック・ベッケル監督の遺作。6畳のタコ部屋に押し込められた囚人たちの仲の良いことといったら。秘>>続きを読む
めずらしいチリのアクション映画。ジョン・ウィック風。赦されない過去に苦しむ孤独な殺し屋と、彼を憎悪する因縁のライバルとの死闘を描く。主役のマルコ・サロールは長身でスタイルの良い本格派のアクションスター>>続きを読む
デンバーからサンフランシスコまで白のダッジ・チャレンジャーを陸送する運搬屋が、道中で白バイを撒いたことからハイウェイ・パトロールに目をつけられ、逃爆走するロードムービー。エピソードは当時の世相を色濃く>>続きを読む
原作はコーネル・ウールリッチ。ヒッチコックの計算し尽くしたセットで撮影した名作サスペンス。裏のアパートの住人を終日監視してあれこれ憶測する嫌らしい話だが、ラスト近くのスリラー展開が怖くて楽しい。でも今>>続きを読む
人の中に潜んでいる別人格を見ることができる元刑事が後輩刑事に依頼されて、別の署の刑事の失踪事件を追うサスペンス。日本だと軽いコメディタッチの連続ドラマにするような素材を、至ってシリアスで大真面目な刑事>>続きを読む
ダメ警官が裁判の証人の護送の任務中に証人共々命を狙われるアクション･ロード･ムービー。全体に頭悪い感じ。前半のソンドラ･ロックの長々しい説教を喰らうまで、イーストウッドが自分のやってることに気付かない>>続きを読む
朝鮮戦争の最前線に設営された野戦病院に徴兵された若き外科医達の過酷な日々を通して戦争の狂気を描いたブラック・コメディ。オープニングのヘリコプターが負傷兵を搬送するシーンで流れる主題歌 Suicide >>続きを読む
ヨハネスブルグ上空に停止した宇宙船から大量に流出し難民となった異星人を収容所に強制退去させるという設定が斬新な風刺SF。社会派ドキュメンタリータッチの演出と、異星人の非神秘的なディテールのアンバランス>>続きを読む
ギャングの力を使って刑務所から出た悪党が、その見返りに銀行強盗をするが、やっぱりそれはギャングの罠で、愛妻と共に逃避行を繰り広げることになる犯罪ロードムービー。他人であるが故に惹かれつつ完全には信じ合>>続きを読む
