《社会と人間の脆さ》
杏の壮絶な人生には、最後まで圧倒される。彼女が抱いたささやかな「自立したい」という願いは、彼女の置かれた環境や社会の脆さによってことごとく踏みにじられていく。そして何よりも、人間>>続きを読む
《冬の話なのに暖かいし、優しい話しなのに残酷》
冬の話なのに暖かいし、優しい話しなのに残酷でもある。登場人物の感情や、関係性、ストーリーの内側にある繊細で細やかな流れを、こんなにも幻想的に観客に届けら>>続きを読む
《こじんまりとした世界観に激動なストーリーの対比が魅力的》
「忘れ去られた名作」と呼ばれる理由がよく分かる作品だった。しかし、配信で観てしまったため、作品が小さく見えてしまったのが悔しい。これは劇場で>>続きを読む
《完璧な映画音楽》
フランソワ・ド・ルーベの軽快でどこか儚げな音楽が、冒頭から一気に作品の世界へと引き込んでいく。特に口笛が印象的で、マヌー、ローラン、そしてレティシアの逆境にも動じない生き様を見事に>>続きを読む
《くらった…。》
スリルを存分に味わいながら観ていたが、ラストでそれまで高揚していた感情を一気に突き落とされたような衝撃的なエンディングだった。単なるエンタメクライムサスペンスとして片付けることができ>>続きを読む
《テーマはリアルだが現実感が薄い…》
コロナ禍で苦境に立たされた主人公が直面する壮絶な現実を描いた本作は、人間の尊厳や社会の非情さについて考えさせられる作品だった。ただ、描いてるテーマはリアルだが、過>>続きを読む
《血生臭い!》
血生臭いアクションシーンの連続にそれを煽るようなリズミカルな音楽にのせられて高揚感のある作品だった。
インドの内政や宗教、民族、歴史の知識があればもっと楽しめるのかも。
それに加えて映>>続きを読む
《「悪」のカッコよさとその代償》
テンポも良く、全体的にコミカルに描かれているので、観ている間は面白くて最後まで一気に観ることができる。でも、観終わってから、彼らの絆とは一体何だったのかと考えさせられ>>続きを読む
《盛り上げ上手。》
最初から最後まで好奇心を掻き立てる仕掛けが散りばめられていて、シャマランらしく盛り上げ方がうまい。その分オチや結末をどうしても期待してしまう…。すごく盛り上げ上手だがその分ディテー>>続きを読む
《誰も洗脳することができない食欲、睡眠欲、性欲。》
昨今、何かと論争を巻き起こす信仰団体や洗脳をテーマに、これらを皮肉たっぷりに笑い飛ばした作品。洗脳されると人はこういう状態になるのかという事を、客観>>続きを読む
《上質な大人なコメディ映画》
空気感の作り方が秀逸で、長回しも多いが、シーンごとの尺やショットなど、ソフィア・コッポラは映画の魔法を操る天才だと思う。各場面に映る小道具やセリフ、そして何よりも「間」で>>続きを読む
《影の撮り方やカメラアングルの芸術性が高い。》
時代背景もあり仕方ないとはいえ、犬の扱いが雑で、社会の無情さが浮き彫りにされているため、観ていて辛かった。独特の空気感や台詞回しには、あまり入り込むこと>>続きを読む
《旅したくなる映画》
この作品は、一言で言うと「旅したくなる映画」。多くの作品では自分探しの旅がテーマになりがちだが、本作に描かれる旅は「自分のままでいいんだ」と認めるための旅だ。確かに、一休みして違>>続きを読む
《強引で荒い名作》
時系列やストーリー、画角、見せ方、音楽、すべてがオシャレでぐっとくる。
言ってみたら物凄く強引で荒いんだけど、そのテイストさえもパルプフィクションの世界観の一部にしてるところがタラ>>続きを読む
《主演俳優が35歳な事がびっくり…》
主人公ダグラスの壮絶な半生と、劣悪な環境で育ったことによって形成された彼の闇の部分は、悲しくも恐ろしいものだった。演じた俳優さんがまだ35歳くらいと知って驚いた。>>続きを読む
《斬新なサメ映画》
フランス発のサメ映画かつ今が旬なパリオリンピックにかけて鑑賞。
勝手に上品な感じを想像してたら中盤から驚くテイストになっていくところに面白さを感じた。B級感とまではいかない際どいラ>>続きを読む
《邦画最高峰のエンタメ作品!》
上映中4〜5回は泣いた。
大迫力かつ泣けて、年齢や性別問わず誰もが満足するであろうエンタメ作品って今まではハリウッド大作が多かったが邦画でこんなにも鳥肌たって心から震え>>続きを読む
《真の強さとは。》
昔から、少し悪だったり荒くれ者をカッコよく描く風潮はよくある。しかし、本作は約85年前に制作されたにもかかわらず、人の善悪や真の強さとは何かを深く説いている。
特に、ロッキーとジェ>>続きを読む
《壮大な歴史コント劇》
本能寺の変や歴史上の偉人たちの滑稽な部分をネタに、北野武の感性で作り上げた壮大な歴史コント劇。ラストのオチは、それまでの伏線が効いていて良かった。コーエン兄弟のようなシニカルな>>続きを読む
《心を揺さぶる1時間》
原作未読で鑑賞。
1時間もない物語の中に観客の感情を躍動させるすべてが詰まっている。ストーリーにマッチした音楽、ショット、カット割り、尺、そして作画。挙げだしたらキリがないほど>>続きを読む
《ヒューマンドラマを観る喜びに溢れた一作》
この映画は、70年代のテイストを徹底して作品に取り入れており、鑑賞後には当時の良質なヒューマンドラマを観た後の余韻がしっかりと残る。カメラアングルや動かし方>>続きを読む
《いい意味で裏切られた!》
予告やポスターアート、タイトルからはドロドロ×スポコンのようなものかと想像して軽い気持ちで観てしまったことに後悔…。心理描写がかなり複雑で、考えずに見ていたら点と点が繋がら>>続きを読む
《記憶を消去しても感情が覚えている》
人生で起きた出来事や誰かとの出会いを、真っさらに無かったことにはできない。記憶を消去したとしても、感性や感情が覚えているから。だからこそ恋愛や人生における選択も、>>続きを読む
《神経までヒリヒリさせられる…》
スリル満点の宮廷劇。
物語のほとんどがある一晩の宮廷内での出来事を描いているが、極上の密室サスペンスに仕上がっている。史実と絶妙に絡めることで観客の想像力を掻き立て、>>続きを読む
《子供の純粋さは時には危険を伴う》
作品のトーンやポスターアートからは、小さな女の子の日常を淡々と描いたほんわかした作品を想像していたけど、実際には胸が締め付けられるようなとても複雑な内容だった。>>続きを読む
《北欧らしい、はちゃめちゃロードムービー》
よくある話なんだけど、とにかく子供たちがかわいい。それに北欧映画っぽいハチャメチャ具合が加わり、最後はホロッと泣けるロードムービー。景観も美しく、何も考えず>>続きを読む
《アドレナリン、脳汁MAXな1本!!》
アドレナリンMAXの2時間30分、脳汁が出まくりでひたすら興奮した。荒廃した世界観の構築、衣装、美術、メイクの全てがセンスにあふれ、キャラクターも狂っているが、>>続きを読む
《ストーリーが濃い》
想像以上に渋く、オーソドックスな時代劇だった印象。古典落語をベースにしているため、物語は重厚な人情劇で、良い意味で全体的に芝居がかった独特の空気感が漂う。
この独特の空気感が個>>続きを読む
《スコセッシらしい皮肉めいたエンディング》
ギャングと警察の抗争を描いた典型的なクライムサスペンスであるが、各組織に潜入する「ネズミ」2人のスリル展開から目が離せない。正直、そこまでの曲者は登場しない>>続きを読む
《無関心と日常の狂気》
当初、この作品のタイトルは映画のために作られたものだと思っていたが、実際には当時ナチス親衛隊が強制収容所のエリアの名称として使用していた言葉だと知り、驚いた。
彼らの「関心事」>>続きを読む
《「正しさ」なんて存在しない》
どこにでもある光景に、どこにでもいる人たち。何気ない日常の話なのに、誰にでも起こりうる些細なトラブルが取り返しのつかない事態へと発展していく…。じわじわと追い詰められて>>続きを読む
《あまりにも壮絶》
ドキュメンタリーの新しい形式としてアニメーションを採用した本作は、主人公やその周辺の安全を守るための措置としては効果的だったと思う。しかし、個人的には実写の1本の作品として世に送り>>続きを読む
《松たか子が可愛いい》
松たか子が可愛いいし、いつの時代も青春の甘酸っぱさって変わらないんだなと思った。
スマホやSNSが登場しない事がなんか新鮮で色合いや会話もほのぼのとしていて、いい時間の流れだっ>>続きを読む
《演技の域を超えた演技》
とにかくキャスト陣の演技に圧倒された。
広瀬すずの役に対する解釈も的確で、文を演じた松坂桃李の無機質で瞳の奥にさえも光がない、人生を諦めた様相は役の域を超えていた。また、更紗>>続きを読む
《生き延びたいという願いが死よりも苦しい》
「事実に基づいている」という点が非常に興味深い。
従来のホロコーストを描いた作品との違いは、よりスリリングな要素が多く、ナチスドイツを単に悪として描かず、と>>続きを読む
《続編もみたい!》
前作からの流れを踏襲しつつ、昔の「猿の惑星」シリーズのオマージュ的な要素もあり、エンタメ感満載な作品だった。景観や猿のビジュアルもリアリティがあり、VFX技術のクオリティも高かった>>続きを読む