老夫婦が殺人鬼となるホラー映画『X』の続編にして前日譚。
『X』の老婆パールの少女時代を描いた本作ですが、殺人鬼が老夫婦である点を除けば普通のホラー映画であった前作と比較して、大分前衛的な雰囲気の作品>>続きを読む
シリーズ第11作目。
シリーズ屈指の人気ヒロイン、リリー初登場回。
寅さんとどこか思考が似ているような珍しいヒロインで、寅さんと対等に近い立ち位置が新鮮で魅力的なヒロインでした。
「推し」が性加害で逮捕された「成功していたオタク」のドキュメンタリー。
映画館では極力声を出さないように努めているが、本作のあるシーンで思わず笑い声がこぼれてしまった。(周りも笑っていたので、目立た>>続きを読む
シリーズ第10作目。
ヒロインの千代さんがなんとも感じの良い傑作回。
離婚し、近所で美容院をはじめるために戻ってきた幼馴染みの千代との再会にたよりご機嫌な寅さん。
とらやの一室を間借しているインテリ助>>続きを読む
宇宙人って怖く描かれがちだけど、こんな感じで良い隣人になりうる宇宙人がいたって良いと思う!
子供の頃は特に楽しく鑑賞していたなぁ…なんて、懐かしく想いながら観ることができました。
ワクワクするBGM>>続きを読む
シリーズ第9作目。
今回のヒロインはかの吉永小百合。
少し若々しすぎるので寅さんの相手としてはどうかと思ったけど、(恋愛的な観点なしに)純粋に慕ってくる様子は、確かに可愛らしかったと思います。
スト>>続きを読む
映画館にて鑑賞(4Kレストア版の先行上映)。
アフリカのジブチ(元フランスの植民地)に駐留するフランス軍の外人部隊を描く。
主人公は上官に対する強すぎる尊敬(愛情?)の念から、器用な振舞い等で気に入>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
シリーズ第8作目。
かなりお気に入りの回。
博の母親に対する想いを話すシーンの優しさにぐっとくる。(博が本当に好きです…。)
名優志村喬演じる博の父と寅さんの関係性も素敵…。
博の父は無口だし、他人>>続きを読む
ゴッドファーザー最終章の再編集版。
(ラストシーンなどが少し異なるらしい。)
続編から10年以上空けての最終章だった故か、前二作と大分異なった雰囲気の作品で、その点で寂しい気持ちがあった。
合法な>>続きを読む
内田吐夢監督の宮本武蔵シリーズの完結編。(全五作)
シリーズものの完結編って、少なくとも広げた風呂敷たげはしっかりと畳んで欲しいという欲があって、その点で本作はそれぞれの登場人物にしっかりと決着をつ>>続きを読む
シリーズ第7作目。
今回のヒロイン花子は、知的障がいを抱えている女性で、寅さんは人情から彼女の世話を焼く。
過剰と言えるほど過保護な寅さんは、御前様すらも危険と見なすレベル。
そうこうしている内に、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
IMAXで鑑賞。
一作目で世界観を固め、本作でやりたかったものを全て吐き出せたのではないでしょうか?(それこそ、続編でやることない印象を持つレベル)
暗さ一辺倒の印象だった一作目と比較して、物語に起>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ソニックシリーズの続編。
ソニックは可愛いよりも格好良い派閥なので、映画でのデザインやキャラクターには満足していないものの、ナックルズとテイルズが映画として見れるのは素直に嬉しい。
ただ、何よりもラ>>続きを読む
シリーズ第6作目。
最近、若尾文子の主演映画を幾つか鑑賞していたこともあり、楽しみだった回。
内容としては薄めな印象でした。
赤の他人に対して人情深く助けてあげるのに、博の独立に際しては両方にその場>>続きを読む
「お父さん(40代?)はこれからが働き盛りなんですよ」
団地の一室を舞台にしたブラック・コメディ。
ブラック過ぎる会話が永遠と流れ続ける斬新な会話劇で、こんな作品は今まで観たことがない…!
登場人物>>続きを読む
シリーズ5作目。
北海道の親分とSLのかま焚きの息子との一幕により、かたぎとして生きることを誓った寅さん。
タコ社長も1日ぐらい働かせてあげてよ…なんて無責任なことを思いつつ、こればっかしは仕方ない>>続きを読む
「仁義なき戦い」シリーズ二作目。
一作目の何が嫌だって、若杉(梅宮辰夫)が退場した後に残った組員達が総じて凄みがなく、ヤクザものなのに小物感満載の登場人物で作品が構成されていた点が気に入らなかったの>>続きを読む
本作は100万円もの大金を競馬で儲けた寅さんが、おいちゃん夫婦への恩返しにハワイ旅行を手配するところから始まる。
結果的にうまくいかなかったものの、寅さんの心意気やお金の使い方は素敵だったと思う。
そ>>続きを読む
めちゃくちゃ格好良い映画だった。
ジョーカーが魅力的過ぎるのは当然として、ハービー・デントというバットマンと対照的な表の世界でのヒーローの立ち位置も面白く、ヒロインの扱いを含め、見応えがぎっしり詰ま>>続きを読む
まだ三作目だからなのか、監督が山田洋次じゃないからなのか、他の作品と比べて、とらやでのドタバタ劇や笑いが少なく、その分切ない雰囲気の作品でした。
新珠三千代の上品な美しさ。
寅さんは間違いなくトラ>>続きを読む
壮大な世界観の作品ゆえか、世界の説明や人物の立ち位置の説明が多く、端的に言って盛り上がりどころの少ない作品に感じてしまった。(主要人物たちにさほど魅力を感じられなかった点も痛かった…。)
とは言え、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
3部作の中でも屈指の人気の二作目。
ファミリーを築いていくヴィトーと徐々に苦しくなってくるマイケルの対比。
これは人間性による部分もあるが、時代による差異でもあり、逃れられない部分も多いと思う…。>>続きを読む
一作目もそうですが、長く続いたシリーズの型のようなものが確立されておらず、安定した作風から少し逸脱していて、新鮮な楽しみがありました。
若き山崎努であったり、毎作代わる俳優たちの演技が本シリーズの楽>>続きを読む
高校生の頃に親の勧めで観始めて見事にファンになり、半分ぐらいは観ていたシリーズでしたが、改めて鑑賞してみました。(どれを観たのかはっきりしない気持ち悪さもありましたので…。)
流石にシリーズ一作目、>>続きを読む
まさに名が体を現す泥沼の暴力劇。
潔く死んでいくテンポの良さと耳に残るBGMが癖になる娯楽作品。
暴力シーンにグロさが少ない点も観やすくて良し。
本作と続編が共にアカデミー賞の作品賞を受賞している凄すぎるシリーズの一作目。
学生の頃に鑑賞したときは、わけが分からなかったのですが、改めて鑑賞して本当に良かった…。(何事も適切なタイミングがある気>>続きを読む
「さてと・・・ここはどこだ?」
クリストファー・ノーラン監督作品。
10分前の記憶を忘れてしまう前向性健忘の主人公がメモによる記録を頼りに、妻の殺人事件の犯人を追いかけるストーリー。
犯人捜しの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
成瀬巳喜男の代表作。
戦争により未亡人となった兄嫁と無軌道な義弟との濃厚な人間ドラマが描かれる。
魅力的な歳上の人物を演じる高峰秀子の演技は説得力があるし、若き加山雄三も格好良い。
「亡くなった人>>続きを読む
2度目の鑑賞。
ハリウッド映画で「ニンジャ」なんて聞くと、少し恥ずかしい気持ちになる…。
他のバットマンシリーズをまだ観たことがないけど、このハイテクを駆使した戦闘スタイルはお気に入り。
和製シンデレラといった作品。
シンデレラと言うよりか、少女漫画のヒロインのように力強く明るい主人公(若尾文子)がとにかく魅力的。
女中と生意気な弟も素敵だった。
溝口健二の世界的な代表作。
身勝手な男衆の行動により被害を被る妻たち…その被害の程度が笑えないレベル…。
日本の昔話っぽいストーリーに特出した印象は受けなかったものの、画面の美しさは流石。
京マチ>>続きを読む
この作品は本当に凄すぎる…。
2時間超、濃密な時間が続く。
主役の仲代達矢の凄みもさることながら、丹波哲郎の色気にも驚かされる。
前半と終盤で、見事に見えている印象が180度反転する見事さたるや…>>続きを読む
戦争映画と言うよりか、軍隊内部での理不尽な暴力が描かれており、その劣悪な環境の中で暴れる一年兵(勝新太郎)とインテリ系の上官(田村高廣)の絆が描かれる。
(軍隊内のゴタゴタ感は、韓国ドラマの「D.P.>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ドラえもんの映画は子供の時分に幾つか観たことがあるけれど、なかなか憶えているものがなく…。
取り敢えず人気の本作を鑑賞(公開が生まれる前なので観たことはなさそう…。)。
強い敵と物理的な秘密道具で真>>続きを読む
1959年公開とは信じられないほど、内容がポップで登場人物たちが生き生きとしているラブコメ作品(カラー映画)。
三原家の長男、次男がそれぞれ野々宮家の長女、次女と結婚する。
長女は三原家が経営する会>>続きを読む
「哀れなるものたち」で壮麗な美術を担当した方が本作も担当していると聞いていたので、そういった意味でも楽しみだった作品。
1作目も十分素敵でしたが、演出と美術により磨きがかかっています。
パロディ要素>>続きを読む