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ラストで特大級のサプライズがあるとのことで楽しみにしていたが、その前に血の繋がりを意識させる演出がいくつかあったため想定内。
メインの謎解きも、肝心の宝と動機が弱くて微妙。
ここまで観客を置いてけぼりにする映画は久しぶりだった。特に前半。登場人物が多く、ほぼ会話劇かつ時系列が複雑で、とにかくキツかった。
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結ばれるだけが運命じゃない
出逢えたことも運命だー
…と言い聞かせて前に進もうとする大人のラブストーリー。今のパートナーも当時の恋人も好きだった人も、全ての出逢いや経験を肯定してくれていて、年齢を重>>続きを読む
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一作目よりも、主人公のドラマがあって面白い。カリスマと信奉者という観点で重厚感が増していった後半が良かった。
映像表現がよく言われるけど、何気に音楽がすごい。あと、豪華なCGを散々観させられた後の、>>続きを読む
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あらゆることを白黒つけずに描き切るのは、ただモヤモヤだけが残るが、この作品の面白い部分でもある。
ただ、あまりに冗長。30分はつまめる。
恋仲になるわけでもなく、病気が治るわけでもなく、下手に脚色せず、主役二人の心情を丁寧に描いた素敵な作品だった。
ヘアカットのシーンはリアルな二人の関係性が滲み出ているようで微笑ましかった。
色々気になるところはあるけど、そんな枝葉のことは感じさせない感動作。
SEEDシリーズは未見だったので、ガンダムでこんなに情熱的な恋愛が物語の核になってることに驚いた。きっとファンなら悶絶するシーンが多かったのだろう。
また、昨今の大ヒットアニメ映画(鬼滅、ワンピース>>続きを読む
関西ネタだからか、2作目で新鮮味がなかったからか、前作の方が楽しめた。
設定、ビジュアルが奇抜だった分、ストーリーが普通に感じた。主人公の成長以上に、マーク・ラファロが落ちぶれていく様が良かった。
絶賛のレビューが多いので楽しみにしていたが、良くも悪くもない、というのが正直な感想。再現度など、原作を知ってると楽しめるのか。
まわりが思うより子どもは大人で、大人は子ども。
父親の弱さ等、行間を読ませる映画なのは分かるが、想像の余地が多過ぎるように感じた。自分で補完しないと、十分楽しめないのはどうかと思う。難易度の高い作品>>続きを読む
アカデミー賞 短編実写映画賞 受賞作品ということで期待して観たが、想定内のオチでそこまで感動はできなかった。隣の芝生は青い、ということか。
“無口な男のルーティンの生活”を描いた抑揚のないストーリー。だからこそ、そこから普段は気づかない人々の優しさや生きる喜びが感じ取れる。影のくだりは何とも素敵だった。
主人公が他人と比較せず、自分なり>>続きを読む
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世界的な興行収入の振るわなさや、ドラマシリーズを未見だったことから、あまり期待はしていなかったが、十分に楽しめた。特に、登場人物の入れ替わるアクションや、歌の惑星などユニークなアイデアが随所に散りばめ>>続きを読む
妖怪映画なのに、人間が一番愚かで恐ろしい。しかも、戦後の話なのに、現代にもそのまま当てはまるのが何より恐ろしい。
あと、ほぼ満席の丸の内TOEIは初めてだった。口コミで広がってるのも納得。
普通に楽しめたけど、ドラマパートのせいかチープに感じた。作家性の強いシン・ゴジラと比較すると(仕方ないが)万人向けに可もなく不可もなく作られた印象を受けた。
ストーリーにまとまりはないけど、色んな要素が有機的に繋がって展開していく感じは、岩井俊二ならでは。
キリエと逸子のエピソードは既視感あったが、夏彦との独特な関係性はリアリティに欠けるが面白かった。北斗>>続きを読む
大切な人のために命をかけて戦う様も、信を中心に結束が深まっていく様もしっかり描かれていて、これまでよりも胸熱だった。
特に杏が良かった。
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“変化”を禁じられた世界で、登場人物達が“生きる”意義を見出す話だと思うが、その結果、物語終盤に皆んな独りよがりになっていて、一気に冷めた。好きな人と添い遂げるために、叔父さんは暴走するわ、同級席は娘>>続きを読む
登場人物、組織の関係性がいまいち分からないまま話が進むので、気持ちがのれなかった。ただ、TMNの曲がかかれば、理屈なくテンションは上がる。
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純粋な面白さよりも、作り手のジャーナリズムにフォーカスした作品。なので、ラスト15分な圧巻だが(和太鼓も良かった)、話の展開はもう少し工夫できた気がする。ただ、劇的な描き方をせず、淡々と進行していく感>>続きを読む
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動物も人間もトランスフォームする何でもありな感じになってきたが、やっぱりトランスフォーマーは面白い!バンブルビーの復活は感動した。
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・重層的な大河ドラマ。三人がそれぞれに複雑な思い(愛と憎)を抱きながら、時代に翻弄されていく。
・すべての画に、叙事/叙情的な“匂い”が感じられる。
・“社会と芸術の関係”という観点でも非常に興味>>続きを読む
社会問題を扱うこと自体が悪いとは思わないが、そちらが先行し過ぎて、しんちゃん本来の魅力が損なわれているように思えた。
GENERTIONSが本人出演するただのアイドル映画かと思いきや、しっかりホラー映画。というか、普通のホラーより怖くて面白かった。
超能力が、子どもの純粋さと残酷さを表現する装置になっていて、見応えあった。しかし、終始見たくないものを見せられている気分で、鑑賞後感は悪い。
あと、子役の演技は全員素晴らしかった。
東映の気合いを感じる作品。綾瀬はるかも魅力的なアクションヒロインだった。
着眼点・発想力が素晴らしく、男性優位社会を見事に切り取り、言語化している。しかし、ストーリー全般がやや概念寄りで、エンタメ作品を楽しんだというよりは、監督の主義主張を強く感じる印象だった。俳優に加えて>>続きを読む