pierさんの映画レビュー・感想・評価 - 52ページ目

pier

pier

映画(3829)
ドラマ(14)
アニメ(0)

トリポリ魂 海兵隊よ永遠なれ(1942年製作の映画)

3.0

海兵隊の鬼軍曹のもとに、彼の親友の息子が新入りとしてやって来る。
モーリン・オハラにちょっかい出して、薬ではなく辛子を塗りたくられるところが良い気味だった。

カレー大空襲(1943年製作の映画)

3.6

イギリスの奇襲部隊がフランス市民と協力して、ナチの軍事工場を爆破する。
自由のために戦う重要性を説くプロパガンダ。

カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)

3.0

美女プロレスラーと老マネージャーがチャンピオンを目指す物語。
評価高めのロバート・アルドリッチ監督の遺作。
ピーター・フォークの演技は相変わらず良いとして、個人的にはあまり好きになれない内容。
ただ、
>>続きを読む

鬼畜(1978年製作の映画)

4.1

浮気相手との間にできた3人の子供。
長男の子役の目力にやられる。
"父親じゃない"の真意は意見の分かれるところ。
上手く説明できないが、彼の涙は強い意志の表れで、単純に大人を憎むとか許すとかいうもので
>>続きを読む

アリゾナ(1939年製作の映画)

3.9

男勝りなジーン・アーサーに、初々しいけど頼りになるウィリアム・ホールデン。
場面が切り替わるタイミングも絶妙。
そして、悪役はとことん姑息なクズに限る。

血ぬられし欲情(1952年製作の映画)

3.5

ナイフの使い手でもあるジム・ボウイの半生を描いた西部劇。
8人の男の命に値する女はいない、という台詞は全くその通り。
暗闇での決闘、手首を縛っての決闘などもあり。

スパイ(1939年製作の映画)

3.0

第一次世界大戦中、英独によるスパイ同士の騙し合い。
スリルがなく物足りなかった。

戦略爆撃指令(1948年製作の映画)

3.5

1943年、独軍に手こずる連合軍。
司令官としての苦悩をゲイブルが体現。
戦争映画と言っても、渋い男優たちによる台詞合戦がメイン。

これがアメリカ艦隊(1934年製作の映画)

3.4

キャグニーは何を観てもキャグニー。
喧嘩っ早くて向こう見ずだけど、危険を顧みず英雄になる。
古き良きアメリカらしい陽気な映画。

ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)

3.7

黒人と汚職警官のアクション。
ワイスピの印象が強いタイリース・ギブソンが、寡黙で優しく正義感もある男だった。

アロウヘッド(1953年製作の映画)

3.1

敵を倒したいなら、まず敵をよく知る事。
実在の人物らしいが、アパッチを知り過ぎて彼らへの憎悪が凄まじい。
ジャック・パランスはこういう役が似合う。

愛馬トリッガー(1946年製作の映画)

3.2

馬殺しの汚名を晴らすため、愛馬トリッガーを育てて牧場へ戻る。
競馬のレースシーンが一番の見どころ。

銀の鞭(1953年製作の映画)

3.2

捕まえた強盗団に対し、裁判と私刑の間で争う男たち。
御者の青年の成長物語でもある。

女だけの都(1935年製作の映画)

3.7

17世紀前半のフランドル地方。
女性の強さや柔軟さを見せつけた作品。
男たちの日和見主義的な感じや、訪れるスペイン人の世渡り上手な感じが面白おかしく描かれている。

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.4

幸福の香りを放つ新種の植物。
それを持ち帰った事から、やがて奇妙な行動に出るように。
それを幸せと呼ぶなら幸せなのだろう。
不気味ではないにしろ違和感のある音楽も、話が進むにつれて慣れてくる。

肉体の冠(1951年製作の映画)

3.8

すべてはシモーヌ・シニョレの存在が招いた罪。
破滅の道を辿るのに、こんなにお洒落に描けるとは。

情婦マノン(1948年製作の映画)

3.3

愛と金、両方は手に入らない。
自ら不幸な道を歩んで行ってる気がして、あまり響かなかった。

悪人伝(2018年製作の映画)

4.2

ヤクザと刑事が手を組んで、サイコパスを捕まえる。
マ・ドンソク兄貴の体なら、少々刺したところで死にそうにない。
この手の韓国映画はやっぱり面白い。

レジェンド/光と闇の伝説(1985年製作の映画)

2.3

北欧の神話か何からしいが、予想以上につまらない。
『ブレードランナー』を撮った監督とは思えない。
見覚えがあると思ったら、『ブリキの太鼓』の少年だった。

戦雲(1959年製作の映画)

3.3

舞台は第二次世界大戦のビルマ。
米軍とゲリラ隊が日本軍に苦戦する。
個性溢れる役者が脇を固めた、フランク・シナトラのための映画。
スティーブ・マックイーンやチャールズ・ブロンソンは、『荒野の七人』や『
>>続きを読む

上海の伯爵夫人(2005年製作の映画)

3.6

舞台は1936年の上海。
アメリカの元外交官とロシアの未亡人の恋。
監督アイヴォリーと脚本カズオ・イシグロのタッグ再び。
時代背景に反して政治色は強くなく、雰囲気のある人間ドラマ。

上流社会(1956年製作の映画)

4.1

グレース・ケリーの最後の出演作なのが勿体無い。
本人役のルイ・アームストロングが、最初と最後にきっちり締めてくれる。

美女と野獣(1946年製作の映画)

3.9

ジャン・コクトーの幻想的な『美女と野獣』。
横柄な振る舞いからではなく、両親が精霊を信じないからという理由で野獣になった王子。
終始優しく紳士で、知性に溢れているのが魅力的なところ。

ミッドウェイ囮(おとり)作戦(1944年製作の映画)

3.2

真珠湾攻撃から3ヶ月。
ミッドウェイに備える裏で、米軍が分散していると見せかける囮作戦を展開。
理由を知らないまま、攻撃を禁じられる海軍兵士。
前半は地味な人間ドラマ、後半にかけて迫力のある戦闘シーン
>>続きを読む

カウボーイ&エイリアン(2011年製作の映画)

3.1

このキャストなら、正統派の西部劇で十分楽しませてくれたはず。
なのに、何故かエイリアンが襲撃してくる展開。
ダニエル・クレイグ自体は、下手したらボンドよりカッコよかったかも。

罪の天使たち(1943年製作の映画)

3.0

情熱はあるが頑固で高慢な修道女と、修道院の扉を叩いた元受刑者の交流。
俗世に生きる女性なら魅力的だと思うけど…。
少し退屈と言えば退屈。

一度も撃ってません(2020年製作の映画)

3.9

殺し屋を装った、ハードボイルド作家。
トレンチコートを着ると様になるが、普段は妻に頭の上がらないお爺ちゃん。
お馴染みの阪本組も勢揃いして、ちょいちょい小ネタを挟んでは、真面目にふざけている映画。
>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.6

一度崩壊した家族再生の物語。
音楽というよりは、家族との愛情や絆を中心に描いている。
身内であるが故に傷付けてしまうのはよく分かる。

笛吹川(1960年製作の映画)

3.4

戦に出ては虫けら同然のように殺される、農民たちの代々の歴史。
高峰秀子の老けメイクが凄くて、誰かわからないほど。

流れる(1956年製作の映画)

4.2

大女優オールスター。
18年ぶりに女優復帰したという、栗島すみ子がさすがの存在感。
花街の女たちの生き様を、女中目線で追うと観やすく面白い。

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

犯罪の手口云々より、華やかな衣装に身を包んだ女優たちの共演が見どころ。
ケイト・ブランシェットがカッコいい。

ラスト・ショー(1971年製作の映画)

3.5

青春の物悲しさが、画面いっぱいに溢れている。
親友の突然の死、朝鮮戦争出兵、映画館の廃業などを通して、ひとつの時代の終わりを描く。

カリブの熱い夜(1984年製作の映画)

3.7

元フットボール選手で失業中の男。
ある上流階級の女性を追跡する仕事を引き受けるが、任務を忘れて恋に落ちる。
『過去を逃れて』には遠く及ばないが、思った程悪くもない。
ジェーン・グリアがまだまだ美しいの
>>続きを読む

ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.8

滅びゆく階級制度の中で繰り広げられる、貴族たちによる最後のゲーム。
愛も分からないまま遊び呆けて、お互いに傷つけ合い、そして我に返る。
非情な人たちの集まり。

廿日鼠と人間(1939年製作の映画)

3.6

叶わぬ夢を追う日雇い労働者。
頭の弱い大男とずる賢い小男。
深い友情で結ばれていた2人だったが、遂に解決しきれないトラブルを引き起こす。
せめて自分の手で、という最後の思いやりが切ない。
ジョン・スタ
>>続きを読む

キャプテン・ウルフ(2005年製作の映画)

3.3

軍隊のように子守りしようとして、振り回されるヴィン・ディーゼル。
レッド・ベビーも鴨でさえも、皆良い仕事した。