April01さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ナチュラル(1984年製作の映画)

4.0

順風満帆に越したことはないけれど、ひょんなことで人生が狂うこともある。
終盤でグレン・クローズ演じるアイリスがロバート・レッドフォード演じる主人公ロイに語る時の
2つの人生がある、学ぶ人生とその後の人
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悪人と美女(1952年製作の映画)

4.0

✨グロリア・グレアム✨
ハリウッドの内幕を描いた作品。
カーク・ダグラスが演じた主人公、憎まれながらも人の才能を引き出し利用しながらその結果として相手も成長して成功していくという、時にはレジェンドとも
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地上最大のショウ(1952年製作の映画)

3.5

✨グロリア・グレアム✨
サーカス団のパフォーマンスを楽しめるのは勿論のこと、動物を引き連れた大所帯の団の大移動の様子、巨大な舞台の建設や利益重視の経営陣と現場を仕切る団長との駆け引きなど、裏方も含めて
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十字砲火(1947年製作の映画)

3.7

✨グロリア・グレアム✨
冒頭の事件を人物を映さずに影を上手く使った手法で描き、その後の捜査の中で、何が起きたのかが犯人捜しをしながら見えてくるという仕掛けになっている。
会話の連続で核心に迫っていく様
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.3

✨グロリア・グレアム✨
クリスマス定番のクラシック感動作品。皆様泣けると評判。異議なし。

自分が一番好きなのは、序盤の薬局でのエピソード。
主人公ジョージが泣いて耳をぶたないでと言って障害のある耳か
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リヴァプール、最後の恋(2017年製作の映画)

4.2

✨グロリア・グレアム✨
良い拾い物をした!アマプラ見放題終了迫ってる中、出演者が好き、批評家評価わりと高い、一応見とこう、という軽い気持ちだったのに。儲けた気分!

アネット・べニングは、映画界でそれ
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ザ・シークレット・サービス(1993年製作の映画)

3.6

見ながらレネ・ルッソ!と気づいていたけどキレイすぎて半信半疑でごめんなさい。
この頃のレネさん、キラキラに輝いてて美しく艶っぽい!

アルを演じるディラン・マクダーモットは「ザ・プラクティス~ボストン
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サブリナ(1995年製作の映画)

3.3

パリ編を長く描きすぎ。おそらく時代に合わせてサブリナが自立した女性に変化する過程を描きたかった為に、カメラマンという手に職をつけさせるという意図があったかな。
オリジナルではパリの料理学校で修行してお
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.8

オードリー・ヘップバーンの可憐な美しさが際立つ。ジバンシーのファッションも彼女にしかこの着こなしは出来ないだろうというくらい輝いている。
ファッション用語にもなっているサブリナ・パンツを着用した場面は
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ベスト・キッド2(1986年製作の映画)

3.2

ツッコミどころが多くて笑う。最初から最後まで色々とおかしい。
舞台が沖縄になってから、その常軌を逸した描写はもはやコメディ。
これ80年代のはずなんだけど、戦後まもなくの日本じゃね?ってくらい時代遅れ
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ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.6

みんなきっと感動だよね、自分ももちろん感動なんだけど。ごめんなさい、正直笑いながら見てた😆本作の主人公、ミヤギでしょ!!!って思いながら。

日系アメリカ人で構成された第442連隊戦闘団に所属して戦争
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

4.0

登場人物に無駄がない。嫌な役どころの人たちも、みんなどこか愛すべきところがあって、笑えて泣ける作品として完成度が高く、ハッピーな気持ちになれるポジティブな作品。
登場人物みんな一癖あるのもアメリカらし
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U・ボート ディレクターズカット(1981年製作の映画)

5.0

以前見たのは、短い劇場公開版だと気づき、改めてディレクターズ・カット版を再見。
ラストで呆然となり、気持ちが置いてきぼりになるモヤモヤとしたやるせない感情が沸き起こり、またもやブチ切れ状態になる。
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ペイド・バック(2010年製作の映画)

3.4

焦点がぽけてしまい結局何が言いたいのかよくわからない。
あえてまとめれば、嘘への反省、長い年月を経て当初の目的を果たす、というところかな、うーん。

ディビッドの若い頃と30年後の姿が違いすぎて、若き
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寄る辺なき者(2020年製作の映画)

3.5

政府も人権活動家も弁護士も何もしてくれない時、誰が弱者を助けくれるか?
本作ではその答えがメディアそしてジャーナリズムであるように描かれているのがポイント。

序盤、中盤、終盤、ずっとやられっぱなしで
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いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

3.6

いまさら初見。まず思ったことは、タイトルが凄い。いま&ゆきますが平仮名であること、そして行きますではなく、ゆきますであること。
このタイトルが、そのまま本作の核心であり、誰が誰に会いに?という思い込み
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.8

実際に起きた出来事を、実際の映像で冒頭で見せる。再現映像でないその瞬間のリアルな空気に心臓が凍る。
人々のざわつき、被害者及び仲間たちの発する言葉、その時起きたことそのままを見せるスタートはドキュメン
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

4.0

前作を超えてさらに攻めてきてる!
特に白人びいきで偽善的なサマーキャンプのくだりは本当に面白い。その面白さが、キャンプ最終日の演劇で大爆発。
ウェンズデーがネイティブ・アメリカン役で我が土地を奪った云
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.9

音楽は有名だから知ってたけど、これがアノ!って感じで、ナニコレスゴイ!!!ってなる。この世界観、自分好みすぎてヤバイですよ。
偽善の苦手な自分の感覚にピッタリはまるし、1930年代レトロチックなゴシッ
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.7

主演クリント・イーストウッド。古い映画だと思ったけど、この時点で結構年配に見えるなと思って制作年を調べたら1979年。え?!今もバリバリ活躍してる印象のイーストウッドさん、今何歳だっけ?とさらに改めて>>続きを読む

ケーブル・ガイ(1996年製作の映画)

3.2

サスペンスとコメディの要素を織り交ぜながら、テレビをベビーシッターがわりに置き去りにされる子供の孤独、さらにストーカーという社会問題も提起している。テーマがたくさん盛り込まれていることにより、どれも中>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.9

真相は藪の中

のはずが一部始終を見たというキコリの話を追加したことにより、結果として解を与えてしまっている。
さらにタイトルの羅生門は舞台として使っただけで、追いはぎを正当化するような荒んだ世の中、
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.5

すべては、より大きな善のために by ダンブルドア(原作)

パート1に引き続き、原作が素晴らしすぎるために、ごめんなさい、どうしても物足りなさを感じてしまうのを禁じ得ず。

原作もなんだけど一貫して
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.4

原作の死の秘宝編は、謎が解き明かされてつながる伏線回収いわば壮大なネタバレ編でもあるので原作をジックリ先に読み直して、以前読んだ時にキチンと咀嚼してなかったいくつかの部分について、時には以前の巻に戻っ>>続きを読む

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

4.3

序盤のロンドンの描写やスラグホーンが住む人気のない寂しい村の様子など、英国風味満載の映像美が素晴らしい。

また舞台がホグワーツに移ってからも、スクール内の様子やホグズミードへお出かけする時の3本の箒
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.7

本作で、ハリーをはじめとする出演者のビジュアルが、現在につながる形に成長していることを確認できる。

原作はとても長く、映画では省いているエピソードが多いけれど、極力エピソードの中に他の出来事で描かれ
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.2

明るさが失われストーリーはより暗くなっていく。
そんな中、常に無邪気な明るさの象徴となっているウィーズリーの双子の面白さがどこか取ってつけたように無理やりに見えてしまうほど本作からは死がより身近に迫っ
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.5

みんないい感じにヤングアダルトに成長し、本作の登場人物たちのメンタルとルックスのバランスが最高。
制服を少し崩して着こなしたり、ラフな私服も現代っ子ぽく青春ものの空気が漂う。
ウィーズリーの双子もミュ
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.5

1作目に引き続き、ジョン・ウィリアムズの音楽が世界観に合っていて、魔法の世界の魅力と壮大な世界観を美しく彩って効果的。
原作読みながら再鑑賞。

ダーズリーおじさんが来客に言いたかった日本人ゴルファー
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.1

ジョン・ウィリアムズの音楽が世界観に合っていて、魔法の世界の魅力と壮大な世界観を美しく彩って効果的。
原作をそのまま違和感なく映像化したことはシリーズの始まりとして大成功。
その後続く作品の土台として
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.9

原作はロアルド・ダールの同名小説。
画の構図が絶妙で、とにかく全ての場面が美しい。
ストップ・モーション特有の細かな演出には独特の味わいがあり、パペットでありながら、その表情は生き生きとして実写に劣ら
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.3

階級社会をアイロニーこめて描いた作品。上流階級を皮肉りながら、そこに仕えるメイド達のマイナス思考も盛り込んでいて面白い。

さらにトニ・コレット演じるアンは良家出身ではなく、夫のボブを略奪婚した立場で
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

オープニングのオレンジがかった背景に映し出されるシルエットの一連の描写は、音楽と相まって前作からそのままに時の流れを感じせない没入感を一気にたかめてくれて最高!

序盤の音速に挑む描写は「ライト・スタ
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トップガン(1986年製作の映画)

4.3

オレンジ色の背景に飛行機の離陸を準備するシルエットが序盤も終盤も美しい。
特にオープニング映像とあの音楽は素晴らしいコンビネーションで久しぶりに観ても、やはり背筋がゾクゾクする良さがある。

全体的に
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あなたを見送る7日間(2014年製作の映画)

3.4

鑑賞後の気持ちをあえて言葉にまとめれば、派手なフルーツやベジタブルの彩り鮮やかなラベルに目を引かれて、ジュースを飲んでみたら、まあまあ美味しいのだけれど、少し薄くて味気ないかな、という感じ。
でも終盤
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.2

2人の絡みの局所部分をボカされていたのが本当に残念。
下世話な好奇心ではなく、身体的特徴が本作の大事なパートなので、どのように性交するのか、あれをボカされたら肝心のところがわからないままで(実際はわか
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