ダイゴロウ

男はつらいよ 純情篇のダイゴロウのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)
3.7
シリーズ第6作目。
最近、若尾文子の主演映画を幾つか鑑賞していたこともあり、楽しみだった回。

内容としては薄めな印象でした。
赤の他人に対して人情深く助けてあげるのに、博の独立に際しては両方にその場しのぎの回答をして大騒動に。
寅さんは人情深いがゆえか、両手をついて頼まれるとタコ社長の頼みでも断れないという弱みがあるようです。

若尾文子演じるヒロインは、寅さんからの好意を自覚して、傷付けないように断る方法を模索してくれている点で、「鈍感系」よりも感じが良い印象でした。。
ただ、迎えにきた夫のなんとも言えない溢れ出る亭主関白っぷり…。
やや後味が悪い心持ちがしました。