pierさんの映画レビュー・感想・評価 - 53ページ目

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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.7

タイプの違う刑事が、それぞれの正義を胸に事件を追う。
ラッセル・クロウの純真さが魅力的。
ガイ・ピアースの計算高さと対照的。
'50年代のハリウッドが舞台なのも良し。

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

3.8

文明社会に背を向けて、銃でしか生きられなかった男たちの姿を描く最後の西部劇。
スローモーションの銃撃戦が印象的。
それにしても、皆年齢以上に老いて見えた。

ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.4

超高速ネズミと警官がコンビを組み、宿敵と対峙する話。
ソニックに鬱陶しさがないため比較的観やすく作られている。
光の速さで連れて行かれる亀が可哀想。
悪役のジム・キャリーはいつもと変わらないジム・キャ
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さよならコロンバス(1969年製作の映画)

2.9

釣り合わない男女のひと夏の恋。
些細な事で悩み、くだらない事で衝突する。
中産階級の生活も、彼らの青春も、振り返れば馬鹿馬鹿しく思える。
2人とも濃くて爽やかさが皆無。

ハリケーン(1937年製作の映画)

3.5

南海の楽園での挙式から一転、突如巨大ハリケーンが襲う。
美しい景色も人間の文明社会も、自然の猛威の前では到底敵わない。
前半は脱獄劇、後半は災害パニック。
そして、ラスト20分の大迫力。
特撮の技術が
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.6

貧乏な発明家エジソンと、裕福な実業家ウェスティングハウスによる電流戦争。
互いに相手を蹴落とすパフォーマンスが激化する。
アイデアを生む者が後世に残る。
英国俳優らの共演も良かった。

ネヴァダの男(1950年製作の映画)

3.3

脱獄犯が盗んで隠した金を巡って、三つ巴の戦いに。
暴れ馬を乗りこなし丸腰を装う等、ワケありな感じを醸し出しているランドルフ・スコットだが、普通と言えば普通の展開。

スエズ(1938年製作の映画)

3.3

あらゆる苦難を乗り越えて、運河を完成させるまで。
終盤の砂嵐が見せ場。
大統領夫人のロレッタ・ヤングに、最後まで感情移入できずに終わる。

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.8

復讐に燃え、罠を仕掛け始めたあたりからテンション上がる。
骨や内臓を文字通り鷲掴み。
1作目の映像がエンドロールで流れ、方向性の変化を実感。
これはこれで良いけど。

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

3.2

命知らずの男が、ワールド・トレード・センターで命綱なしの綱渡り。
本番よりロープをかける方に神経を使っているように見えた。
取り敢えず、極限の緊張感。

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.7

あの風貌でクリント・イーストウッドは、違和感でしかない。
未来は自分で切り開くもの。
当たり前だけど良い事言う。

舞踏会の手帖(1937年製作の映画)

3.9

過去から解放されたと言うべきか、美しい思い出を失ったと言うべきか…。
男性側はわりと気の毒。

大いなる幻影(1937年製作の映画)

3.8

人種を超えた仲間意識や恋愛などを、日常と変わらない雰囲気で映し出す。
これは全て大いなる幻影かもしれないが、映画的で美しい。

地の果てを行く(1935年製作の映画)

3.5

全財産を失った殺人犯の男が、スペインの外人部隊へ入隊する。
砂漠で呆気なく戦死していく虚無感が伝わってくる。

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.0

見世物小屋にいた奇形の青年の生涯。
知的で心優しいところが一層切ない。
音楽も印象的。

我等の仲間(1936年製作の映画)

3.9

男同士の友情が仏映画の良さなのに、これでは誰も浮かばれない。
と言っても、この終わり方で良かった。
シャルル・ヴァネルの人間臭さも然り。

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.6

重病の女王のため治療薬を求めて旅に出る、一風変わったドリトル先生。
吹替版にて鑑賞。
ロバート・ダウニー・Jr.と言えば藤原啓治。
これが遺作とは到底思えない。
しっかり者、お調子者、臆病者…と様々な
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.6

スーツ大量生産。
不眠症やらパニック症状やらで、今回もわりとボロボロになる。
厄介な人間兵器を作り出したせいで爆破炎上の連続。

夜は我がもの(1951年製作の映画)

3.7

事故で突然視力を失った男が、施設での交流を通して希望を取り戻すまで。
最後の最後、薔薇の花束に感動。

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.7

未来に過去に忙しい。
どの時代に行っても、親子で同じ事をしている。

うたかたの戀(1935年製作の映画)

3.3

官能美な2人の共演。
美しさと儚さが主な見どころ。
それ以上でもそれ以下でもない。

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.7

あんな自由自在にタイムトラベルできたら、大変だけど楽しそう。
音楽がワクワク感を倍増させている。

ゴルゴダの丘(1935年製作の映画)

3.0

キリストの磔刑から復活まで。
かなりざっくりと進む。
映画としてはあまり面白くない。

思秋期(2010年製作の映画)

3.0

怒りでしか感情を表現できない自暴自棄の男と、夫のDVに悩むものの一歩が踏み出せない女の交流。
人生の秋はどこか寂しい印象があるが、本作は暗く重たい雰囲気。
動物が好きな人にはオススメしない。

旅路の果て(1939年製作の映画)

4.2

隠居した役者が集う養老院を舞台に、彼らの旅路の果てを描く。
君は役を演じ、私は役を生きた。
そんな台詞はなかなか言えない。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

ヒーロー達による壮大な喧嘩。
ブラックパンサーや勧誘されたスパイダーマン、アントマン等コスプレ満載で楽しめる。
やっぱりバッキーが一番カッコいい。

北ホテル(1938年製作の映画)

3.6

舞台はパリの北ホテル。
若い男女が心中を試みるが、隣室の男に邪魔される。
彼女を死なせたと思い込み自首する男と、一命を取り留めて安ホテルで働き始める女。
励ます一方で、自身も心に傷を持つ中年男ルイ・ジ
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王子の幻影(1941年製作の映画)

3.3

独軍によるオーストリア侵攻。
王子は一度は海外逃亡するものの、国民のために戻る事を決意する。
開戦間近から直後のリアルタイムな戦意高揚映画。

東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)

3.7

1980年の旧東ドイツ。
秘密警察によって監視される女性医師ニーナ・ホス。
医師としての使命、恋人、将来を考え揺れ動く気持ちを繊細に表現。
クリスティアン・ペッツォルト監督は、無言ですべてを物語らせる
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

衣装デザインは無論、内容もキャストも素晴らしい。
四姉妹をはじめとする人物の心情を丁寧に描き、じっくり落ち着いて観られる。

ライブリポート(2019年製作の映画)

3.2

特に捻りなしの普通の誘拐事件。
64分後に娘は死ぬと言われてから、同じ尺で話が進んでいく。
生配信で手ぶれ感のある映像が続くため、苦手な人は落ち着かないかも。

セントルイス(1949年製作の映画)

3.2

行動を共にしてきた男たちの仲違いというか、ちょっとした意見の食い違いが招いた結果。
アレクシス・スミスが良い女。

熱砂の秘密(1943年製作の映画)

3.7

『少佐と少女』からの本作で、同じ監督とは思えない振れ幅。
給仕係として仕方なく二重スパイのような任務を行う事になり、全編スリルがある。
シュトロハイムは佇むだけで恐い。

お熱い夜をあなたに(1972年製作の映画)

3.7

効率主義のアメリカ男が、イタリアでのんびりした民族性に感化される話。
ジャック・レモンが意外と真面目で、ホテルの支配人に食われ気味。

鉄格子の彼方(1949年製作の映画)

3.3

歯痛が原因で逃亡を中断するという、やや特異な設定。
港で出会う母娘との交流が中心。
邦題のわりには、意外とあっさり港に入れてしまう。

生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)

4.5

ナチス相手に一世一代の大芝居を打つ。
思想は支配できない。
こんな脚本、よく思い付くものだと感心。
劇団員も兵士もゲシュタポでさえも、愛すべきキャラクターに見える。
キャロル・ロンバードが『ハムレット
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