スコセッシフォールド全開さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

[リミット](2010年製作の映画)

1.0

再生ボタンを押す前から分かってはいたけど、狭いし暗いしで出来ることがかなり制限さ…、いや何もできない。電話でお話をするだけ。物語的にも、絵的にも退屈で、90分すら長い。全編つまらない。

アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

1.3

トマトが人間を襲うF級プロットだけで終わらせず結構な量の展開を用意してくれている。ほぼ全てハマらず撃沈だったが嫌いじゃ無い。飛行機を飛ばすし、火薬をまぁまぁ使うし、ロケ地もエキストラも大量だしで、予算>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

歌が言語の国、おとぼけ一家、カマラちゃんが可愛いし優しい、といった随所で見られるセンスはアガるけど作品の魅力には繋がらない。せっかくMCU史最短尺なのに話はシンプルだし、かと言って斬新な訳でもないし、>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

終戦直後の日本で人間の団結と復興を描く、時系列1作目に相応しい話だった。ゴジラとの闘いはここから始まった、に頷ける。VFXクオリティはさすがで、近代兵器VSゴジラをようやく見れた感動が確かにあった。民>>続きを読む

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.2

会話の間とかリアクションとか、思考をする人間の描き方としてリアルで、しかし舞台の草案のようなフィクショナル風景とのミスマッチな「逆」は見たことなさすぎる新鮮さの意味で良かった。人物の表情に全集中させる>>続きを読む

フローズン(2010年製作の映画)

2.5

あれは飛び降りても問題ない高さでしょ、という認知でいた。全然理屈は違うけど「雪面もコンクリのようにかとうなる」。

ムカデ人間2(2011年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「ムカデ人間」は映画である、という前提で2は進行する。1作目で真ん中を担当したあの女性も演者であり、まだ誰もあの屈辱体験を強いられていないところから始まるプロットは面白い。フィクショナルをフィクショナ>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

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ちょいちょいゴジラの顔変わるのおもしろい

ミサイルのAIM終わってる

ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.0

意外に起承転結がハッキリしていて見やすく、"真ん中の宿命"のフリが効いたラストに思わず唸る。う○こを出して次の人が食べるだけ、の話じゃなかった。
絵的に良いのか、食糧危機脱却の革新的アイデアなのか、い
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

世界の消滅を止めたい、という気持ちがよく分からないし、リアルなビジョンを見ても実際にやってみよう~とか有るわけねーだろ、というバイアスが働き、家族構成にイチャモン説や復讐説の現実味のある恐怖を誘う作り>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.3

微生物?とはなるけど、車強奪シーンの解像度や美術のクオリティ、規模感は逸品で、なによりトム・クルーズの全力演技でとんでも世界がリアルに映っているのがすごい。

人類を超えた"知的"生物という感想をあの
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

血、名前、家、民族。民法の絶対的な呪縛。戸籍交換の実態は、悪意あるレッテル貼り行為をする人達と社会的弱者の救済をしてこなかった国家の職務放棄による産物、そして見離された者達が「生きる」為に選択してしま>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.3

3時間半そこまでの興奮も無いし、かといって退屈でも無いしで、なんか、普通だった。次のカットで冷たくなる確定一族の最悪さとか、絶叫の回数を重ねるに連れて弱っていくモリー役の演技は良かった。冒頭のフロント>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

クローン管理場所の口外禁止の守秘義務はあったようだけど、パスワードを教えたり脱出の際のアドバイスをしたりと幇助行為は許されている。設定の甘さなのかそれとも本当に知能があるのか。クローンはクソなんだよな>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

ギャレス氏の構築する世界は奥行きがあって好き。話がどうでもよくても絵が良いので全然問題ない。見入っちゃう。

誰の死よりも自爆型ロボットの思ってもいない「ご一緒できて光栄でした」が切なくて最悪すぎた。

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.7

アドリブを疑う狂気ワンショット脱獄シークエンス。配信なのが勿体ない超絶映像。クリヘムではなく、タイラーレイク。ちゃんとロケ地を隅から隅まで使ってて好感だし、人間一人一人が自我を持っていて全く別の動きを>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

3.7

メッセージ、ドラマ、ロジックなんてものは存在しなくて、ピエロが笑ってるだけで怖いよね、の絵。

スプラッター描写よりも、焦らしプレイ描写が光って見えること、やっぱりホラー映画で得たい恐怖はこっちだよな
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.8

インタビュー、資料映像的演出、光度、焦点、遠くからのショットの音声、説明字幕。被写体を取り巻く様子を自然に見せる、情熱大陸型モキュメンタリーホラー。"それ"目的で撮り始めていないのが興味深い。日常に潜>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

いくらなんでも出来すぎている。ご都合主義も良いところ。全く野球の、日本代表のファンではないけどアガってしまった。
アロザレーナがMVP。これだけは譲らない。

母性(2022年製作の映画)

2.0

視点切り替え演出の意図が分からない。どのパートでも常に清佳に無愛想なルミ子の構図で、真実の食い違いとやらがあまり起きていない。いや見れば分かるよ、なことも補足でナレーションで説明してくるのもウザい。し>>続きを読む

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.3

アメコミ映画のアレコレをマネるだけなら誰でもできるけど、それをしっかり笑いに昇華しているのが好感度が高い。あくまで自分がスーパーヒーローだと思いこんでいるアドレナリンブシャブシャ男の話なので、小ネタの>>続きを読む

ピーター・パン&ウェンディ(2023年製作の映画)

2.7

実写化の良さはほぼ無かったし、むしろマイナスに働いていたけど、差別的な表現、ステレオタイプな女性像の排除で、リメイクした理由は見えた。

キャプテン・フックを元ロストボーイ、身体が成長しただけの子供と
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.1

プレゼント袋、トップスター、ラッピングのクリスマスギミックを上手くヴァイオレンス演出として昇華しているのは凄いし、悪党たちのチャーミングネームにすんなりコメディ映画に入れるのはありがたい。

マジック
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

4.8

反吐が出る

加害者の処遇>>被害者の救済、という日本司法のあり方。厳罰化、よりも主張するべきことがあるんじゃないかの問として秀逸であった。応報刑論ばかり議論され続けてきた日本で、様々な形で被害者遺族
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月世界旅行(1902年製作の映画)

4.3

月の生命事情、自分たちの住む地球の外形すら分からなかった時代に制作された、ロマン溢れるSF。宇宙の9割9分9厘を把握できていない現代にも通ずる探究心と、想像のままに描かれるヘンテコ世界は100年経って>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.2

子を守るとかではなく、自分のための暴力。何か理由を見つけて、都合よく解釈して、ケリをつけようとする。確かに、急に死なれても納得できない。数字は数字。事象は事象。
家父長の犠牲者、レナート。思っている以
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.9

カットがアクションを殺すと知っている人が制作側にいることと、超高耐久スーツ着用でなかなかくたばってくれない敵が無数にいること、の相性が良すぎる。一回一回長回しで戦ってくれるキアヌさん。息切れヨレヨレの>>続きを読む

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

2.6

閉鎖空間からの解放で暴れるギャレットは強すぎる女性の象徴で、どのクルーよりもソルジャーしている。勇敢さでジェンダーを破壊する。
狭いしボロいしスケスケの旋回式銃座砲塔、罵詈雑言の応酬、何やら秘密を抱え
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ビバリウム(2019年製作の映画)

2.5

宇宙人版カッコウの理不尽さがウザい話と、ビバリウムは反動物愛護なのか?という話。そこに幸せに代償はない、生きるとは何かを問うてくる。食べるものが決まってる、テレビ番組のクリエイティブ力の無さ、謎の肉体>>続きを読む

ポプラン(2022年製作の映画)

2.0

チ○チ○が時速200km/hで飛んでいく発想とか、何故か認知していて金儲けしている組織ポプランの会とか、珍々に纏わる小ネタとか、意味不明すぎて好きなんだけど、ね

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

4.8

吹き替えで(意訳のスペシャリスト、字幕よりも10倍良い)魅力にようやく気づいた字幕至上主義の奴。
あんだけバカやったのに哀愁で収めるの最高に粋な帰着。こんな素晴らしい映画を作れる人、地球にいたんだ。笑
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

2.0

生活保護システムの不完全さ、ただ仕事をしているだけの役人に罪はないけど断られた人たちは…てのが重要な訳で、瑛太の豹変シーンとあの墓のシーンは余計ではなかろうか。
身をもってケースワーカーの残酷さ(母子
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.1

空港での不穏なやり取り、距離の詰め方ですごいテロリストキャラが現れて楽しみだ!となったけどすぐに退場してしまう。ウイルスがばら撒かれたと全員が認知しだしてから退屈だったし、盛り上がりそうだったけど期待>>続きを読む