面白すぎて悶えた。
戦国武将なんて、聖人君主なわけがないしましてや善人なわけがない。
行ったことの道理を通すなら、こんな極悪非道で狡猾な人間性以外あり得ないわ、確かに。
そして、初めてチェンソーマ>>続きを読む
やっぱり映画は観たことないものが観たい。
同性愛が溢れる映画界で、
この映画は、これまでに出会ったことない愛の形を観せてくれた。
LGBTQが市民権を得たとして、それで多様性って完成するんだっけ?話>>続きを読む
「幸福は楽しくない」
金言だなぁ。
三島由紀夫が「若さが幸福を求めるなどといふのは衰退である」と言ったのを想起させる。
彼女の生活が堕落していく過程にも、もちろん楽しい瞬間がある。
喫茶店で、おじい>>続きを読む
構成の美学。
2つの時間軸が交わっていく心地よさ。そして、それがキャラクターの魅力と抱える問題とも寸分違わずハマってる。
劇中でメタ構造を組んで、さらに本作の実際の脚本家を想像させるっていう2重メタ構>>続きを読む
不条理な厭世観のお話。
保安官と退官した同僚の対話で、映画に込められた主題を全て語る。
「この国は人に厳しい。何かを変えられるなんて思い上がらないことだ」
なんて不条理。
その不条理を形象するアントン>>続きを読む
CGのすごみよ。
前半と後半で主人公の造詣に変化があったけど、その根拠みたいなものが全く分からなかった。
ストーリーを転がすために置かれてるような…
ストーリーも上手くハマってる感じはなかった…>>続きを読む
あかんなぁ
まず、キャラクター造詣がそもそも曖昧…
なんで海のものを食べちゃいけないのか、そんなに頑ななのになぜ漁師を目指すのか、よく分からなかった。
漫画家も弟も垢抜けすぎおばあちゃんも全部物語のイ>>続きを読む
ニュースで流れる大観と、そこで生きる人々の生活の差異。
想像力の乏しさからニュースを見ても、確かに現実としてある悲劇に何も心を寄り添わせられない。自分の弱さだけどね。
でも、映画でなら共感できる。も>>続きを読む
アニメーションドキュメンタリーなるものを初めて観た。
これがアニメーションである意味って、匿名性だと思う。
ある個人の体験を、遍在する社会の問題に転化してるんだな。
紛争・難民移民、セクシャルマイノ>>続きを読む
うーん。
アイナジエンドの歌声以外に、良さが見当たらない。
3軸の物語が、どこにも収束せずにただ「こんなことがあったよ」ってだけに感じた。
叔父と甥、大人と子供という関係である前に人と人だ。
そして、人と人である以上、全てを理解し合うことはできないんだな。たぶん家族でも恋人でも友達でもそう。
だけど、他者は理解できないと知った上で、大切>>続きを読む
脳汁吹き出すカルトよ。
流れを断絶するプロットポイントから溢れ出した意味分からなさ。カルト、ホラー、サイコがぐちゃぐちゃに混ざったカオス。
そして、最後にはそのカオスが一つの答えに収斂されていく。>>続きを読む
楽しいけど、
茶の味、ナイスの森には及ばんなぁ。
浅野忠信はまじでナイスガイ。
30歳という何とも曖昧な年齢。
世間的には大人とされてみんな身を固めているけど、心どこかではまだ奔放に色んな物事に目移りしちゃってたりする。
だけど、それに流されると、後に残るのは後悔と痛み。
年齢は>>続きを読む
これはあまり話せない映画だな。
男性が何を語ってもどこにも辿り着かないような無力さを感じる。
遠い昔に観たきりでだったけど、めっちゃおもろいわ。
なんでサメに襲われながらも殺すだけの単純明快なストーリーでこれだけ血湧き肉躍るんや。
これは脚本単体で考えるとかできないタイプの映画だな。
地上で>>続きを読む
登場人物の心情もストーリーも永遠にチグハグだ…
序盤や大切な転換点で、日常でそんなこと言わんやろって説明台詞ばっかりだし、
ちょっとしたアクションとリアクションにも違和感ありまくりだし、
過去の出来事>>続きを読む
クイズを正解する要因があるのだと決め込んで観てて、ユージュアルサスペクツ的な時間軸に、さらにミリオネアの時間軸足してきておもろいやんって思ってたが、まさか答えは運命だとは…
どんでん返しサスペンスに毒>>続きを読む
おもろ〜とはならんけど、なんだか身に沁みていく映画だな。
女刑事の存在感と最後の幸福の定義が、自然体で良い。
やっとウェスアンダーソンの楽しみ方を分かってきた。
というか、クレジット終わりに入った"wake up"ってナレでわかった。
要するにこれは夢の中。演劇メタ構造も、夢の脈絡のなさと結びつく。
物語ど>>続きを読む
これは、もう石井ワールドと言っていい世界観。
絶対いらないサブプロットの詰め合わせこそが、この映画のメインプロット。
それが楽しいって本来娯楽のあるべき姿だよな。
やべ〜
最近、自分がバッド入ってた心持ちがそのまま描写されてやがる。
やりたいことは次の展開を見出せず低空飛行で、仲の良かったあいつは着実に前に進んでいていつしか隣に入れなくなるんだ。
それでもな>>続きを読む
全ての既成概念を滑稽に映す。
女性蔑視や男尊社会やフェミニズムはもちろんだけど、そのカウンターカルチャー的なジェンダー平等もバカにしてる印象。
それはそれでブラックなコメディとしていいんだけど、そも>>続きを読む
話し下手で家誘い下手の様子、ほぼおれの話やんって思ってるおれみたいやつが5万人くらい居そう。
自由と引き換えに、モラルや社会性を取っ払った人間の縮図。
それはもちろん、体制側と衝突するし、衝突したら逃げるしかない。
でも、最後にピーターフォンダが恋人に「逃げましょう」と言われて応える。
「ど>>続きを読む
久しぶりに号泣した。
ただ家族と平穏に暮らしたいなんてささやかな願望が、理不尽な悪意と抗えないシステムで途絶えさせられる。
弱者はただ翻弄されるだけだ。
でも、その弱者の中に純粋な愛情や笑顔、幸せ>>続きを読む
ただの牧歌的な話でないところが良い。
どれだけ好意を抱いていても、誰かと長く面と向かって過ごしてたら、少なからず軋轢が生まれると思う。
それをうまく取り繕えない若さと、そこから生まれる後悔がリアル。>>続きを読む