buddyさんの映画レビュー・感想・評価

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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.6

《漢気!》
映画全体を通して、一瞬も気を抜く暇がなく、手に汗握るスケール感を味わえた最高の歴史スペクタクルだった。ホアキン・フェニックスの傲慢な演技も良かったし、ラッセル・クロウの勇ましさや漢気もとて
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ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4K リマスター版(1968年製作の映画)

3.8

《かなり濃厚なゾンビ映画の傑作》
ゾンビ映画の原点と聞いて鑑賞。ホラーはあまり得意ではないけれど、冒頭から映像がアートっぽくて洒落ていて、「これが本当にゾンビ映画?」と疑問に思ったが、その疑念はすぐに
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.3

《ぶっ飛んだカートゥーン映画》
全編を通してカートゥーンのようなぶっ飛んだ作風で、楽しめる作品だった。VFXの安っぽさが気になるところもあったけど、キャラクターたちは個性的でカラフル。そして何より、マ
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トラップ(2024年製作の映画)

3.4

《この感じ久しぶり…シャマランいい》
M.ナイト・シャマランの作品において、今回の映画は王道的な要素を持ちながらも、シャマラン特有のシニカルな展開をしっかりと楽しむことができた。前半と後半でテイストが
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海街diary(2015年製作の映画)

3.5

《透明感に溢れてる》
是枝監督は、時代の変化とともに多様化する家族のかたちを、優しく寛容な視点で描いている作品が多い。本作でも、複雑な間柄を持つ4人の姉妹が主人公だが、彼女たちに何があったのかという過
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2度目のはなればなれ(2023年製作の映画)

3.0

《マイケル・ケインが最後に伝えたかったメッセージ》
マイケル・ケインが引退作に選んだテーマがこの作品だと思うと、感慨深い。戦争がもたらす傷は、何十年経っても決して癒えず、生き残った者たちの人生に深く影
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.9

《一貫してアーサーの物語…近年稀に見たことがない衝撃的な続編。》
ホアキンのファーストショットから、一気に引き込まれる。そして最後まで続く没入感は圧倒的だ。本作は一貫してジョーカーの物語ではなく、アー
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.7

《強烈…覚悟して観た方がいい》
観る前は、政治的なメッセージを含んだパニック映画か、SF的な要素のある娯楽作品を想像していた。しかし、冒頭の爆発シーンでその期待は大きく裏切られ、背筋が凍る思いをした。
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.6

《敵にも味方にもしたくない女》
久しぶりに、ラストで鳥肌が立つほど驚かされた映画を観た。予告編にあった「敵にも味方にもしたくない女」というキャッチコピー通り、主人公のスローンは任務遂行のためなら手段を
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テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.0

《1秒たりとも飽きさせないという姿勢が見事》
何も考えずにただ90分間、手に汗握りながら楽しむことができた。展開が飛躍しすぎているように感じる場面もあったが、そこがまさに韓国エンタメらしさを象徴してい
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若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)

3.0

《見たことも感じたこともない世界だがすぐそばに確実に存在する世界》
劇中に登場する家やスナック、格闘ジム、道路、そして人々の体臭までが香ってくるような濃密な作り込みと、突発的なファンタジー要素や演出が
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.6

《あらゆる視点が交錯し心に重くのしかかる。》
この映画は、中盤までは比較的地味な印象で進行していくが、後半に入ると緊張感が一気に高まり、登場人物たちの行動や選択から目が離せなくなる。彼らが直面している
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.2

《人間の根源的な願望を赤裸々に描く》
本作は独特な作風で、唐突な展開も多いが、河合優実、金子大地、寛一郎が醸し出す存在感が素晴らしく、観ていて飽きることはなかった。主人公のカナは、当初は破天荒で身勝手
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はなればなれに(1964年製作の映画)

2.9

《ずっとはなればなれ》
初めてゴダール作品に挑戦。
正直没入できなかった…。映画の巨匠との事だがかなり映画を観るスキルや美的センスが要るなと感じた。
本作の名シーンとも言える3人でのダンスシーンは確か
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.4

《上質なオチ》
冒頭の「Like a Virgin」の解釈を議論する絵面から面白い。どうでもいい会話だし、長いなと思いながらもその後のオープニングが流れた瞬間、あの会話は壮大なフリだったのかた気付かさ
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.3

《社会と人間の脆さ》
杏の壮絶な人生には、最後まで圧倒される。彼女が抱いたささやかな「自立したい」という願いは、彼女の置かれた環境や社会の脆さによってことごとく踏みにじられていく。そして何よりも、人間
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.6

《冬の話なのに暖かいし、優しい話しなのに残酷》
冬の話なのに暖かいし、優しい話しなのに残酷でもある。登場人物の感情や、関係性、ストーリーの内側にある繊細で細やかな流れを、こんなにも幻想的に観客に届けら
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.3

《こじんまりとした世界観に激動なストーリーの対比が魅力的》
「忘れ去られた名作」と呼ばれる理由がよく分かる作品だった。しかし、配信で観てしまったため、作品が小さく見えてしまったのが悔しい。これは劇場で
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冒険者たち(1967年製作の映画)

3.7

《完璧な映画音楽》
フランソワ・ド・ルーベの軽快でどこか儚げな音楽が、冒頭から一気に作品の世界へと引き込んでいく。特に口笛が印象的で、マヌー、ローラン、そしてレティシアの逆境にも動じない生き様を見事に
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

《くらった…。》
スリルを存分に味わいながら観ていたが、ラストでそれまで高揚していた感情を一気に突き落とされたような衝撃的なエンディングだった。単なるエンタメクライムサスペンスとして片付けることができ
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

2.0

《テーマはリアルだが現実感が薄い…》
コロナ禍で苦境に立たされた主人公が直面する壮絶な現実を描いた本作は、人間の尊厳や社会の非情さについて考えさせられる作品だった。ただ、描いてるテーマはリアルだが、過
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モンキーマン(2024年製作の映画)

3.0

《血生臭い!》
血生臭いアクションシーンの連続にそれを煽るようなリズミカルな音楽にのせられて高揚感のある作品だった。
インドの内政や宗教、民族、歴史の知識があればもっと楽しめるのかも。
それに加えて映
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.6

《「悪」のカッコよさとその代償》
テンポも良く、全体的にコミカルに描かれているので、観ている間は面白くて最後まで一気に観ることができる。でも、観終わってから、彼らの絆とは一体何だったのかと考えさせられ
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.5

《盛り上げ上手。》
最初から最後まで好奇心を掻き立てる仕掛けが散りばめられていて、シャマランらしく盛り上げ方がうまい。その分オチや結末をどうしても期待してしまう…。すごく盛り上げ上手だがその分ディテー
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

2.9

《誰も洗脳することができない食欲、睡眠欲、性欲。》
昨今、何かと論争を巻き起こす信仰団体や洗脳をテーマに、これらを皮肉たっぷりに笑い飛ばした作品。洗脳されると人はこういう状態になるのかという事を、客観
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.8

《上質な大人なコメディ映画》
空気感の作り方が秀逸で、長回しも多いが、シーンごとの尺やショットなど、ソフィア・コッポラは映画の魔法を操る天才だと思う。各場面に映る小道具やセリフ、そして何よりも「間」で
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ウンベルトD(1952年製作の映画)

2.5

《影の撮り方やカメラアングルの芸術性が高い。》
時代背景もあり仕方ないとはいえ、犬の扱いが雑で、社会の無情さが浮き彫りにされているため、観ていて辛かった。独特の空気感や台詞回しには、あまり入り込むこと
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.7

《旅したくなる映画》
この作品は、一言で言うと「旅したくなる映画」。多くの作品では自分探しの旅がテーマになりがちだが、本作に描かれる旅は「自分のままでいいんだ」と認めるための旅だ。確かに、一休みして違
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.7

《強引で荒い名作》
時系列やストーリー、画角、見せ方、音楽、すべてがオシャレでぐっとくる。
言ってみたら物凄く強引で荒いんだけど、そのテイストさえもパルプフィクションの世界観の一部にしてるところがタラ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

2.9

《主演俳優が35歳な事がびっくり…》
主人公ダグラスの壮絶な半生と、劣悪な環境で育ったことによって形成された彼の闇の部分は、悲しくも恐ろしいものだった。演じた俳優さんがまだ35歳くらいと知って驚いた。
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セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.1

《斬新なサメ映画》
フランス発のサメ映画かつ今が旬なパリオリンピックにかけて鑑賞。
勝手に上品な感じを想像してたら中盤から驚くテイストになっていくところに面白さを感じた。B級感とまではいかない際どいラ
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キングダム 大将軍の帰還(2024年製作の映画)

4.5

《邦画最高峰のエンタメ作品!》
上映中4〜5回は泣いた。
大迫力かつ泣けて、年齢や性別問わず誰もが満足するであろうエンタメ作品って今まではハリウッド大作が多かったが邦画でこんなにも鳥肌たって心から震え
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汚れた顔の天使(1938年製作の映画)

3.1

《真の強さとは。》
昔から、少し悪だったり荒くれ者をカッコよく描く風潮はよくある。しかし、本作は約85年前に制作されたにもかかわらず、人の善悪や真の強さとは何かを深く説いている。
特に、ロッキーとジェ
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(2023年製作の映画)

2.8

《壮大な歴史コント劇》
本能寺の変や歴史上の偉人たちの滑稽な部分をネタに、北野武の感性で作り上げた壮大な歴史コント劇。ラストのオチは、それまでの伏線が効いていて良かった。コーエン兄弟のようなシニカルな
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.4

《心を揺さぶる1時間》
原作未読で鑑賞。
1時間もない物語の中に観客の感情を躍動させるすべてが詰まっている。ストーリーにマッチした音楽、ショット、カット割り、尺、そして作画。挙げだしたらキリがないほど
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.5

《ヒューマンドラマを観る喜びに溢れた一作》
この映画は、70年代のテイストを徹底して作品に取り入れており、鑑賞後には当時の良質なヒューマンドラマを観た後の余韻がしっかりと残る。カメラアングルや動かし方
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